2025/03/12 やさしさの距離感 〜心地よい関係をつくるバランス〜
2025/03/12
朝、カーテンを開けると、肌に触れる空気はまだ少しひんやり。けれど、真冬の厳しい冷たさは確かに和らいでいる。この澄んだ空気が心地よい。
夫のお弁当作りが1週間ぶりだった。この時期はお弁当が必要な日が減って、作る機会が少なくなる。
作るのは決して楽ではないのに、「今日は作らなくていい」となると、なんだか調子が狂う。
不思議なものだ。
生姜焼きとほうれん草の胡麻和え、切り干し大根の煮もの、卵焼き、トマト。
ごはんはゆかりと梅干しでさっぱりと。彩りも栄養バランスも考えて、いつも通りに仕上げる。
お弁当を作りながら、ふと夫の言葉を思い出す。
「愛妻弁当か、いいねぇ。尽くされてるね、って言われたよ。いつもありがとね。」
——「尽くす」って、こういうことなのかな。
お弁当箱にふたをしながら、「尽くすこと」と「思いやること」って、似ているようでちょっと違うんだよなぁ、と考えていた。
尽くすことと、思いやることの違い
「子どものため、家族のために」と、自分の時間や労力を惜しみなく捧げること。
それは「尽くす」という言葉がぴったりくる。
相手のために何かをしてあげることが中心で、時には自己犠牲を伴う。
その気持ちは決して悪いものではない。
でも、それを続けていると、「私が頑張らないと」「私がやらなければ」という義務感や依存が生まれてしまうことがある。
そして、尽くすことが当たり前になると、受け取る側も「してもらうこと」に慣れてしまう。無意識のうちに「やってもらって当たり前」となり、一方通行な関係になってしまうことも。
だからこそ、「尽くす」と「思いやる」は少し違うのだと思う。
私の中で「思いやること」は、もっと自由なイメージ。
相手の自主性を尊重し、時には「何もしない」ことや「見守ること」も含まれる。「こうしてあげるべき」と決めつけず、「どうしたい?」と問いかけるような。
相手をコントロールするのではなく、本当に必要なことを選んで、相手に寄り添う。
お弁当箱にふたをしながら思った。尽くしすぎるとき、相手との関係って一方通行になりがち。
でも、思いやりを持つことで、お互いが心地よい関係を築くことができるんだろうなと。
支え合う関係のかたち
「これが得意だから任せて!」
「ここはお願い!」
そんなふうに、自然と役割分担ができる関係は、きっと心地よいもの。
どちらかが無理をして全部抱え込むのではなく、互いの得意なことを活かしながら助け合う。
思いやりとは、「相手がどうしたら心地よくいられるか」を考えながら関わること。
お互いにとって、心地よい関係を続けていくためのバランスを大切にすること。
「やってあげる」だけではなく、「あなたがやりたいことを大事にしてね」という余白も含まれる。
「悔しい」の中にある成長
チアダンスのレッスンから帰ると次女が、「今日、声リーダー頑張ったんだ〜!」と、ちょっと誇らしげな顔で夫へ報告している。
声を出す役割を任されることが嬉しくて、全力で頑張ったのだろう。
一方、長女は学校でピアノを弾いているお友達を見たらしい。
「めっちゃ上手に弾いていて、びっくりした」と言った後、少し間を置いて「ちょっと悔しかったんだよね〜」とポツリ。
その表情を見て、「悔しい」と思えたこと自体がすごいな、と思った。
悔しいって、向上心の裏返し。
「私もやってみたい」「もっとできるようになりたい」
そう思える気持ちは、すでに次の成長につながっている。
頑張りすぎず、でも自分のペースで挑戦していくこと。それは、「尽くすこと」と「思いやること」のバランスと、どこか似ているように思う。
心地よいバランスを見つけながら
娘たち二人とも、自分の世界を少しずつ広げている。
私がすべてをしてあげるのではなく、時には見守り、時には手を差し伸べる。
そんなバランスが大事なのだろう。
誰かが無理をして全部抱え込むのではなく、
「これが得意だから任せて!」とか「ここはお願い!」と、自然と役割分担ができる関係。
思いが一方通行にならないように。
自分のための余白を残しながら、相手の気持ちを尊重する。
「尽くす」と「思いやる」、そのバランスを意識することで、お互いが心地よくいられる関係を築いていきたい。
あなたは、どんなときに「尽くす」と「思いやる」の違いを感じますか?
それはどんな関係の中で、どんな瞬間にありますか?
これからも、変わっていくものと、変わらないものを、どちらも大切にしていきたいですね↓
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!気持ちが整えば自然とうまく回ることもある。
ちょっと肩の力を抜いて、日々を一緒に楽しんで生きましょう。では、また!
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