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【気づいていますか?】「ステルス増税」が年間2兆円も進んでいる件 ― 給料が増えても生活がラクにならない本当の理由

インフレなのに政府が所得区分を調整しない。そのしわ寄せが、私たちの家計を直撃している

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■ はじめに ― 「給料は増えたのに、なぜか生活がラクにならない」

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「給料は増えているのに、なんとなく生活がラクにならない」

こう感じている方は多いと思います。

理由は2つあります。

▼ ① 物価が上がっている
▼ ② 税金が増えている

①の物価上昇は誰もが感じています。

ですが、②の「税金が静かに増えている」ことに気づいている方は少ないです。

▶ 実は今、年間約2兆円規模の「ステルス増税」が進んでいます

日本経済新聞が「進む隠れ増税2兆円・所得税区分、物価と連動せず」と報じた問題です。

どういうことなのか、解説していきます。

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■ なぜ「ステルス増税」が起きるのか

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日本の所得税は、所得水準によって税率が変わる「累進課税」です。

▼ 所得195万円まで:税率5%
▼ 所得195万円〜330万円:税率10%
▼ 所得330万円〜695万円:税率20%
▼ 所得695万円〜900万円:税率23%

この区分(ブラケット)が、物価の変化に応じて調整されていないことが問題です。

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■ 給料の見た目はインフレで増えていく

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歴史的に見ると、給料の数字は「増え続けるもの」です。

▼ 1974年の大卒初任給:約8万円
▼ 2024年の大卒初任給:約25万円

50年で約3倍になっています。

もし次の50年で同じように給料が3倍になり、所得税の税率区分を変えなかったらどうなるでしょうか?

▶ 全員の税率がひたすら高くなっていきます

平均年収が1,000万円を超えてくる世界では、今の税率区分のままでは多くの人が高税率帯に押し込まれます。

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■ 今まさに起きている「残念な現象」

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実は、すでにこういう現象が少しずつ進んでいます。

▼ 年収500万円から600万円に上がった
▼ でも物価もめちゃくちゃ上がっているので、実質的な生活は変わらない
▼ それなのに税率区分だけ上がって、税金は増えた
▼ 結果、生活はラクになるどころか苦しく感じる

これが「ステルス増税」の正体です。

賃金の見た目は上がっているのに、実質的な購買力は増えていない。なのに税金だけは確実に増えている。この構造が今の日本の家計を苦しめています。

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■ 政府は何をすべきか

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このような事態を防ぐには、政府が所得区分を柔軟に調整する必要があります。

具体例で見てみましょう。

▼ もともとの年収:800万円
▼ 物価も上昇し、年収が880万円に上がった
▼ 政府が何もしないと、新しく税率20%の部分が発生する
▼ でも政府が所得区分を物価に合わせて調整すれば、新しい高税率部分は発生しない

参考までに、アメリカやカナダではインフレ率に応じて所得税区分を毎年調整しています。すべての主要国がそうしているわけではありませんが、物価変動への対応として合理的な仕組みです。

日本では今のところ、

▼ 所得区分の調整がされていない
▼ 給与所得控除の調整が不十分
▼ 基礎控除の調整が不十分

これらの結果、エコノミストの試算では年間約2兆円が「隠れ増税」になっているとされています。

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■ インフレ時代の「奪われ方」を理解する

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インフレが進むと、構造的にお金持ちはより豊かになり、普通の人は生活が苦しくなりやすいです。

◆ お金持ちが有利な理由

▼ 保有している不動産や株式の価値が上がる
▼ 節税対策をしているため、税金はそれほど増えない

◆ 普通の人が不利な理由

▼ 給料が増えても物価の伸びに追いつかない
▼ 所得区分の調整不足で税金は増える
▼ 株式や不動産を持っていなければインフレの恩恵を受けられない

作家の橘玲氏は、サラリーマンを「惜しみなく奪われる人」と表現しています。

▶ ステルス増税が静かに進む今、この表現は残念ながら現実そのものです

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■ サラリーマンができる4つの対策

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「奪われるだけの人」にならないために、できることがあります。

◆ ① 株を持つ(新NISA活用)

インフレの恩恵を受けるためには、現金だけで持っていてはいけません。インデックスファンドや高配当株でインフレを味方につけましょう。新NISAは非課税のメリットを最大限活用できます。

◆ ② 副業を始める

本業以外の収入源を作ることで、リスク分散になります。AI時代になり副業の選択肢は大きく広がっています。

◆ ③ 節税を意識する

サラリーマンでもできる節税はたくさんあります。

▼ ふるさと納税
▼ iDeCoの活用
▼ 医療費控除
▼ 副業をしている場合の青色申告特別控除
▼ マイクロ法人(条件が合う場合)

知っている人と知らない人で、年間の手取りに数十万円の差がつくこともあります。

◆ ④ 固定費の見直し

税金や物価で奪われる分を取り戻すには、支出のコントロールも必要です。

毎月引き落とされているサブスクを把握できていない方は多いです。

Subly(subly.jp)を使えば、複数のサブスクを一覧化して満足度で解約候補を絞り込めます。

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■ まとめ

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▼ ステルス増税の正体
・所得税の累進課税区分がインフレに合わせて調整されていない
・給与の見た目が上がるだけで税率区分が上がってしまう
・実質的な生活は変わらないのに、税金だけ増える

▼ 規模感
・年間約2兆円の「隠れ増税」が進んでいる(エコノミスト試算)
・所得区分・給与所得控除・基礎控除の調整不足が原因

▼ なぜ気づきにくいのか
・税率自体は変わっていない(区分が変わっていないだけ)
・物価上昇の影響と混ざって、見えにくい
・誰も「これは増税です」と告知していない

▼ サラリーマンができる対策
・① 株を持つ(新NISAでインフレに対抗)
・② 副業で収入源を増やす
・③ 節税を意識する(ふるさと納税・iDeCo・控除活用)
・④ 固定費を見直して支出を最適化する

インフレ時代に「惜しみなく奪われる人」にならないためには、世の中の仕組みを理解して、自分から手を打っていくしかありません。

このニュースを「ふーん、そうなんだ」で終わらせず、できる対策から始めていきましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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