読書を始めた。目線が変わった。
ここまで、僕の学生時代についてお伝えしてきました。
①高3の秋に実家の家業が廃業、大学1年で入院した話
②パチンコ屋さんのアルバイトで目が覚めたって話
1.読書に夢中になった
パチンコ屋さんの派遣会社で受けた研修から、僕はずっと目的のことを考えていました。
どんなことを目的にしよう、大学を出たら何を目的に働いていこうと考えるのですが、なかなか答えが出なかったので、何かを成し遂げていた人たちはどうだったのだろうと伝記を手に取りました。
これまでは興味のなかった分野だったのに、経営者の伝記に心を動かされ、夢中になっていろいろな人の話を読みました。
経営者の中でも起業家と呼ばれる人たちは、必要に迫られて事業を興したというより、目指したいものがあって起業をしている印象が強かったんです。
脚色もあったのかもしれませんが、伝記で読む起業家たちは、それまで僕の周りにいた家業を継いで経営者になった人たちとは違っていました。
誰が決め手だったというのはないんですが、本の中の起業家たちに刺激を受けて、社会を変えるようなインパクトのある仕事って、どうやったらいいんだろうと考えるようになっていきます。
「思考は現実化する/ナポレオン・ヒル」
伝記ではないですが、この本にも大きな影響を受けました。
本に出てくる起業家の姿に刺激を受け、大きなことを成し遂げたいと思考するようになって、起業という選択肢が徐々に僕の中に定着していったのかもしれません。
2.目線が変わった
意識をするようになって目線が変わるというのは、現在保育園経営をしていても思うところがあります。
例えば僕が保育士と話していて思うのは、子どもが好きというのが彼らの前提にあるので、子どもを意識して目線がいつも子どもの方に向いています。
だから、目の前の子どものために行動ができるわけです。
意識することによって目線が変わって、行動が変わっていく。

学生時代の僕が出会ったパチンコ屋さんの派遣業をしていた社長は、当時26歳で僕の親戚と同じ年齢でした。
僕は、自分とあまり変わらない年齢でこんなすごい人がいるのかと思って、なんで親戚と同じ年齢なのに違うんだろう?と意識をするようになりました。
最初は身近な経営者に刺激を受け、本の中の経営者を知り、世の中にはこんなにすごいことをしている人たちがいるのか、と知っていきます。
でも情報はずっとそこにあったのに、僕の目が行っていなかっただけなんですよね。
最初のきっかけは若い経営者に出会って目的について考えるようになったことでしたが、読書をするようになると目線が変わり、どうしたらこんな風に大きなことを成し遂げられるのだろう、僕も世の中を変えることにチャレンジしたい、という気持ちになっていきました。
3.チャレンジしたいテーマが見つかった
社会のために大きなことを成し遂げるには自分で事業を興した方がよさそうだ、と漠然と思っていたとき、大学のゼミのテーマでたまたま「日本の人口問題」に触れました。
そこで、数ある社会問題の中でもこの問題に強く惹きつけられました。その時に出会った本の影響も大きかったと思います。
「人口減少の経済学/原田泰」
稲妻が走ったくらいの衝撃を受けました。
多くの本が悲観的に社会問題を語る中、ここから先の選択を間違えなければ乗り越えることができる、という話が書かれていて、働きたい女性が働くためには保育園が必要だということも、それが日本経済にとって大事だということも、分かりやすく書かれていました。
当時は「待機児童問題」が深刻で、この問題が解決しない限り、働きたい女性の社会進出が進まないことは明らかでした。
見方を変えれば、保育園を作るだけで預け先の定員が増えるということで、保育園を作っていけば女性の社会進出を助けることができるというのが明確だったのです。
僕は人口問題の解決のためにチャレンジをしたくなり、保育園で起業をしようと思うようになりました。
本が書かれたのは今より20年以上前ですが、人口減少の問題については概ね当時の予想通りで、出生率だけが早いペースで下がっています。

(次回)起業を志して行動をした結果、就職する。
読書にはまって色々な本を読んだ結果が、現在の保育園経営に繋がりました。
次回は、起業を決めた僕が会社経営のために就職をしようと決めた話です。
僕は起業を目的に就職をし、そのあとで保育園を作ることになります。
(お知らせ)
実際の研究論文を紹介する記事を書きました。こちらもぜひよろしくお願いします。
