見出し画像

【心に残る一枚を演出する「ボケ」の世界】 #プロンプト #AIイラスト #画像生成AI #ChatGPT #Gemini #Photoshop #Nijijourney No.42

気が付けば5月も下旬ですね。
各社の決算ラッシュも一段落して落ち着くころですが、金融市場では相変わらずAIの話題が盛り上がっています。

「実は、どのような企業が生き残って成長していくのか、今後のマーケットをどう捉えたらいいのか、よく分からないんですよね」

たまに、アナリストの方の本音がぽろっと聞けたりします。

まぁ、そうでしょうね。
私にも分かりません(笑)。

正解だと思うそれぞれの道を信じて、みんなが突き進んでいます。
そのうちのいくつかの道は、本当の正解だと分かるのだと思います。
あとから歴史が教えてくれるはずですよね。

今回は、そんな正解のない世界の中でも、私たちが表現の中で追い求める「美しさ」の一つについてお話しさせてください。

アジサイと女の子(GPT Image 2.0)


1.心に残る一枚を演出する「ボケ」の世界

さて、今回のテーマは「ボケ」の世界のお話です。写真を撮る人にはおなじみの、あの「ボケ」ですね。

「そもそもボケってなに?」と思われる方もいるかもしれません。

虫眼鏡で何かを拡大してみると、ピントが合った被写体以外はぼけて見えますよね。
これが「ボケ」です。

レンズとセンサーのスペックによってボケ方は変わりますが、レンズを通せば基本的には何でもボケます。
実は、人間の目もレンズなのでボケるんですよ。


(a) 誰でも今すぐ体験できる!「ボケ」の仕組みとボケ実験

せっかくなので、ここでちょっと不思議な実験をしてみましょう。

  • まず、暗い場所に行きます(瞳孔を開くとボケやすくなるためです)。

  • 片手を目の前に出して、手を「パー」にします(手は顔から少し離して、横向きにするのがおすすめです)。

  • そして、指の間から遠くの背景を見てください(背景にピントを合わせます)。

このとき、手前にあるご自身の指や手はどのように見えていますか?
指や手にピントが移った瞬間にはっきり見えてしまいますので、指の間から「遠くの背景にピントを合わせる意識」を忘れないでくださいね。

人間の目は2つあるのでカメラのようにきれいにはボケませんが、指や手がぼやけて見えると思います。
ピントが合っている背景の手前がボケていますので、これが俗に言う「前ボケ」です。

冒頭のアジサイと女の子のイラスト(GPT Image 2.0で生成したもの)に話を戻しましょう。
こちらが大きくぼかす前のイラストです。

アジサイと女の子(GPT Image 2.0)

プロンプトにも、自然な仕上がりになるようにボケの表現をあらかじめ仕込んでいます。

Please use the girl from the uploaded illustration to create the following illustration.

The Big Picture of the Illustration:
A beautiful portrait illustration of a boke,
A path in a park lined with blooming hydrangeas,
one kawaii girl resting her hand on a hydrangea,
hydrangea flower with beautiful foreground blur in the foreground, with bokeh from flowers in the background,

Characteristics of Girl:
she has a pink ribbon around her neck and purple eyes and silver hair with a pink hair accessory,
wearing a white robe as smooth as silk and featuring gold embroidery with frills and ribbons,
her eyes sparkling with stars,
A gentle smile,
Mysterious eyes gazing up at the camera,
her long hair flutters in the wind,
Upper body,
15 years old,

Illustration Style:
characteristic of the anime art style,
A peaceful scene bathed in the gentle morning sun,
light particles are floating above the scene,
a fantastical scene,
3:4 aspect ratio

下記のプロンプトで、ボケの少ないイラストをベースに「編集」機能を使って指示していくことで、背景のボケ味をコントロールすることができます。
出来上がったのが冒頭のイラストです。

背景をもっとぼかして、きれいな玉ボケを表現してほしい。
一番手前のアジサイをもっとぼかしてほしい。

どちらが良いか悪いかではなく、最終的には好みの問題ですね。


(b) なぜボケを使うのか?写真の世界とAIの世界での違い

では、なぜ写真や映像の世界ではこれほど「ボケ」が多用されるのでしょうか。
理由は大きく分けて2つあると私は思っています。

① 不完全な構図や背景をごまかすため
② 遠近感を出すため

現実の写真や映像の世界では、特に①の理由が有効に働きます。
写真の種類によっては、しっかりとした構図や完璧な背景を作り出すのに、かなりのお金と時間がかかってしまうからです。

TVドラマの背景合成などでもこの「ボケ」の技術はよく使われていますよね。

ただ、逆に「写真が上手くなりたければ、不完全な構図や背景をごまかせない『ボケを使わない写真(パンフォーカス)』を撮るべきだ」と勧められることも多いものです。

これがAIイラストの世界になると、①も②もAIが最初からうまく処理してくれるので、技術的な問題としてはあまり重要ではなくなります。

だからこそ、AIの世界ではなおさら「純粋な好みの問題」として落ち着くのだと思います。


(c) キャラクターたちで見る作例

というわけで、このあたりで実際の作例をご紹介しますね。
まずは、前回の投稿にも登場してくれた、お馴染みの妖精のラズリーのイラストです。

お茶を楽しむ妖精のラズリー(左:ボケ小、右:ボケ大)

イラストだけだとイメージが偏ってしまうので、今回はエメラルドグリーンの瞳を持つ「翠」をフォトスタイル(実写風)で表現してみました。

実写化された翠(左:ボケ小、右:ボケ大)

実は、AIには細かい仕上がりを指示していません。
それなのに、左側(ボケ小)は全体がふわっと柔らかく仕上がっていて、右側(ボケ大)は女の子がくっきりと際立ち、奥行き方向に綺麗なメリハリがついています。
もしこれが偶然ではなく、AIが全体のバランスを意図して仕上げたのだとしたら、本当に凄い時代になったなと感心してしまいます。

ともあれ、ポートレート風なフォトスタイルでは、やっぱりボケがよく映えますね。

なお、「ボケ小」、「ボケ大」という言い方は、正確には正しくないです。
「被写界深度」という考え方がありますが、それはまた、次の機会に……。


2.まとめ

前回の投稿で湧いた「GPT Image 2.0は『ボケ』が苦手なのかな?」という素朴な疑問から始まった今回のボケの世界。いかがでしたでしょうか。

こうしていつもの女の子のイラストで「ボケ」の効果を紹介している私ですが、実は本物のカメラでは、人間のポートレート写真をほとんど撮ったことがありませんでした。

そんな私が最後に撮影した人間のポートレートは、義妹のお見合い写真(紹介写真)です(笑)。
「せっかくだから」と背景をしっかりぼかして、それっぽいポートレート風に演出して撮影したら、いつの間にかお見合い写真として使われていました。

幸い義妹とお相手は今では結婚しており、少しは私の写真も役に立ったのかな……。

本日も最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

皆さまに、精霊の加護がありますように……。


■ Joe Tsukasaってどんな人?


いつもお世話になっているマガジンです。

◼️白銀の髪同盟

◼️ダークファンタジー好き集まれ

◼️共同マガジン『AL-LA(アイラ)』

◼️【むぎ屋】note×AI活用推進マガジン

◼️漆黒の絶対領域

◼️れおさんの喫茶店

◼️優しさと勇氣を贈る成長マガジン

◼️きょんとみんなの🌸フリーマガジン

◼️みんなで作る!あかりのクリエイティブマガジン

◼️みんなとミナトのAIイラスト展示場

◼️自分に優しく、人にはもっと優しい成長マガジン♪

◼️トランスミッション

◼️みんなで紡ぐ絆と成長マガジン

◼️共同運営マガジン『木陰の広場🌱』


#Gemini
#ChatGPT
#Nijijourney
#Niji7
#Photoshop
#プロンプト
#画像生成AI
#幻想的な世界
#AIアート
#AIイラスト
#AIイラストアイラ
#白銀の髪同盟
#アートを楽しむ
#スキしてみて