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小さな密告者と、無慈悲な追撃者。

子どもたちが昼寝している隙に、
私はこっそりカップラーメンを食べていた。

昼寝中のカップラーメンは特別だ。

伸びる心配もなく、誰かに横取りされることもなく、
熱いうちに食べられる。

そんな小さな幸せを噛みしめていた時だった。

「……パパ、なにしてるの?」

背後に立っていたのは、寝ているはずの4歳長女。

見つかった!

嫌な予感しかしない!

案の定「ひとくちちょうだい」と交渉が始まった。

しかし、辛いラーメンだったので
「これは辛いから食べられないよ!」と断る。

すると長女は不満そうな顔をして、
その場を去っていった。

数秒後……

「ママー!パパが一人で赤いお豆の毒(一味唐辛子)食べてるよ!」

歪曲!

圧倒的な事実の歪曲!!

毒って何だ!

一味唐辛子はお豆の毒なのか!?

どうやら一味唐辛子のパッケージを見て、独自の解釈をした模様。

リビングに長女の叫びが響き渡った瞬間、
寝室から「トトトト…」と小さな足音が!

長女の通報を察知した1歳次女が、
眠い目をこすりながら最前線へ猛ダッシュ。

状況も分かっていないのに、私のシャツの裾を掴んで、
「めっ!めっ!」と激しく指差し確認。

完全なる容疑者扱いです。

長女が検察官なら、次女は世論。

事実確認など行われない。

声の大きいほうが勝つ。

結局、ママが現場確認をして誤解は解けた。

しかし私は学んだ。

4歳児は想像以上に言葉のセンスがある。

そして1歳児は驚くほど空気を読む。

パパの秘密のおやつタイムは、今日も厳しい監視下に置かれている。


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