2025年7月3日 脳腫瘍摘出までの段取り
2026年7月3日 生命力
さとこは我が家の小さな庭を大切に丁寧に手入れしておりました。
メインであるバラは以前もお話ししましたが、闘病開始後に斜め向かいの優しいKさんが引き取ってくれ、私たちには出来なかったくらい大輪の花を咲かせてくれております。
今、我が家にはラベンダーのみが残っておりますが、いつ植えたのか分からないほどの古株で母には毎年、
「もう死んでるんじゃないの?」
と言われ続けておりました。
でも、ほんの少しですが毎年、小さな花が咲いて良い香りを出してくれているのです。
「とは言っても、そろそろ本当にだめかもしれない。だけど、さとこの残したものは出来るだけ大切にしていきたい。」
そう願って今年も雪でかまくらを作り冬眠させ、春になり移動。
お水や栄養を与え続けました。
すると、新しい葉が青々と出てきまして、今まで見た事がないほど元気に咲いてくれたのです。
他のラベンダーから比べると密集もしていませんし、スカスカ感は否めませんが、私にとっては世界一きれいでかわいい姿を見せてくれております。
さとこが乗り移ったとまでは言いませんが、さとこが旅立った翌夏にこの景色を観れたことは私にとって大きな喜びになっております。
ちなみに私は土いじりが苦手です。
虫が大嫌いだからです。
テントウ虫やカブトムシ、蝶々もダメなくらいで。。
でも、しっかり見守っていこう。

私の中では満開のお花畑です。
2025年7月3日 前向きに・・
朝、さとこよりLINEが届く。
「夜中2時、5時。吐き気と嘔吐で目覚めトータル5時間睡眠って所かな。
ネンは寝られた?」
「木曜日は朝からシーツ交換だし採血だ採尿だ点滴だで起きるし腰も若干痛いし、朝からなんか疲れてる。」
「今日呼ばれたら脳神経外科外来に受診してくる。
もしかしたらある程度何か話されるかもしれないからメモ帳とボールペンを持参するわ。」
その後も、
「今日,急遽放射線科にもかかる事になった。
でだ、さっき脳外科に行ってきた。
I先生という方が対応してくれた。
癌が脳転移したのは間違いない。
部位は右後頭葉。
大きさは3センチ。
オペ適応。
目がチカチカしていたのはてんかん発作で、左に視野狭窄があり、今後もそれは残る。
基本は放射線で腫瘍を小さくして手術が通例だが、
①放射線をかけることで腫瘍の周りの脳を圧迫している状況がひどくなり吐き気や頭痛が強くなる可能性がでる。
②3センチ以上はオペ適応
方法としては
右の後頭部の頭蓋骨を外して手術する。
ただしだ、照射をしてからの方が癌細胞を周りに撒き散らかさないで手術出来るかもしれないと言われており、今、治験で調べている段階である。
つまり、先に放射線をかけるか手術してから放射線かは治験でないと選べないらしく、どちらを先にするかは1〜2週間以内に連絡が来ると。」
「抗がん剤治療の効果はあり、腫瘍マーカーは下がってる。
だから次も同じ抗がん剤で行く予定であると腫瘍内科主治医のA先生談。」
「緩和のT先生からは吐き気で食べられず、排泄機能が弱く便秘がちのせいで麻薬の効き目が悪く腰痛悪化してる。
明日から朝の麻薬を増やす。
あとは積極的に吐き気どめを使い、食べて、飲めて、薬が口から取れるようにして、下剤を使っていきたいと。」
「道が見えてきたのと、まぁ出来たら小さくしてからやりたいかなと。
選べないからどちらのエントリーかわからないし言われた方でやるしかない。
因みに、どちらが選択されるかの返事は1〜2週間かかるから、その間抗がん剤治療をしていただくのは問題ないから明日からやるのは良いと思うと。
A先生もその方向で考えているらしく、看護師さんが話してたから明日抗がん剤治療することになると思う。」
「で、放射線科に受診した結果だけど、
とりあえず放射線が先なら余計な所に照射しないために照射部位を定め、顔が動かないよう固定するためにお面を作るんだって。
そして、
普通より高い放射線量を当てる
(ふつう2〜4グレイ/回照射量を12〜24グレイ内/1回のみで当てる。
グレイに幅があるのは腫瘍の大きさとかによるから)
副作用は直近で出るものから1〜2年後の遅延性のものもある。
遅延:一番は左の視力が落ちるとか
直近:右後ろの頭に照射するから火傷みたいになるとか
でも、
うまくいけば取るに足らない話。
悩んでないし,やれる事がある喜びはとても大きい。副作用なんか想定内だし。やっぱりA先生や北大病院に任せて良かったなと思う。」
「治療で作るお面、もらえるんだって!
私専用だから他の人は使えないし。
ジェイソンサトコでプロレスとかデビューできそうだな。」
昨日は一日中吐き気、嘔吐。
お風呂入ってから使った薬がすごい死ぬほど眠くなるやつで21時からトイレに目覚める22時半まで爆睡漕いてトイレに行って便座に座ったら1時間くらい気がつかずそこで爆睡漕いてた。」
「うん☺️まだまだやれる事があるってありがたいよ。
私は完全に前向きだよ。
各科連携して頂いて、治療していただける。
何が原因で事象が起きているかもはっきりしたのが一番安心できたのかな。
今回は治療と同時並行して白血球が減らないよう予防薬を打ちながら治療するってA先生や薬局の先生が話していたから激下がりはしないと思うんだ。」
「軽井沢のK牧師先生には正直に包み隠さず話してほしい。
ずっと体調不良からきちんと対応出来てないし、奥様のYさんには特に
申し訳ない対応しかしてないから話してくれたらありがたいかな。」
今日、ご近所のKさんからさとこへの誕生日プレゼントを預かる。
この闘いは夫婦だけではない。
みんなの支えがあってこそなんだ。
