キャリコンJCDA論述:私が一番意識していたこと
前に記載した通り、わたしの対策は過去問10回分を新出題形式に合わせて解いた、それだけですが、本番でも38点と悪くない点数を取ることができました。
上記の論述対策を進める中で、私が逐語を読む際に特に意識していた観点がありますので今回ご紹介します。
それが以下の5つです。
・揺らぎの元となった経験は何か
・何の自己概念が揺らいでいるのか
・その経験から、CLはどんな意味を受け取ったのか
・CLが見たくない自分は何か
・CLがありたい自分は何か。そしてそこに繋がる自己概念は何か
ひとつずつ見ていきたいと思います
・揺らぎの元となった経験は何か
→CLの自己概念が揺らぐきっかけとなった出来事や体験は何かを見る。異動、失敗、人間関係の変化、評価の低下、ライフイベントなど、「これまでの自分ではいられなくなった瞬間」がどこにあるかを探すイメージ。
論述の逐語の場合、なにかがあって来ているケースがほぼ100%だと思います。そのなにかをしっかり把握するイメージです。
・何の自己概念が揺らいでいるのか
→CLがこれまで「自分はこういう人間だ」と認識していた部分のうち、どの自己概念が揺らいでいるかを見る。たとえば「頼られる自分」「成果を出せる自分」「真面目に頑張れる自分」「家族を支える自分」など、その人が大切にしてきた“自分らしさ”を捉える。
経験によって、なにかが揺らいでいます。その揺らいでいるなにかをしっかり把握するイメージです。
・その経験から、CLはどんな意味を受け取ったのか
→出来事そのものではなく、CLがその経験をどう解釈したかを見る。「自分には能力がない」「期待されていない」「頑張っても無駄だ」「もう以前のようには働けない」など、経験に対してCLが与えた意味づけを整理する。
私の場合は揺らいだ自己概念とセットで考えていました。経験→揺らぎ→意味づけのような感じでしょうか。ここの説明が一番言語化しにくいです。すみません。
・CLが見たくない自分は何か
→CLが受け入れたくない、否定したいと感じている自己像を見る。たとえば「失敗する自分」「役に立てない自分」「弱い自分」「周囲に迷惑をかける自分」など、不安や葛藤の裏側にある“避けたい自己像”を意識する。
これははっきり明文化されていて読み取れるケースもあれば、そうでなく解釈が入るケースもあると思います。
・CLがありたい自分は何か。そしてそこに繋がる自己概念は何か
→CLが本来どんな自分でいたいのか、どんな生き方・働き方を望んでいるのかを見る。「誰かの役に立ちたい」「成長し続けたい」「自分らしく働きたい」「周囲から信頼されたい」など、CLが向かいたい方向性と、その背景にある価値観や自己概念を捉える。
これもはっきり書いてない(逐語ではそこまで至っていない)ケースがありますが、ここの内容は問3に大きく関わっていたと思います。
JCDAの論述では、単に「困りごと」を追うというより、相談者の自己概念の揺らぎや意味づけをどう捉えるかが重要だと感じていました。
そのため、逐語を読むときも、出来事を表面的に追うのではなく、上記観点に主眼をおいて読んでいました。
まず問2を組み立てる
そして、私の論述対策で少し特徴的だったのが、最初に問2を組み立てていたことです。
理由は2つあります。
1つ目は、先ほどの観点で逐語を読み込んだ時、そのアウトプットとして最も整理しやすいのが問2だったから。
問2は、相談者理解をそのまま言語化する感覚に近く、逐語をどう捉えたかが最も出やすい設問だと思っていました。
2つ目は、かなり個人的な理由ですが、私は問2の「問題点」と「根拠」を分けて書くのが苦手だったからです。
後回しにすると混乱しやすかったので、最初に骨組みを作っておくことで、その後の設問も書きやすくしていました。
実際の時間配分
時間配分は、おおよそ以下のイメージでした。
・全体を読んで問2を組み立てる → 10分
・問1を書く → 10分
・問2を書く → 10分
・問3を書く → 10分
※あまり10分
もちろん毎回ぴったりではありませんが、基本的にはこのペースを意識していました。
論述は時間との戦いでもあるので、「考えながら書く」というより、ある程度は考え方・読み方の型を持っておくことが大事だと思います。
※論述は型がある!というようなこともよく聞きますがそれだけでは違和感があります。書き方の型ではなく、考え方・読み方の型とでもいうのでしょうか。私自身はそのように捉えています
最後に
論述対策をしていると、つい「模範解答を覚えよう」としがちです。
でも実際には、逐語をどう読むか、自分の中でどう整理するかのほうが重要だったように感じます。
私の場合は、
・自己概念
・意味づけ
・揺らぎ
・ありたい姿
このあたりを軸に読むことで、少しずつ論述が書きやすくなっていきました。
これから受験される方の、何かの参考になれば嬉しいです。
