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【コラム】映画視聴、新規へ【名作選】



はじめに、そして選考基準

 寒い日や雪の日が続く昨今、皆さま体調いかがであろうか? 文園そらだ。最近の俺は睡眠過多フェーズに突入して、全然ふとんから出られない。
 コタツの中や暖房の効いた部屋でできる趣味は何か。あなたもそんな趣味を探していないか。そんなあなたに映画鑑賞だ(強引)

 選考基準はふたつ。「ハッピーエンド(俺の基準)」「グロ過ぎない」だ。なぜか。俺の母さん基準である。たぶん、俺より母さんの方が一般的な価値観をもっているだろうからだ。とはいえ、俺は手放しのハッピーエンドなんて好きじゃない。だって、「苦労」「辛い選択」「何かを失う絶望」をなしに手に入れたハッピーエンドなんて、何の価値もないだろ?

 リンクには、公式予告をはっていくのでぜひ見て欲しい。予告見るだけでも結構楽しいよ。
 あ、あと字幕派とか吹替派とか、終わらない論争をここでするつもりは毛頭ない。好きな方でええやろ! 俺は字幕派だが、ただ「役者さんの声を聞きたい」という理由であって、他人に強要したことは一度もない。
※番号は順位ではない※
※この作品がないからやり直し、などと言った指摘は、少林寺拳法を修めてからお願いします※

1 最強のふたり(2011)

 予告を貼ると、あらすじを語らなくて良いから楽やな! これ見て「面白くない」って言ってる人、寝てたやろ。さすがに。
 首から下が動かない大富豪フィリップ、それを介護するその日暮らしの青年ドリス、ふたり合わせて『最強』なんだよな。
 ドリスの容赦なさが面白すぎる。

「介護経験は?」
「あるわけないだろ」
 クソ笑う。ドリスも、フィリップから学んでいくんだよな。パーティーマナーとか、芸術に関することとか。だから、お互い対等なのが本当に良い。個人的には絵の話が好き。絵画を鑑賞するフィリップを見て、ドリスが驚愕。フィリップが高額で買おうとしていたものは、『白紙に太く赤い線』が引かれているアートだった。

ド「これが数百万ドル!? 鼻血ブーしたあとだろ。俺でも描けるぞ!」
フ「きみ描けるか?」
ド「うん。ていうか……(絵画の前に立つ)、ここに色足すかな。青とかさ」

 ドリスは思ったままを言うから、フィリップも自然と笑顔が出る。他の候補者みたいに「障害者の役に立ちたい」とか「誰かを救いたい」みたいな建前を言わないから、素で接することができる。
 それで、フィリップがドリスに『絵筆セット』をプレゼントして、ドリスは人生で初めて絵を描くことに挑戦する。これが面白いし、感動すんだよな~! 観る清涼剤! 家族で見るのもおすすめだ。

2 インターステラー(2014)

 宇宙系SFの金字塔。主人公のクーパー、「体力、知力、判断力、人間性は全部A評価なんだけれど、運だけがE」って感じでクソ好きなんだよな。
 中盤の嵌められたシーンで、
「ヘルメットの強度は同じだ。お前も危ない、五分五分だぞ!」
 って言ったあとに頭突きされて、クーパー側のヘルメットだけ割れるの不運すぎて、二周目以降は笑いが出るようになってしまった。
 親子愛の映像化に成功した名作。DVD俺の家に置いてある(隙あらば自分語り)。

3 ミスターインクレディブル(2004)

「俺の名は、シンドロォォォム!」

 毎年誰かに、どこかで語っている。アニメ~? って思うでしょ。マジ見てみ、笑うし感動するから。伏線回収も見事。
 インクレディブルに関しては、以前個別記事を書いたので、参照にしていただきたい(ここぞとばかりに宣伝)
↓こちら↓

4 少林サッカー(2001)

 最初に言っておくと、俺らの知っているサッカーではない。カンフーアクショントンデモ映画。腹筋が崩壊する。大人が見ても笑える。チャウシンチーの映画、露骨にワイヤー使ってるの分かるけれど、CGじゃなくて体そのものでやってる感じが、見ていて気持ち良い。
 まず、「主人公は、少林寺拳法を極めて鋼鉄の足をもつ男」っていう設定が漫画的過ぎるって。ギャグが笑えるから、吹替とも相性は良いだろう。

 あらすじ。主人公のシンは少林を極め鋼鉄の足を手に入れ、弟子を募集中。だが、少林以外のすべてを捨てているので着替えの服にも困るホームレスのような生活をしていた。蹴りで建物を破壊できる無職を野に放つな。そんな中、あるおじさんサッカー監督と出会い、腕を買われる。「サッカーは世界中で人気だし、チームを作って人気になれば、少林寺拳法も広まるのではないか」と考えたシン(安直)は、兄を含む過去の仲間たちを集めるが、皆少林を捨て、社会生活に馴染もうとしていた……。

 シンプルな話なのに、演出と台詞がいちいち洒落ている。長兄は家庭を持ち、ナイトクラブでウェイターをしていた。失業を恐れ、もちろんシンの話には耳を傾けない。そこで唐突に披露される「少林の歌」のシーンは腹筋崩壊したんだよな。
兄「おれは鋼鉄の頭♪」
シン「おれは鋼鉄の足♪」
客A「なんだこのふざけた曲は!」
客B「こっちは金払ってんだ! 鋼鉄の足だァ?(椅子で兄の足をどつく)」
兄「いてえ! 俺は兄貴! 頭の方! 足は普通に痛いの!」
客C「くらえよ、鋼鉄の頭なんだろ!(ビンでシンの頭を殴る)」
シン「いってェ! 鋼鉄の頭はあっち! 俺は鋼鉄の足!(普通に頭から流血)」

↑↑
 こんなの笑っちゃうでしょ。
 ところで、仲間集めという展開自体はいろんな小説や映画であることだが、少林サッカーの仲間集めは本当にアツい。みんな家庭を持ったり働いたりしてはいるものの、結局少林が好きで、諦めきれていないし、どこか社会に馴染めていない。しかも、確かシンが一番若いので、兄弟子たちはもうクタクタ。やつれかけていて、修行もしていないし、デブになっていたりハゲていたり、見た目から「敗北者」感が凄い。だから一致団結したときの感動が凄い。ところで『空渡り(空中を歩くことができる)』を極めた義兄がデブなの、笑わせに来てるだろ! 無職貧困のシンが一番笑顔で、仕事があってスーツを着ていても他の義兄弟が寂しそうなの、やたら文学性がある。この映画ね、アツいところはちゃんと抑えているんすよ。

 最後に、中盤の覚醒シーンについて。ここが本当に凄い。シン以外は少林を忘れてしまっていて、一度はサッカーチームを組んでみるものの、対戦相手にボコボコにされてしまう。唯一強力なキックができるシンは、サッカーのルールを全然知らなくて、ボールを空の彼方に吹っ飛ばす始末。やがて試合は一方的になり、ボールを顔面に当てられたり、スパナで殴られたり、服を脱がされたりする。なんでやねん。途中からリンチなんよ。本作、対戦相手の民度は大阪の西成くらいだと思って貰って構わない。
 ついに、兄貴は頭からブリーフを被せられ、「土下座して許しをこえ」と言われてしまう(ヤクザ映画なの?)。そのあまりの屈辱を前に少林の血が覚醒。鋼鉄の頭と鍛え抜かれたあの頃の能力が完全復活するのだが、その、時が止まったかのようなシーンは圧倒的にバカッコいい。頭のみで逆立ちするのだ。

こんな覚醒シーンは他に見たことがない。あってたまるか

 長兄の覚醒に呼応するように、他の兄弟子たちも連鎖的に覚醒、かつての力と、少林の自信を取り戻す。ひとりひとりの構えが映されるシーンは、本当にバカッコいい。

「空渡り」の義兄。かっこいいよなこのポーズ。
そうはならんやろ。「魔の手」の異名をもつ、シンたちのゴールキーパー。
ちなみに、覚醒後は相手側のゴールまでボールを投げ飛ばすことができる(ルール崩壊)

 とにかくこの映画は「バカらしさ」と「格好良さ」が合わさっている。バランスをとっているのではない。両方が100パーセント存在するのだ。その結果、おもろさ合計200パーセントという、高カロリーエンタメ映画が爆誕してしまっている。それはそうと、シンのぼろぼろの靴、少林寺拳法を広めたいという夢、その他さまざまな伏線が綺麗に回収されていくさまも、見ていて気持ちが良い。映画作りの天才である。

5 ショーシャンクの空に(1994)

 予告に花江夏樹さんのナレーションがついている!? 知らなかったよ。
 妻とその浮気相手を殺した罪で終身刑を言い渡された主人公、アンディ。向かった先は、終身刑者ばかりの劣悪な環境である、ショーシャンク刑務所だった。そんな中でもアンディは希望を失わず、元銀行員としての能力や持ち前の精神性で、看守や囚人たちの心を開いていく。

 この映画タイトルもええんよな。それに、語らずにはいられないのは、相棒のレッド。本作は、レッドの語り口で話される。原作は、有名作家スティーブン・キング(イットやシャイニングの原作小説書いた人)。レッドの語り口なので、冒頭で無実を訴えたアンディについて、視聴者的にも「結局無実なの? 実際の罪なの?」ってのが分からない。予想しながら見ることになる。

 特に好きなシーンについて。看守のお金の悩みを解決したアンディは、
「何か欲しいものはあるか? 多少の礼はしてやる」
 と言われる。で、どうするのかなって思うやん? ちなみにこういった贔屓や裏のやり取りは普通に行われていて、酒やタバコを要求するやつ、エロい雑誌を持ってきたがるやつとか、いろいろ。アンディは言うんだよね、
「僕の友達にビールをやってください」
 そうして、レッド達と一緒に、刑務所の屋上で酒を飲む。囚人服で、四辺が高い壁に覆われているのに、めちゃくちゃ爽やかなんだよな。この辺りで、「こいつが人殺しなんかするわけない」って思えるのも良い。
 折に触れて見返したい名作。

6 スラムドッグミリオネア(2008)

 申し訳ございません、日本語版の公式予告が見つかりませんでした。

↓以下、Wikipediaより引用↓

問題:彼はあと1問でミリオネア(億万長者)。なぜ勝ち進めた?

『コウン・バネーガー・カロールパティ』(以下、『ミリオネア』と略す)に出場した19歳の青年・ジャマールは、育ちが貧しく、ほとんど無学であるにもかかわらず、8つの難問を突破して1000万ルピーの賞金を獲得し、翌日の2000万ルピーを懸けた最終問題の解答権を得るが、不正の疑いがかけられて、番組終了直後に詐欺罪で警察に連行され、警察署内で激しい拷問をともなう取り調べを受ける。「お前に何がわかる?」となじる警部に対し、ジャマールは「僕は答えを知っていたんだ」と訴える。警部は番組の録画ビデオを再生しながら、ジャマールを尋問していく。
↑ここまで引用↑

 「クイズミリオネア」は皆さんご存じだと思うが、この番組はイギリス発祥で、映画の舞台となるインドも含め、複数の国で楽しまれていた。日本ではみのもんたさんが司会だったよね。本作を見るまで、外国でもやってたの知らなかった。
 印象深いのは第3問。

問い「ヒンドゥー教の神・ラーマが右手に持っているものは何?」
答え:弓矢

 なぜ分かったのか? ジャマールが幼い頃、過激派のヒンドュー教徒たちがスラムを襲撃(実際にあったムンバイの暴動がモデルと思われる)し、母が目の前で殺されたのだった。その暴動の際に、神ラーマの姿を知ったのだった。その日から、ジャマールの唯一の家族は兄貴だけになってしまった。

 この辺から俺はもう(絶対名作やんけ!)という心境で視聴していた。全ての問いは、これまでに経験していたから答えられたのだ。スラムドッグ(スラムの負け犬)ジャマールは、幼くして母を失い、兄弟でなんでもやって生き延びる。盗んだり、物乞いをしたり、知りもしない観光地をデタラメに案内して案内料をもらったり。しかし、兄貴はマフィアの仲間に入り、そのときに、愛した女性ラティカも連れ去られてしまう……。
 それでもジャマールは、兄との和解も、ラティカを取り戻すことも諦めてはいない。
 問題ごとに人生を振り返るっていう構成が見事過ぎる。『運』ではなく、『因果』で、四択の正解をはじき出していく様は、ジャマールを応援せずにはいられない。無学でも、自分の人生で起こったことなら答えられる。
 知っている人にはおなじみのお助けシステムも、もちろん登場。観客に回答を聞くことができる『オーディエンス』、4択のうち不正解のふたつを消してくれる『フィフティ・フィフティ』、誰かに電話をかけて話すことができる『テレフォン』も。でも、いったい誰にかけるのか? それは見てのお楽しみ。

 エンドロールでは陽気な曲がかかり、死んだやつも含めてダンスが開始される。笑ってしまった。そこだけインド映画感出されても! いや、爽やかで良いけれどね! そこも含めて本作の味。

7 バックトュザフューチャー(1985)

 古くても名作は名作。小説でも映画でも漫画でも、絵画でも。3まであるけれど、個人的には1作目が一番好き。『未来へ戻る』っていうタイトルも秀逸なんよな。
 本作はタイムトラベルSFであるが、家族のコメディでもあると思う。親子関係は世界中多様にあるけれども、多かれ少なかれ、俺たちは親に「若い頃こうだった」と、親の様子や、ひと世代前の流行を聞かされる。だが、それが本当だったかどうか、自分の目で見ることはできない。当たり前だ。しかし、それをやってみたのが今作なわけだ。だから、誰が見ても、感動できるし笑える作品になっている。

 冒頭の現代シーンでは、ママは毎晩の飲酒で太って常に顔を赤らめ、マーティやマーティの姉貴に、「タバコを吸うな」とか「悪い奴と付き合うな」とか口出ししている。「私が若い頃はあなたみたいなこと考えもしなかった」が口癖。マーティが過去に戻ると、酒乱になる前の、高校生時代のママに出会う。これが良いんだよな。もちろん、根暗なパパにも出会う。
 若い頃のママは、マーティがびっくりするほど奔放。ママが当たり前のようにタバコを吸い始めて、マーティが飲んでいたジュースを噴き出すシーンは笑わずにはいられない。

マーティ「ブフォ! タ、タバコ吸うの!」
ママ「なによ、そんな顔して。あなたもうちのママみたいなこと言うんじゃないわよね。うちのママったら、ダメダメダメって、本当カタブツなの」
マーティ「……(自分が学校行ってた頃は真面目だったって、言ってたやん、、、の顔)」

 こんなん笑うわ。

8 キングスマン(2014)

”Manners makyth man”(マナーが紳士をつくる)

 冒頭の5分で名作なのが分かる。戦闘で壊れたレンガが地面から跳ねて、監督や提供会社の文字が浮かび上がるんだけれど、その演出がお洒落でさあ!
 表向きは紳士服店、実態はどこの国家にも属さないスパイ組織「キングスマン」の活躍を描くスパイアクション。伏線回収ももちろん、アクション映画好きにはたまらない「盾と銃、両方に使える傘」「ナイフ仕込みブーツ」「レーダー機能付きメガネ」「防弾スーツ」などイカしたアイテムてんこ盛り。

 そして、彼らは紛争やテロを防ぐための組織であるが、本作のボスは一味違う。ヤツらの作戦は何なのか。武器による大量虐殺? それとも、大国同士を戦争させるとか? そんなのはもちろん、時代遅れだ。

9 トゥルーマンショー(1998)

 あなたの人生は、実は用意されていたものだ。毎日通っている会社も、あなたの家も、川や銀行もすべて、大きなスタジオの中にある。会社の同僚、あなたの妻、毎朝すれ違う人々、会社に来る客、全員エキストラだ。あなたの人生は、赤ちゃんのときから今まで、木々や建物に仕込んだカメラで中継されている。そんなことは、世界中の誰もが知っていることだ。あなた以外は……。
 という、一歩間違えたらホラー映画並みのゾッとする設定だが、ジムキャリー(マスク主演の人)の唯一無二の演技や演出によってコメディの要素が多分に含まれている作品。

 これね、何も気づいてない主人公、トゥルーマンと、彼の中継を見ている様々な視聴者とのシーンが入れ替わるのが良いんだよね。前半はトゥルーマンを取り囲むコメディや、彼をいかにして巨大(もちろん世界一巨大な)スタジオから出さないような工夫がされてあるか、というややゾッとする仕組みの描写がある。後半は『自分の人生が収録されている?』と気付き始めたトゥルーマンが、検証を通じて確信し、大脱出ストーリーへと展開していく。

 個人的には夫婦喧嘩のシーンが好きやな。この番組、基本的には24時間365日放送されているので、番組中、例えばトゥルーマンがトイレに行っている間や彼の入眠後などに、画面を切り替えてCMが挟まれたり、妻(の役)や友人(の役)がスポンサー商品を紹介したりする。
 夫婦喧嘩中、スポンサー商品を紹介する定刻がきたことを知った妻は、何の脈絡もなく突然笑顔になって「あなた、ココアはどう?」みたいなこと言い出して、大笑いしてしまった。

トゥルーマン「ええコッワ! どうした急に! 誰に向かって話してる。まるで画面の向こうにいる人に話しかけているみたいだぞ」
 いやその通りなんよ。

 そうして自分の住む世界が、世界一大きなスタジオだと知ったトゥルーマンと、種明かしをし上空のマイクから話しかける監督との舌戦は、映画界屈指の名シーンと言えるだろう。

 では皆さん、おはよう、こんにちは、こんばんは。おおっと、会いそびれたときの為に、おやすみなさい。

10 ワンダーウーマン(2017)

 アメコミヒーロー系入れてなかったわ!(義務感)
「スーパーヒーロー系見ていたいけれど、何見れば良いか分からない」って人は本作見れば良いよ。脚本もアクションも良い。舞台は第一次世界大戦中。やっぱ戦時中の映画ってメッセージ性上がるんだよな。

ダイアナ「なぜ! アレス(戦いの神)を倒したのに、戦争が終わらない。なんで人々はまだ殺し合ってるの?」
スティーブ「ダイアナ。たった一人の悪者を倒せば平和が訪れる、それが本当だったらいかに楽だろう……。世の中はそんなに単純ではないんだ。人間には愚かな部分がたくさんある。憎しみや恨みの心が戦争を選ばせる。でもどうか、人間の善の部分を信じて欲しい」

特別枠 容疑者Xの献身(2008)

 おめーどんだけ好きなんだよ! と言われても仕方がないくらい、褒めちぎっている。
 そういや邦画を挙げてなかったなと思い返して、一作あげておくことにした。と言っても、決してバランスをとるためではなく、何度も見返したい本当の傑作だと言っておく。平成邦画の最高傑作だと思っている。
 冒頭で言った、「ハッピーエンド」に反するかなと考えて、特別枠ということにした。けれども、邦画として、ミステリーとして面白く、初心者向けであり、かつ見返すたびに発見のある奥深さも備えていることは保証する。これは明らかにされていることだが、「人生を投げうったおじさんの涙」からしか得られない栄養素があるんですよねハイ。
 言うまでもないが、同名の原作小説は直木賞を受賞した。

 余談だけれど、好きな邦画、暗い話が多い。『リング』『万引き家族』『仄暗い水の底から』『ある男』『ドールハウス』『メイドインアビス 深き魂の黎明』『告白』とかさ。邦画って薄暗さと相性が良いと思ってるんですが、皆はどう?

今後の予告

 もちろん上記の作品は大好きだ。だが、「バッドエンド」「グロ」は排除した。つまり、俺の本気の選出ではない。今度はオススメだとか関係なく、「自分自身のためだけの」選出をしてみたい。いわゆるマイベストムービーズだ。ほらさ、『シンドラーのリスト』とかまごうことなき名作やけれど、見るタイミングによっては鬱が加速するやん?

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文園そら サポートいただいたら本を買ったりご飯食べたりします。