50代の想い「誰も孤独にならない世の中にしたい」
ある日、突然、
「このままは嫌‼︎」と強く思った。
わたしは、わたしの人生を歩きたい。
わたしらしく生きたい。
でも、わたしらしくって何やろう。
わたしらしさって?
そもそも、わたしって何やろう?
その日から、自分自身と向き合い、
過去を振り返るようになった。
自分のことは、自分がいちばん理解している。
いや、理解しているつもりだった。
国内に90人ほどしかいない、
ICFのMCC認定を持つプロコーチの
セッションを受けた。
対話を重ねるうちに、
自分でも気づかないまま、
ずっと蓋をしてきた感情があふれ出した。
涙が止まらなかった。
なぜ、わたしは、
しんどいママを助けたいと思うのか。
なぜ、生きづらさを抱える子どもたちの
力になりたいと思うのか。
なぜ、それを仕事にしたいとまで思うのか。
子どもの頃から、
親に心配をかけたらアカンと思っていた。
期待を裏切らないように。
困らせないように。
いい子でいられるように。
「お姉ちゃんやから」と、
自然と我慢することも覚えた。
本当は、寂しかった。
誰にも大切にされていないような、
ひとりぼっちの感覚を抱えていた。
でも、その気持ちを誰かに話すこともなく、
自分でも見ないようにして生きてきた。
結婚してからも、心の中は孤独だった。
親にも、旦那さんにも、
自分の気持ちを理解してもらえない。
そんな寂しさを、ずっと抱えていた。
そして、シングルになってからは、
平気なふりが、さらに加速した。
親にも、周りの人にも、弱音は吐けない。
わたしがしっかりしなければ。
わたしが子どもたちを守らなければ。
そうやって踏ん張りながら、
「寂しい」という感情に
蓋をしていたんやと思う。
助けてほしかった。
寂しかった。
孤独だった。
確かに感じていたはずなのに、
その感情に蓋をして、
平気な顔をして、
平気なふりをして、生きてきた。
セッションの中であふれた涙は、
悲しいだけの涙ではなかった。
やっと気づいてもらえたね。
えらかったね。
よく頑張ったね。
本当は、寂しかったんやね。
過去のわたしを、
心の中でぎゅーっと抱きしめた。
そして、大きく息を吸った。
やっと、わかった。
わたしが助けたいと思っていたのは、
感情に蓋をして、
置き去りにしてきた過去のわたし自身やった。
しんどいのに、平気なふりをしている人。
誰にも分かってもらえないと感じながら、
ひとりで頑張っている人。
助けてと言えないまま、
自分の気持ちを置き去りにしている人。
そんな人を見ると、放っておけない。
そこに、過去のわたしを見ていたから。
その人の答えを、
わたしが代わりに出すことはできない。
その人の人生を、
代わりに歩くこともできない。
それでも、
ひとりで抱え込まなくていいように、
そばで話を聴き、一緒に考えることはできる。
だから、わたしは思う。
誰も孤独にならない世の中にしたい。
これまでの人生で経験してきたこと。
母として、働く人として、管理職として、
迷いながら歩いてきたこと。
そして、
自分自身と向き合う中で気づいたこと。
それらを、
これから誰かの力に変えていきたい。
わたしは、これからの人生を、
コーチとして生きてみたいと
考えるようになった。
まだ、完成した答えはない。
迷う日もある。
怖くなる日もある。
立ち止まる日もあると思う。
うまく言葉にならない感情も、
きれいにまとめられない途中の想いも、
できるだけ、そのまま書いていきたい。
そして、同じように、
自分自身を置き去りにしてきたあなたへ。
過去のあなたを、
ぎゅーっと抱きしめてあげてほしい。
よく頑張ってきたね。
本当は、寂しかったんやね。
もう、自分を置き去りにしなくていい。
わたしたちは、
わたしたちの人生を歩いていい。
一歩ずつ、一緒に。

