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じゃんたま雀豪2への道⑥ ― 静かな努力が形になる日

2025年11月4日。
2年半かけて、ようやく「雀豪2」に到達しました。

長かったけれど、無駄な時間は一つもなかったと思います。
焦り、停滞、そして小さな気づきの積み重ね。
この2年半を振り返りながら、整理してみたいと思います。



◯【序章】始まりは軽い気持ちだった

2023年4月、軽い興味から始めたじゃんたま。
最初は驚くほど順調で、わずか2か月で雀豪1に昇格した。
“このまま行けば、雀聖なんてすぐだろう”。
そんな慢心があったのだと思う。

だが、そこから成績は低迷した。
雀傑3と雀豪1を行ったり来たり。
この時期が一番苦しかった。


◯【第1章】負け続けた秋 ―「運ゲー」と叫んだ日

2023年の秋。
ある日、一日で十八半荘を打った。
結果、ラス率50%超。

「どうやっても勝てない!」
そう叫んで、頭を冷やすために夜道を走った。

当時の自分は、敗因を運のせいにしていた。
「麻雀なんて運ゲーだ」「クソゲーだ」と吐き捨てて。
だが今思えば、あの時こそが分岐点だった。
「牌効率」「ベタオリ」「押し引き」「点数状況判断」全てが未熟だった。
そして、未熟さを認める勇気がなかった。

ただ、“何かが間違っている”という直感だけが胸に残った。


◯【第2章】学び直し ― nagaと「麻雀ノート」

そこから、私は学び直しを始めた。

じゃんたまのプレイをいったん中止し、もう一つのネット麻雀の雄、
「天鳳」をメインにプレイした。

天鳳の牌譜解析ツール「naga」を使い、自分の対局を客観的に分析した。
nagaは各打牌を評価し、「悪手率」という数値を出す。
初めてそれを見た時、自分のミスの多さに目を疑った。

私は大学ノートを一冊用意し、「麻雀ノート」と名付けた。
目標は――悪手率10%以下を目指すこと。

そこから4冊目に至るまで、ノートを書き続けた。
nagaで悪手と判定された局面を一つひとつ丁寧に分析し、
・なぜ悪手なのか
・nagaが推奨する手順の意図
・自分が見落としたリスク
・点数状況を踏まえた押し引き判断
を、すべて文字に起こした。

手で書くことで、思考が整理される。
手順を分析し、再現し、修正する。
その繰り返しが、確かな強さを育ててくれた。

平行して、戦術書を40冊以上読み、YouTube動画を200本以上視聴した。
麻雀初心者はとにかく実践を重ねることが大事。
座学は雀力向上には効率的ではなかったかもしれない。
だが、実戦を重ねるうちに、それらの知識が少しずつ指先に染み込み、
「学びが打牌に反映される」瞬間が増えていった。

頭で覚えた理論が、体の反応に変わっていく。
その実感が得られたとき、努力の方向がようやく定まった気がした。


◯【第3章】リアル麻雀で掴んだ「間」

2024年の夏。
私はノーレートの雀荘に通い、リアル麻雀を打ち始めた。
これが、自分の麻雀観を大きく変える転機となった。

ネットでは感じ取れない「間」や「呼吸」。
打牌のテンポや他家の表情から伝わる情報量の多さ。
リアル麻雀を通じて、
“人と打つ麻雀”の奥深さを知った。

この時期の経験が、今でも自分の基礎になっている。
牌効率だけでなく、空気を読む感覚――
麻雀の「総合力」を養う時間だったと思う。


◯【第4章】環境の変化と、再びオンラインへ

2025年4月、会社を退職。
生活環境が変わり、リアル麻雀から一歩距離を置いた。
同じ頃、じゃんたまにAI「MAKA」が実装(2025年2月)。

再びオンラインに戻り、サブアカウントで東風戦を中心に打つようになった。
一日三戦。
MAKAでの牌譜検討を日課にし、淡々と修正を積み重ねる。
13.5%だった放銃率は12%台に安定。
感情の波も小さくなり、ようやく「負けても整う」自分になれた。


◯【終章】2025年11月4日 ― 静かに訪れた瞬間

そして、2025年11月4日。
ついに「雀豪2」に到達した。

あれほど待ち焦がれていた瞬間。
だが、胸に去来したのは歓喜というより、安堵だった。

「ああ、やっとここまで来たか」

そう呟いて、深く息をついた。


あの秋の夜、
「麻雀は運ゲー、クソゲーだ」と吐き捨てていた自分に伝えたい。
――焦らなくていい。積み重ねは嘘をつかない。

麻雀は、人生の縮図のようなゲームだ。
結果に一喜一憂せず、自分の打牌を整える。
それが、自分なりの“平常心”の形だと思う。

これからも、静かな熱を胸に。
次の目標、雀豪3へ向けて、一歩ずつ。


変更履歴
2025.11.5 文章を一部修正

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