【右脳の氷化現象】 感情大爆発を見せつけられると、氷点下の目線で相手を見つめてしまう癖
目の前の相手が感情を爆発させているとき、逆に自分が極度に冷静になる瞬間はないだろうか。
私にはある。
感情をむき出しにしている相手を前に、私の心は氷点下マイナス1,000度ぐらいの状態になり、ただただ相手を冷ややかな目線で見つめてしまうのだ。
ヒステリック体験① : ドラマ仕立てでキレる母
私が幼少期から中学高校にかけて、母はヒステリックになることが多かった。理由は年代によって様々だが、中でも、私の病気は母にとって最大の壁だったと思う。その壁を含めた日々の鬱憤を、爆発させる事が度々あった。
たとえば小学生の頃、姉が片付けの中途半端な家に友達を連れてきたと母に報告したとき。それを知った母は、姉の目の前で大泣きした。「なんで勝手に友達をあげたの!!!あぁぁぁぁぁぁぁ!」まるでドラマのように泣き崩れて大泣きした。私は妙に冷静で「ドラマのようだな」と思いながらその様子を見ていた。
私が中学1年のとき、土佐清水病院に通って薬代がかさんでいた頃、母は突然「アンタはこの家の金取り虫よ!!!」とまたドラマばりに叫んだ。そのときの私は、やっぱり冷静で「金がかかるのは事実だね。でも、親なのにその台詞はないと思った」と普通に返していた。
ヒステリック体験② : 中学高校時代の部活仲間
学生時代の部活仲間(もはや今ではかけがえのない旧友で、全員と交友が続いている)に、ヒステリックな子がいた。正直、ヒステリックすぎて、部活仲間以外に、当時その友達にはちゃんとした友達がいなかったと言っていい。
ある日、その子から連続でメールが届いて、急いで部室に向かったら、案の定ブチギレられた。まるで子どもの癇癪のように「何回もメールしたのになんですぐ来てくれないの!?!?もう織のことなんて信用できない!!!!」と大泣きして叫ばれた。
そのときの私はというと、ドラマ仕立ての母を目の前にしたときと同じように冷静で「ふうん。ごめんね」と返しただけだった。心の中で「この人、相手がスーパーマン並みに瞬間移動してくれないと、こんなに怒っちゃうんだ」と思いながら、泣きわめく姿をただ冷静に見つめた。あまりに無表情だったのか、友達は私の顔を見て静かになった。
ヒステリック体験③ : 京都でブチギレる留学生
高校のとき、京都旅行があった。そのチームに、中国からの留学生がいた。その子はどうしても舞子に会いたがっていたが、「時間的に寄る暇がない」「お土産を買う時間がなくなる」と他の子が話していたら、八橋を道路に叩きつけて、ブチギレてしまった。皆かなり動揺したらしいが、その時ジャンケンで負けてリーダーをしていた私が、あまりにも冷静な顔をしていたらしく、「織を見てどうにかなると思った」と後で伝えられた。
ちなみに、そのときの私の対応は、班行動中の規則破りで怒られるのはリーダーだけと聞いていたため、集合時間は破る前提で舞子に会って、それからお土産も買って帰ればいい、行きたい所回ろう、というものだった。「仲間割れで、分断してはぐれそうでした」とでも言えば、私の責任も軽くなる見込みだった。
感情的なヒステリックにさらされると右脳が停止して左脳のみ活動する
脳は、強いストレスや圧にさらされると、一種の「防御反応」として感情を一時的に遮断する現象があるらしい。感情爆発の場面で、怒りや同情よりも、無感情かつ無表情になる理由はこれだ。
また、「離人感」や「観察者モード」と呼ばれる、感情が高ぶった空間で冷静に状況を見守る機能もあるらしい。右脳は本来直感的で、その場の空気を繊細に捉えるが、情動が過剰すぎると、右脳は受信を止めて凍結状態になってしまう。
私が持つ「冷ややかな目線」は、右脳的共感回路をシャットダウンし、左脳の分析モードに完全に切り替わった状態だと言える。
何度も感情爆発を目にすると、脳は、反応パターンとしてそれを学習し、「無駄に怒っている人に左右される事なく、逆に心底冷静になる」という癖がついてしまうようだ。なんとも面白い現象だ。
この目線は、冷たさなのか?知恵なのか?
あなたにも、こんな目線はないだろうか。
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