騰落レシオは、過熱しているか?
騰落レシオ(とうらくレシオ / Advance-Decline Ratio)は、市場全体の“過熱感”や“売られすぎ”を判断するために使われるテクニカル指標です。
株式市場が過熱しているのか、冷え込んでいるのかを、数値で視覚化できる便利なツールです。
以下に、騰落レシオの数値水準ごとの目安と判断基準を詳しく解説します。
■ 騰落レシオとは?
騰落レシオは、次のような計算式で求められます:
騰落レシオ(%)
=(過去一定期間の「値上がり銘柄数の合計」÷値下がり銘柄数の合計)×100(%)
最も一般的なのは「25日騰落レシオ(25日間の合計を使用)」です。
■ 騰落レシオの目安と評価
・70%未満:売られすぎ
市場は極端に悲観的
反発の可能性あり、押し目買いを検討
・70〜90%:弱含み
調整・停滞局面
無理な買いは避け、様子見姿勢が無難
・90〜110%:中立・通常
市場は安定し、正常範囲
トレンドフォロー戦略が有効
・110〜130%:やや過熱
楽観的な雰囲気が広がっている
短期的な警戒が必要、ポジション調整も視野
・130%以上:過熱圏
投機的な買いが加速している状態
利益確定や一部撤退を検討すべきタイミング
・150%以上:異常過熱
バブル的な加速相場
急落リスクが高く、要警戒
■ どのくらいで「過熱」と判断するか?
・騰落レシオが120〜130%を超えると「過熱気味」とされ、
・130%以上が続くと「相場が過熱している」と強く意識される水準です。
→ この状態では、短期的に利益確定売りや調整が入りやすいと考えるのが一般的です。
■ 騰落レシオの活用ポイント
・逆張り指標として使われることが多い(過熱→売り、冷え込み→買い)
・ただし、一方向に動き続けるトレンド相場ではダマシも多いため、他の指標(RSI、移動平均乖離率、出来高)との併用が推奨されます
・日経平均やTOPIXのような価格指数とあわせて見ることで、相場の本質的な“強さ・弱さ”を見抜くヒントになる
■ 注意点
・「騰落レシオが高い=必ず下がる」わけではありません
・上昇トレンド中は130%以上がしばらく続くこともある(=過熱が継続)
・大口投資家の需給やイベント(日銀政策、決算、雇用統計)によって短期的に大きく動くこともある
■ まとめ
【騰落レシオの加熱目安】
・110%超え → やや過熱感
・120%超え → 警戒ゾーン入り
・130%超え → 明確な過熱状態、短期調整に注意
・150%超え → 過熱ピーク、反落の可能性大
騰落レシオは、「値上がり銘柄の多さ」ではなく、市場全体がどれほど“強気に傾きすぎているか”を測る感情のバロメーターともいえます。
感情が極端に偏ったときこそ、投資家は冷静さが求められます。
【免責事項】
本記事は、一般的な情報提供を目的として作成されたものであり、特定の銘柄や投資手法についての売買を推奨・勧誘するものではありません。
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投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任で行ってください。投資により生じたいかなる損失についても、筆者および本サイトは一切の責任を負いかねます。
ご自身の状況に応じて、必要に応じて専門家への相談を行うことを推奨します。
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