心の迷いと、静かな光
怖くて、孤独だった。
それでもわたしは、自分に正直でいることを選んだ。
𓂃𓈒𓏸
あなたは、どんなときに自分に正直でいられますか?
そのままの自分を、まるごと抱きしめられていますか?
わたしは、いつも正直でいたいと思っている。
それは、時に怖くて、寂しくて、
誰かと深く分かり合えない痛みを感じることもあるけれど、
それでも逃げずに、自分と向き合ってきた。
これは、誰かとの特別な関係の話じゃない。
ただ、自分の中の曖昧で見たくなかった部分に、
そっと目を向けることを選んだ、わたしの物語。
言葉にして、自分の気持ちを伝えた。
誰かから返事がほしかったわけじゃない。
ただ、自分の本音を、自分でちゃんと受けとめたかった。
けれど時に、「こんなふうに向き合う自分は、おかしいのかもしれない」
そう思ったことも、たくさんあった。
めんどくさそうにされたり、
その場から逃げるように離れられたり、
聞いているふりで、心を閉ざされたこともあった。
そんなとき、全部自分が悪いんだと思い込んでいた。
でも今ならわかる。
わたしの姿は、相手の中にある「見たくない部分」を映していたのかもしれない。
向き合わないことが悪いわけじゃない。
その人には、その人なりの守りたいものや、
まだ触れられない痛みがあるのかもしれない。
だからこそ、あえて背を向けるという選択も、
その人なりの精一杯の生き方なのだと思う。
それでも——
わたしは、わたしをあきらめなかった。
確かなものなんて何ひとつ見えていなかった。
でも、心の声だけはたしかに聞こえていたから、
その声に従って、一歩ずつ前に進んだ。
そして、しばらくして訪れたのは
川のせせらぎのような静けさだった。
迷いも、揺れも、少しずつ落ち着いていった。
若いころ、「竹を割ったような性格だね」と言われたわたしが、
今では静かな場所で、そっと目を覚まし、
そのままの自分に、ようやく触れられるようになった。
これからは、流れに身を委ねながらも、
自分の足元を、しっかりと見つめていきたい。
やわらかな光のなかで、蝶が舞うように。
わたしの歩みは、やさしく、でも確かに続いている。
心が軽くなり、わくわくと未来を想う。
誰にも流されず、自分のリズムで進んでいける場所。
それが、わたしの自由。
そこには、家族の笑い声や歌声が響いている。
困った顔も、うれしい顔も、寂しい顔も、疲れた顔も——
どれもが、わたしの大切な宝物になっている。
逃げずに、自分と向き合ってきたからこそ、
いま手の中にあるあたたかなものに気づけたんだと、そう思える。
そして今、ようやくはっきりとわかった。
人は誰しも、弱さを抱えている。
だからこそ、わたしは、わたしのままでいよう。
それが、わたしのいちばんの強さなのだと。
迷いながらも、あきらめなかったわたしの心に、
そっと射していたのは——静かな光だった。
弱さを抱えたままでも踏み出せた、あの一歩を——
あなたは、覚えていますか?
𓂃𓈒𓏸
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
この言葉の中に、あなたの心にそっと残るものがあれば、うれしいです。
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