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シーグラス物語※10 作品⑨ シーグラスお土産

谷地頭から市電に乗って帰ろうと思ったら、
ちょうど電車が行ってしまいました。

ぽっかり時間が空いてしまったので、
駅の目の前にあったお土産屋さんに立ち寄り、時間を潰すことにしました。

店内を見ていると、店主の方が声をかけてくださり、
お店の商品を色々と紹介してくれました。

そんな流れの中で、私のカバンに付けていた
シーグラスキーホルダー が目に入ったようで、


「それ素敵ね」

と言ってくれました。

これは今年の函館出張中に、
函館の海で拾ったシーグラスを使って
自分で作ったキーホルダーなんです

と話すと…

店主さんの目の色が変わったように
ぐっと食いついてきました。

「詳しく聞きたい」

と言われたので、
これまで函館で作った一連の シーグラス作品 をお見せしました。

すると店主さんが一言。

「私もほしい!」

さらに、

「あなた、個展でも開いた方がいいわよ」

そしてまさかの一言。

「売れるから、うちのお土産屋に置いていきなさい」

さすがにそれは冗談だろうと思い、

「いやいや、素人の夏休みの工作の延長みたいな作品なので、売れませんよ」

と答えました。

すると店主さんが話してくれたのですが、
このお店には店主さんが好きな芸術家の作品がいくつか飾ってあり、
個展に出向いて気に入った作品を買い、
非売品のお土産として展示しているそうです。

そして、

「あなたの作品は、そのくらい魅力がある」

と言ってくれました。

正直、冗談だと思いました。

でも、
これも何かのご縁。

売れなくてもいいので、
試しに少し置いて帰ろうかな
と思うようになりました。

(これで 3人目の顧客?笑)

ただ問題が一つ。

この時すでに
シーグラスの在庫はほぼゼロ。

しかも
• ペンギンズカフェ工房さんの作品も作らないといけない
• 出張終了まで残り数日

「間に合うのか…?」

そう思いながらも、
急いで海にシーグラスを拾いに行き、

本業の 馬の調教 をしながら
• 昼休み → シーグラス集め
• 夕方 → 製作

という生活に。

「自分はいったい何をしに函館に来たんだろう…」

と思いながらも、

作品を待ってくれている人の
喜ぶ顔を想像しながら

残りの時間を使って一生懸命作りました。

そしてなんとか完成。

プレゼント兼、
納品?笑
を済ませて…

お店のお土産コーナーの
真ん中に置いていただきました。

ちなみに、
売れたかどうかは分かりません。

もし今年も函館に行くことになったら、
結果を聞きに行こうと思っています。

もともとお金を稼ぐために
作っていたわけではありません。

ただ、海で拾ったシーグラスで
好きなものを作っていただけでした。

それがこんな形になるとは、
思ってもいませんでした。

もし売れていたら、
次のシーグラス作品の
材料費に充てたいと思います。

このあと函館を離れ、
自宅へ帰ることになりますが…

実は、帰ってからも
またシーグラス作品を作りました。

気になる方は、
ぜひまた覗きに来てください。



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