みちしお
貝汁が売りのお店でトラックドライバーや多くの家族連れ等でいつもいっぱいのお店。
ここのお店は本当に貝汁だけで勝負している恐ろしい店だ。沢山のお惣菜なんかを選べるのだがちょっと油断すると直ぐに3000円位になってしまう。魚は美味いがあとはそうでもない。
ただ、何故か惹かれてしまうのは貝汁があるからだ。ちなみに貝汁特盛だとそれだけで1000円だ。
この貝汁の集客力だけでボクが若い頃からずっとお客さんでいっぱいだ。今ではATMや宝くじ売場まで出来る始末で貝汁というサブメニューにここまでの力があるものなのかと驚かされる。
潮干狩りというのは干潮時に行われるのに何故か店名がみちしお(満潮)というのも謎だ。
下手するとココが目的地になっている人もいるような気がするがそれは間違いだ。あくまでも通りすがりに寄る店だ。
ボクなんて酷いもんで高速で帰れば良いのに広島からみちしおで飯食ってから高速乗るかとおよそまともでは無いような思考でたどり着いた。軽く5時間の道のりで正気ではない。
そして食事をしながらこれを食う為に延々と走って来た意味を考えるが何も見出だせない。
貝汁には商売の本質が詰まっている。店のオペレーティングシステムなんか酷いもんでこんなことでよくトラブルが起きないなと不思議なくらいだ。
貝汁なんてもんは誰が作っても美味いという事が先ず頭から抜け落ちている。
ボクが思うに砂抜きというこの余計な一手間をこのお店は解消しているんだろうなと思う。あとは現代のゴミ問題なのか?貝汁を食えば貝殻が出る。この処分に誰もが頭を悩ませているのか?いやいや、そんなハズは。
とにかくいくら考えても答えが出ない不思議な店だ。これからも分からないだろう。
うちの会社の貝汁を考えて現在、大規模改修中だ。ここに力を入れる会社はあまり無いが実験的にやってみている。
こういう仕事はワクワクする。ひょっとしたら日本人は貝汁にワクワクしているのかも知れない。
と言う事はボクがみちしおで支払ったお金は経費と言う事だななんて思っているがそういう訳にはいかない。
ボクは代表なので出張手当ても高額なのだが貰うのは止めた。そういう経費なんかはしっかり儲かってからで良い。株主なんだから会社の利益を目指すべきだ。
サイドビジネスで貝汁とこの辺の山で採れるワラビやゼンマイのお店を出すかとか考えながら帰って来た。
なんかめちゃくちゃ忙しいのだがいつの間にかうちの会社はみちしおみたいになっているのかも知れない。2号店は止めておこう。
