読書感想文 「全力化/ベンジャミン・ハーディ」

こういう書籍に対して「感想文」というのも変ですが。

副題の「WILL POWER DOESN'T WORK」に惹かれて買いました。
ダイエットが続かない。自習が続けられない。自分ってやっぱダメダメだぁ、、、っていうこと往々にしてありますよね。これは決してその人の意志が弱いというわけではなく、適切な環境に身を置いていないからだ!というのがこの本の趣旨です。そして、どういう環境に身を置くべきか、みたいなことを書いてくれています。

自分も、何かをやろうとして結局続かないみたいなことが多くありました。破れるたびに決意を改め、結果続かないことを何度か繰り返して気づきました。あ、自分って意志が弱いんだ。
そんな自己認識をちゃんと持っているので、仕事においても何においても「仕組化」を意図的に取り組んでいます。

例えばニュースは自動で流れてくるようにしたり、自分たちに関係する企業や省庁のお知らせは定期的にチャットが飛ぶようにしています。
投資についても同様に、自分からチャートを見に行くことなくアラートメールを飛ばすようにしています(結局気になってみちゃうのですが)。

そんな思想を持っているので、この本の内容に共感しつつ読み進めていました。
具体的に生活に取り入れようと思っているのは以下4点です。

①毎朝ジャーナルを書く

毎朝5分でも、紙に自分の目標や今何を感じていて今日何をする予定か、などをつらつらと書き連ねることがいいらしいです。ただ読んでいても「ジャーナル」が何かが正直分からなかったのでこのあたり調べつつ取り組んでみます。

②「もし〇〇したら、××する」を設定する。

ダイエットする!だから甘いものは控える!と決めることは容易ですが、実際に甘いものの誘惑を断ち切ることは難しいです。
そこで、「甘いものが食べたくなったら、腕立て伏せをする」みたいなルールをあらかじめ決めておくことが有効だそうです。
欲求は消えてなくなることはないが、別の行動で埋めることはできる、みたいなことのようで、これも実践していきたいと思います。

③ デバイスを断つ

特にこれは寝室ですね。寝るときにスマホを持って行っちゃうとどうしても見ちゃう。そして眠れなくなっちゃう。
あとはリビング。子供と遊ぶ以上に重要なことはインターネットにはないはずで、なのでリビングと寝室には特にスマホを持って行かないようにしようかと。なんならポケットのないズボンを買おうかなと思っています。

④ 完全なオフを作る

どうしても脳筋な部分があり、オンオフなく働いたほうがええんじゃい!!な価値観はあったりするのですが、試しにやめてみようかと思います。
すべての日を、というのは難しい(こともない気がするが)のでまずは日曜日だけ完全にオフ、という形にします。実際そこまで働いていないので何も変わらない気もしますが、気持ち新たに!

特に①③は続けたいですね。これも意志の力に頼っていることになるのだろうか?

気になったポイント

本筋とはずれますが、この本を読んでいて気になった文章がありました。
それは次の文です。

本当の幸せとは多くの場合、将来に向けて今、苦労しておくことなのだ。

ストア哲学などに通じる考え方でしょうか。
自分はこの文章を否定するわけではなく、むしろ自分の人生もおよそこういった考えに沿っていた部分もあると思います。

ただ、将来のために今を苦しめるのって、「今」を生きていないんじゃないかなって考えも最近生まれてきつつあります。極端なことを言えば、「未来」なんて存在しないのだから、その未来のために今を我慢することって健全ではないんじゃないかということです。

アリとキリギリスという寓話がありますが、あれだって結果としてみるとキリギリスは夏に楽しい思い出を作りましたがアリはその間ただ働いただけです。冬はキリギリスにはしんどいものになったかもしれません(ものによっては死んでしまうエンドもあるんだとか)が、アリは楽な生活こそ送れるようになりましたが「楽しいか」と言われると楽しくはないですよね。だって、外は雪で何もできないんですから。

そうなると、結果死んでしまう世界線もあるとは言えしっかりと夏を楽しんだキリギリスのほうが幸せを知っている分幸福だともいえるんじゃないでしょうか。

自分はもちろんアリ派なのですが、どこかで破滅願望みたいなものもあって、そういう点でキリギリスのことがうらやましく見えるっていうのもこの違和感につながっているんだろうなとは思います。

一方でこうした考え方は資本主義のベースとなるもののような気もしており、そういう意味でキリギリスのような考え方はこの社会においては不適切なのかもしれないなぁ、なんて考えていました。

実際どうなんですかね。
どこかで「明日って今さ!」ってタイミングが来るのかなぁ。

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