2025/11/23 習い事が教えてくれること 〜親が見守る子どもの世界〜
2025/11/23
いつもよりさらに静かな朝に感じた。
ブラックコーヒーの香りが、ぼんやりしていた頭の奥にまで広がっていく。
深い苦みがひと口ごとに体へ スーッと染み込む感じがして、今日はこの苦さがちょうどいいかもしれないと思った。
子どもたちが合宿から帰ってくる日。
心のどこかで、そわそわしている自分がいた。
子どもたちがいない時間は、どこか物足りない。
窓の外を眺めながら、「無事に帰ってきますように」と、小さく願う。
偶然見つけたお店とふたりのランチ
楽しみにしていたお蕎麦屋さんが、まさかの臨時休業。夫と顔を見合わせて「どうする?」とウロウロしていたら、ふと目に留まった和食居酒屋へ。
落ち着いた店構えに吸い寄せられるように入ってみる。お蕎麦と天ぷらのセットが優しい味で、量もちょうどよくて思わず笑顔になる。
「これ、美味しいね」「ここ、また来たいね」
そんな会話だけで満たされる時間。

こういう「偶然の出会い」が面白い。
味わって食べて、少し歩いて、また話して。
忙しさの中では感じづらい、夫婦ふたりでいる豊かさにそっと触れた気がした。
帰ってきた子どもたちの声
夕方、無事に帰宅した娘たちは、興奮冷めやらぬ様子でそれぞれの出来事を早口で話してくれた。
次女は嬉しそうに「お友達がたくさん増えた」「お泊まり楽しかった」「技は簡単だったけど、カリスマックス、曲早くてむずかしすぎ!」と大袈裟に眉毛を下げる。
そして「また準グランプリだった〜!なんで〜?グランプリになりたいのに!」と半分悔しそうに、半分楽しそうに笑っていた。
長女は「お文具さん好きな子と仲良くなったんだ」と笑っていた。
普段は会わない他のチームの子たちと過ごすことで、こんなふうに共通点を見つけて繋がっていく。
一緒に練習し、寝食を共にする。
この年齢でこういった経験ができることってなかなかないのではないかと思う。
技の成長だけじゃなく、仲間の成功を喜んだり、悔しがったり、憧れたり、失敗を励まし合う。
技術以外の学びに、親の私たちが毎回とても驚かされる。
家庭ではなかなか教えきれないものだから。
見守ることの意味を、改めて知る
無事に帰ってきてくれて、それが何より。
夜はリクエストされた焼きそばを作りながら、子どもたちの話を聞いた。
チアダンスの良さは、子どもたちが習いはじめたからこそ知ることができた。
チア特有の「チームワークと励まし合いの文化」が、子どもたちの心の成長や人間関係の基礎を作っている。
年齢や環境の違う仲間と過ごすことが、社会的なスキルを育む大切な機会になっていると思う。
技術以外にも、こんなに大きな学びがある。
それが、私たち夫婦がこの習い事を続けさせたいと思っている理由。
そして、心配しながらも送り出す。
信じて待つ。
それが親にできることなんだと、改めて思った。
私たちが思っている以上のスピードで成長している。
新しい場所で、新しい仲間と出会い、自分の世界を広げている。
あなたは、子どもの「見えない成長」に気づいた瞬間はありますか? それは、どんな場面でしたか?
習い事や学校、友だちとの関係の中で、子どもたちは日々学んでいる。
親はその成長を信じて、そっと見守る。
それだけでいいのかもしれない。
今日も無事に過ごせたことに、感謝しながら。
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