【感情にラベルをつけない】『からだのきもち絵本』が親子で『自己肯定感』を育む理由💗
はじめに
昨日、『自分を責めてしまう人を減らしたい。その理由』という記事を投稿しました。
あの記事では、臨床心理士として心理支援を続ける理由と、
安心を取り戻す過程で見えてきたこころの動きを綴りました。
今日はもう一つの活動、『絵本づくり』についてお話しします。
なぜ、私たちが絵本を必要としているのか。
その答えは、私たちが『感じる力』を失ってきた背景の中にありました。
支援の現場で見えてきたこと
カウンセリングの場では、こんな声をよく耳にします。
『子どもを愛しているのに、どう接したらいいかわからない』
そう話す人の多くは、幼い頃に
自分の気持ちを受け止めてもらえなかった経験を抱えています。
感情を否定されたり、『我慢しなさい』と繰り返し言われたり、
いつも『よい子』でいるように求められたり。
そうした経験を重ねるうちに、
自分の気持ちを感じるよりも、
周囲の期待に応えることを優先して生きるようになります。
やがて大人になるころには、
『子どもの感情をどう受け止めればいいのか』が
わからなくなってしまうのです。
親が悪いわけではありません。
ただ、感じ方の見本を持てなかっただけ。
そして、感じ方を忘れているだけなのです。
親が悪いわけではありません。
ただ、感じ方の見本を持てなかっただけです。
そして、感じ方を忘れているだけなのです。
『感じる力』を取り戻すこと
からだの感覚に意識を向けると、
長いあいだ張りつめていた緊張が、少しずつほどけていきます。
『本当は、こんなふうに感じていたんだ』
そう気づく瞬間に、人は少しずつ、
自分の本当の気持ちを思い出していきます。
その体験こそが、安心のはじまりです。
そして、そこから人とのつながりが
あたたかく戻っていきます。
絵本を「見本」として届けたい理由
心理支援の現場で気づいたのは、
感じ方の見本があれば、人は変わっていけるということです。
だからこそ、ことばだけでなく、
日常の中でやさしく伝わる形として【絵本】を選びました。
ページには、子どもの気持ちを否定せずに見守る場面が描かれています。
巻末だけでなく物語の中にも、心理士によるガイドを添え、
親が安心して子どもの感情に寄り添えるよう構成しています。
絵本は、子どものためだけではありません。
親のこころにも、『見本』を届けるツールなのです。
もう一つ、見えてきたこと
心理の現場で出会う多くの人が、
自分の『からだの感覚』に気づいていません。
『今、どんな気持ち?』と尋ねても、
『わかりません』と答える子どもたち。
『胸のあたり、どんな感じがしますか?』と聞いても、
『何も感じません』と答える大人たち。
けれど、誰もが本当は感じています。
ただ、その感じ方を忘れてしまっているだけなのです。
からだに意識を向けることで、
長年の緊張がゆるみ、
こころが自分自身に戻る感覚が少しずつ蘇ります。
フォーカシングとの出会い
臨床心理士としての学びの中で、
フォーカシングという技法に出会いました。
フォーカシングは、からだの感覚に耳を傾けることで、
自分の気持ちに気づいていく方法です。
『胸のあたりがモヤモヤする』
『お腹がザワザワする』
『頭の中がぽわんとする』
このような、ことばにならない感覚を感じ取ることから、
自己理解が始まります。
感情は最初から言葉になっているわけではありません。
まず、からだの感覚として現れます。
その感覚を味わうことが、自分を理解する第一歩なのです。
オノマトペで感じる世界
【からだのきもち えほん】シリーズでは、
オノマトペを通して感覚を表現しています。
『モヤモヤ』『ドキドキ』『ザワザワ』『ぽわん』『しーん』
オノマトペは、感じたままの音を伝えます。
子どもにとっては難しい言葉よりも、
音としての感覚のほうが自然です。
『胸の中がザワザワする』『頭の中がぽわんとする』
そんな言葉が出たとき、
親は『ザワザワは胸のどのあたりにいる?』と尋ねられます。
そのやりとりの中に、安心とつながりが生まれます。
感情にラベルをつけないということ
多くの絵本では『これは悲しい気持ち』『これは怒り』と教えます。
けれど、このシリーズでは、感情を言葉で決めるよりも、
からだの感覚をそのまま感じ取ることを大切にしています。
『胸がモヤモヤする』という感覚は、
悲しみかもしれません。
不安かもしれません。
何かを伝えたいサインかもしれません。
大切なのは名前ではなく、感覚をそのまま味わう時間です。
親子で『今ここ』を感じる時間
【からだのきもち えほん】は、読んで終わる絵本ではありません。
ページを開きながら、親子で感じる時間を共有する絵本です。
『ぽわんは体のどこにいる?』『しーんって、どんな感じ?』
子どもがゆっくりと自分の感覚に気づいていくその時間が、
安心の種を育てていきます。
親も一緒に感じてみてください。
『胸のあたりがぽわんとしてきた』『頭の中がしーんとしている気がする』
親子で同じ『今ここ』を感じる時間が、
安心を育て、自己肯定感の芽を育てます。
あなたも一緒に感じてみてください。
『胸のあたりがぽわんとしてきたよ』
『頭の中がしーんとしている気がする』
親子で同じ『今ここ』を感じる時間が、
安心を育て、自己肯定感の芽を育てます。
大人にも読んでほしい理由
【からだのきもち えほん】は、子どもだけでなく、
大人にも手に取ってほしいシリーズです。
日々の忙しさの中で、自分の感覚に気づく時間を
失っている人が多くいます。
絵本を読むことで、
『胸のあたりが少しザワザワしている』『お腹の奥があたたかい』
そんな感覚に気づくことがあります。
その瞬間こそが、自分へのやさしいセルフケアになります。
絵本に込めた願い🍀
『安心できる関係性が、次の世代へ受け継がれる社会をつくりたい』
その願いを、絵本という形にしました。
親子でからだの感覚を味わう時間は、
言葉を超えた『今ここ』の共有です。
その体験を重ねることで、
『どんな感覚も大丈夫』『どんな自分も受け止めてもらえる』という
安心が少しずつ育まれます。
絵本とワークブックのご紹介
これまでに出版した絵本とワークブックを紹介します。
📘【からだのきもち えほん】シリーズ(全10冊)
📘【ぴーちゃん、そらへ】
📘【未来ちゃんといっしょに】
📘【ぼくの名前はたろう】
📘【家族のはじまりは、はなちゃん】
📘【1日5分 親子で育てる自己肯定感 30日ワークブック】
どの作品にも、『感じる力』を育てる工夫を込めています。
【1日5分 親子で育てる自己肯定感 30日ワークブック】は、
絵本の世界を体験に変える一冊です。
1日5分の小さな時間で、親子が『感じる・考える・伝える』を積み重ねていきます。
書き込みながら、一緒に遊びながら、自分や子どもの内側にあるやさしさに気づいていく。
そのプロセスが、自己肯定感の土台を育てていきます。
👉 詳しくはこちら:活動まとめページ
終わりに
もし今、
『子どもへの接し方に迷っている』
『自分の気持ちがわからない』
そんなふうに感じているなら、
どうか絵本を開いてみてください。
ページをめくるその時間が、
あなた自身のこころをゆるめる時間になります。
📘【からだのきもち えほん】シリーズは、
Kindle Unlimited でも無料でお読みいただけます。
スマートフォンやタブレットから、
すぐに親子で『感じる時間』をはじめてみませんか。
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日々の暮らしの中で、安心を思い出せる場所として。
同じ想いを持つ人たちと、やさしくつながれる場として。
🕊️あなたの感じる力が、また少し息を吹き返しますように。
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