うまい人のアドバイスを、そのまま真似しても上手くならない理由
レッスンで言われたことは、できるだけ早く再現したくなります。
僕も、言われた言葉をそのまま身体に入れようとしてきました。
ただ、あとから振り返ると、アドバイスは完成した答えというより、自分の課題を見つけるための仮説として使った方が良かった。
同じ言葉でも、原因は違う
「もっと大きく」と言われたとします。
歩幅が小さいのかもしれない。
上に浮いているのかもしれない。
身体が先に止まっているのかもしれない。
相手との距離が近すぎるのかもしれない。
言葉だけを大きくすると、動きが雑になることがあります。
だから、まず「何が小さく見えているのか」を分けます。
仮説にすると、試し方が変わる
「右側を残す」と言われたら、次の練習でこう考えます。
・右側を残したら、足は出しやすくなるか
・ホールドを引かずに、相手との距離は保てるか
・動画で見た時、身体が固まっていないか
うまくいけば、自分の条件に合う意識として残す。
うまくいかなければ、言葉が間違いだと決めつけず、準備が足りない可能性を残す。
この方が、レッスンの言葉に振り回されにくいです。
まずゆっくり、次に通常速度
速い音楽の中で変えようとすると、何が変わったのか分かりません。
最初はゆっくり。
足をどこへ出すか。身体がどの順番で動くか。呼吸が止まっていないか。
そこを確認してから、通常の速さへ戻します。
速くして崩れるなら、意識が足りないのではなく、まだ動きの順番が身体に残っていないだけかもしれません。
上手い人の言葉は、ありがたく受け取る。でも、最後は自分の身体と動画で確かめる。
これが、僕がレッスンメモを使う時の基本です。
細かい技術を買うことと、自分で考えることは反対ではない。考えるための材料を持ち、必要な部分だけ深く教わればいいと思っています。
※この記事は個人の練習記録を一般化したものです。特定の指導者の発言を再現・評価する記事ではありません。
