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Erasmus+の構造を図式化してみる

先日もエラスムス修士の修了生OGとして留学フェアのお手伝いに行ってきたんですが、「エラスムス」が知られるようになってきたからこその疑問もあったなぁというのが今年の体感です。以前にも、日本人が関係しそうなところに絞ったものはまとめたことがあるのですが、今回はAIの力も借りながらそもそも「Erasmus+」ってなによ、っていうのを図式化してみました。

以前書いた記事はこちら

前の記事でも冒頭に書いていますが、そもそも「Erasmus+」というのは大きなプログラムの名称です。EUは多年度予算を組んでいて現在は2021~2027年の予算枠で運営されています。

このErasmus+のなかに、いろんな支援があります。
図にするとかんな感じ。

支援の対象で分類すると上のような感じになります。
教育機関・組織への支援は、実際にカリキュラムを提供するための助成金などがあります。

このなかの、学生支援のなかに留学に関係する支援・奨学金があるわけです。

移動を伴う学びやインターンシップへの支援も「モビリティ」と呼ばれます。

学生モビリティ(Student Mobility for studies)はEU域内の留学で、EUにある大学の正規学生が利用できます(日本人でも正規学生ならOK)。ヨーロッパの学生がはなす「Erasmusで〇〇に留学したんだ」「Erasmusでこの大学に来てるんだ」という話の「Erasmus」はこれが多いと思います。
それを、EU域外に拡大したのが「国際クレジットモビリティ(ICM)」です。日本からでも、大学が提携をしていればこの形式で単位互換留学ができます。

そして、Erasmus Mundus Joint Mastersと呼ばれるエラスムス・ムンドゥス共同修士プログラムは、修士課程を創設するフレームワークとしてEMJMがあり、そのなかで個別のプログラム(現在214)が提供されています。

各プログラムは、それぞれのコーディネーターオフィスを中心に運営されています。

どのプログラムも、複数の大学が1つの修士課程プログラムを創るために協働していて、カリキュラムの組み方も、アドミッションポリシーの設定の仕方も違います。出願のときは、「〇〇大学のXXX研究科修士課程に出願」という形ではなく、「EMJM△△△修士プログラムに出願」という形になります。奨学生の選考もプログラムごとに行われます。
出願から終了まで、自分が応募したプログラムのコーディネーターオフィスとなっている大学(複数になることもあります)以外とプログラムについてのやりとりをすることはほぼないのではないかな、というのが私の体感です。
ただ、プログラムごとに関係先となる大学や機関の数は異なるので、自分のプログラムの関係先からの連絡なのかどうかは必ず確認してください。

余談:私の過去の記事でEMJMを「EMJMD」を表記している箇所があります。別物ではなく、以前の予算枠での名称が「Erasmus Mundus Joint Master Degree (EMJM)」だった、というだけの話です。「Erasmus+」も、以前は「Erasmus」とだけ表記されるプログラム名でした!ヨーロッパの親世代(=初期のErasmus世代)でも混乱ありそうな話ですが、多年度予算の枠組みを年度などで区別するために、絶妙に名称を変えている、という事情だと思います。

以上、思いつきで書いたので精確な情報が知りたい方や、幅広い支援の内容を知りたい方は、ぜひErasmus+自体のサイトを見てみてください。

最近は、ヨーロッパ学生証を作ろうとしていたり、全ての手続きをオンラインでできるようにしようとしていたりするので、いろいろ今後も気になります。

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