🎓御霊学園へようこそ!第12話
~三大怨霊、青春するってよ~
第十二話「祟りの記録と、見えない敵と、静かなる対話」
―影を追う者が、光に出会うとき
⚠️注意書き
この作品はフィクションです。
実在の観察記録、影の存在、思念体の対話については保証されません。
ただし、見えないものほど、人を強く動かすことがあります。
📖本編
旧校舎の地下。
普段は誰も来ないその場所で、影時ユウは“それ”を見た。
“それ”は、明確な姿を持たない。
ただ――怨念のような音を立て、記録ノートを覗き込んでいた。
「祟りを記すな」
「観察する者は、干渉するな」
そう語りかける“影”。
だがユウはノートを開いた。
ユウ「……僕は、干渉しない。
ただ、記録する。
それが、誰かの祈りになるなら」
影は、にじむように形を変えた。
ユウの前に立った“何か”が、言った。
「祈りは弱い。祟りこそが人の本性」
「お前も、いずれ記録では済まなくなる」
そこに足音が近づいた。
崇徳院「おい、転校生。ひとりで地下ってどういう……これは」
一瞬、崇徳の目が驚きに見開かれる。
崇徳院「その影……お前、“あれ”が見えるのか?」
ユウはうなずいた。
ユウ「見える。でも、怖くない。
君たちを見てたから。
“祟ってるようで、ちゃんと悩んでる”君たちを」
崇徳院は、ふっと笑った。
崇徳院「……ずるいな、それ」
影は音もなく姿を消す。
だが、ユウのノートにはしっかりと記されていた。
「第十二祟:視えざるもの」
・影の出現位置:旧校舎地下
・言語接触:成功
・情動影響:低
・観察者の状態:冷静
そして――
「祈りとは、誰かのために記す勇気である」
📢ナレーション
影を知る者が、必ずしも闇に染まるとは限らない。
祈りは、小さな灯。だが、確かに闇を裂く力を持つ。
🎬次回予告
第十三話「恋と祟りと、友情と告白とちょっぴりラストスパート」
―思いがすれ違い、交差して、いよいよクライマックス目前!
次回、ラブコメ全開の息抜き祟り回です!
いいなと思ったら応援しよう!
妄想とAIが織りなす虚構の小箱。いただいたチップは次の幻想を綴る筆代に。ご支援、心より感謝いたします。