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教授からのメール

今の職場を去り、新しいステージへ進む決心をしたことを、かつての上司にメールしたところ、すぐに返事をもらった。

「大変嬉しいメールありがとうございます。
向上心は今後も生活の一番のエネルギーになりますよ。しっかりと持ち続けましょう。
りょうさんの強みは共感力だと思います。
相手の立場で物事を感じ、考え、行動でき、当事者に一番寄り添って支援できることにつながっていきますね。どうぞ、その強みを発揮してご活躍ください。応援しています。」

私にとって、こんなに力強い応援メッセージがあるだろうか。言葉には、こんなに力があるんだと改めて実感した。

この教授も支援に携わる仕事をしている。支援者にとって、相手にまっすぐな言葉を自然に届けるのは一種の技術だ。そして、教授はおそらく、自分が届けた言葉が私にどう伝わるかまで考えて届けている。今振り返ると、5年前、この教授の元を去り大学の事務職を辞めてまで「私も支援者になりたい」と考えるようになったのは、この教授の影響が強くあったのだと思う。

言葉は心に確実に残る。
相手に同じ内容を伝えるにしても、支援するにあたってどう伝えるかは支援者がコントロールできる。相手が受け取れる状態にあるのか、どう受け取るかも含めて伝えるのが支援の本質だと感じる。教授のメールにあった「相手の立場で物事を感じ、考え、行動でき、当事者に一番寄り添って支援できる」というのは、支援者に必須の資質なのではないか。

実際に仕事の中で、相手の話をどう受け止め、どんな言葉で返すかに悩む場面は何度もあった。正しさだけでは届かず、言い方一つで相手の表情やその後の行動が変わることもあった。だからこそ「どう伝えるか」「相手がどう受け止めるか」は支援者が向き合い続けるべき課題なのだと感じている。

少なくとも教授は、私にその資質があると思ってくれている。そのことが、今の私には何より心強かった。

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