危機感は共有していたのだ。しかし時代や経済の流れはどうすることも出来なかった特集『パソコンゲーム黙示録』(ログイン 1995年10月6日号)
1990年代末から2000年代にかけて、日本のPCゲーム業界はエロゲーを除いてほぼ完全に滅亡した。
当時のLOGINの編集者であった私は、完全にその当事者であったし、自分のできる限りその滅亡を食い止めるために働いていた、それは別に私一人がやっていたわけでもなく、当時のLOGIN編集部は少しずつ下がっていく部数や売れ行きが下がっていくPCゲーム、エロゲーを除いてマンネリ化の進むPCゲーム業界をなんとかしようとそれぞれが動いていたのである。
もちろん、基本的には明るいことしか書かないようにしていたLOGIN本誌でも、それとなく食い止めるための問題提起は行っていたのだ。
この特集は、そんな「衰退するPCゲーム業界」を食い止めようとする問題提起の特集であった。
しかし、1995年と言えばPlayStationを始めとする次世代ゲーム機と当時呼ばれていたコンシューマーゲーム期の全盛期が今始まろうとする時代であり、日本のゲームが「世界のゲーム市場を席巻する」という、まさにその時代背景にあって、当時の私もLOGIN編集部も、人が増え景気よくなっていくファミ通編集部やコンシューマーゲームやエロゲーに参入していくソフトハウスなどを見ながら、無力感に苛まれていたと思う。
我々は別に手をこまねいていたわけでは決してなかったのだ、皆それぞれ、できる限りの力を以て衰退を食い止めようとしていたのだ。
今、日本の「コンシューマーゲームも含めたゲーム業界」全体が、完全にこの時代のPCゲーム業界と同じような苦境に陥っている。
個々の働きではどうしようもなかったのだ。
だから、日本のゲーム業界はこれを他山の石として、政官財を含めた大きな動きとして、滅亡から逃れる動きをしてもらえれば幸いである。















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