小さな手で作った、忘れられないパパの誕生日
これは、夫の誕生日の話。
結婚してから、
夫の誕生日に「特別なこと」をすることが少なくなった。
付き合っていたころは、
簡単なケーキを作ったり、アルバムや動画を作ったり。一緒にディナーやケーキを食べに行ったりもした。
でも、結婚して子どもが生まれてから変わった。
一度だけ簡単なケーキを作ったけれど、
夫自身がケーキを買って帰ってくれるようになっていた。
子どもたちの誕生日には
いろんなことを考えて作っているのに、
夫には、余力がない。
“もっと、こんなことしたい”
そんな気持ちもあったはずなのに、
全部、子どもたちに心を持っていかれていた。
けれども、息子が4歳、娘が2歳のころから、
また少しずつ、夫を祝うことができるようになってきた。
子どもたちがパパのことを大好きで、
パパも子どもたちに癒されていることを知ったから。
夫が喜ぶことをして祝うこと。
そして、子どもたちにも、
誰かのために何かをして喜んでもらえる、あの感覚を味わってもらうこと。
それが今の、夫への祝い方になっている。
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シフォンケーキに、みんなで飾りつけ
最初は、息子が4歳、娘が2歳のころだった。
飾りつけだけをお願いした。
夫が焼いたシフォンケーキ。
子どもたちが食べたことのなかったクリームは、ほんの少しだけ。
一緒にいちごをのせて、
小さな手でトッピングシュガーをパラパラとかけてもらった。
“パパのために”
そう思って動いてくれた、最初の誕生日。

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ポテサラでつくる、ケーキ風サンド
次の年は、サンドイッチでケーキ風のものを作った。
ポテトサラダをクリームに見立てて絞り出し、
野菜やハム、サーモンで飾り付け。
子どもたちも一緒に絞ったり、
トッピングをのせたり、並べたり。
パクパク食べて、
5歳だった息子は「お腹い〜っぱい」と。
そのあとケーキも用意していて心配していたら、
「おやつと別れとるんよ!」と言った息子。
子どもにも別腹があることを教えてもらって、
みんなで笑った。

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はじめてのお品書き
息子がもうすぐ小学1年生になる年。
字が書けるようになった。
私は夕食をコース料理のようにして、
子どもたちにはお品書きをお願い。
一生懸命、ひらがなで料理の名前を書いてくれた息子。
4歳の妹も、お兄ちゃんの隣で真似をして書いていた。
ママが作ったご飯に、手書きのお品書きが添えられた誕生日。
それだけで、特別な夜になった。

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みんなで仕上げた、似顔絵ケーキ
今年、息子は7歳、娘は5歳になった。
スポンジにクリームを塗るのをお願いした。
塗っても塗っても、スポンジがちらっと見える。
用意していたクリームをたっぷり使って、何度も塗り直していた。

5歳の娘は
「ママ、どうやって上手に塗るの?」
そう聞いてきて、塗り方を伝えた。
中に挟むパイナップルも、子どもたちが選んで切って重ねてくれた。
周りにはいちごも、並べてくれた。
仕上げに、ふたりが描いてくれたパパの似顔絵。
私がケーキの上に描いた。
作り方は、
・イラストの上にクッキングシートとオブラートをのせる
・透けた線をチョコペンでなぞる
・ケーキにそっとのせる
・ゼリーを溶かして色を流し込む
子どもたちは、自分の絵が描かれた、
世界にひとつのケーキにうれしそうだった。

ご飯は、結婚記念日に夫と食べた料理を再現。
『梅とお出汁のドライカリー』。
娘が園で摘んできたお花も飾った。


夫が仕事から帰ってくると、
子どもたちはすぐに「冷蔵庫は開けないでね!」と。
夫は、私の作るご飯を見て「これは〜!」と驚いてくれた。
カレーの味は、イマイチだったけどね。形だけ。
ケーキは、子どもたちが手伝ってくれたもの。
パパは、「うれしい」「おいしい」「ありがとう」と何度も言っていた。
それを聞いて、ふたりはニコニコ。
パパよりもたくさん食べていた。
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できることを、少しだけ
きっと、“こんなことしたい”と思っても、
疲れていたり、時間がなかったりすることもある。
私もようやく、今、子どもたちと楽しめるようになった。
できることを少しだけ。
その気持ちが、子どもたちの笑顔にもつながっている。
子どもと一緒に、誰かのために何かをすること。
喜んでもらえたときの子どもの顔は、
私も夫も、きっと忘れない。
お読みいただき、ありがとうございました。
5月は、「こどもの日」や「母の日」もありますね。
私の友だちの子も、もうすぐ誕生日です。
GWは、ご家族で過ごされる方も多いかなと思います。
どうぞ楽しい時間を、お過ごしくださいませ^^
