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まさかパッケージすらなくなる時代になるなんて思ってなかったじゃない!『包装大学』(ログイン 1999年2月号)

 まさか、「ゲームのパッケージ販売そのものがなくなる」という時代になっている。
 そのせいで、この記事の趣旨を説明するには、「昔のPCゲームはパッケージで販売されていて、それもコンシューマーゲームのように統一されておらず、デカイ紙やポリプロピレンの箱にCD-ROMやフロッピーディスクを詰めて販売していたんだよ」という時代背景の説明が必要になる。
 当時はPlayStationが全盛期だったので、「ゲームの販売はCD-ROMケース」で統一されていたというのが、当時の一般ゲーマーの認識だったと思う。
 しかし、萎みゆくPCゲーム業界では、フロッピーディスクの時代から続く箱型販売が続いており、それはこの記事の数年前PCゲームのメインストリームとなっていくエロゲーの販売へと継承されていく。
 辛うじて今の人でも「エロゲーがなんかでっかい箱で販売されていた」という時期を知っている人も多いのではないかと思う。

 実はこのころ業界では「やっぱりコンシューマーゲームのようにCDケース販売に下方がよいのではないか?」という迷いもあり、一部のメーカーがCDケースでの販売をしていたのだが、それらがメインストリームになることはなかった。
 記事中でも書いてあるが、「どうして箱型で販売されていたか?」というと、その理由は身も蓋もなく「目立つから」なのだ。
 そして箱型でもCDケースでも製造原価はほとんど変わらないため、それだったら店頭で目立ったほうが勝ちだよね! という流れで箱型の流通形式が続き、それはそのままエロゲーへと継承されていった。

 わりあいゲームの流通やパッケージについて当時解説していた記事や書籍というのは少なかったので、面白い視点で作れた記事だったと思う。
 ちゃんと取引の合ったメーカーに片っ端からアンケートをとり、さらにパッケージを製作している会社にも取材に行った記事で、そうとう勝手にやらせてもらった記事だ。

 というよりこの時期のLOGINはリストラと経費削減が続いていた上に、PCゲーム業界も斜陽が目に見えていたので、正直「ゲーム以外の視点で記事を作る」という方向性でないと自分にモチベーションが保てていなかったというのもあった。
 1998-1999年頃はもう完全にLOGINにいること自体が苦痛で、あれほど毎日のように見本誌を読み返し、暇さえあればLOGINのバックナンバーを読み返していた私が、この時代のLOGINは見本誌貰っても読み返すことはなくなり、この時代のLOGINの記事については自分の担当記事以外の記憶がほとんどない。
 なにしろ編集部内でもタイアップ記事や広告記事などで黒字化に追われていた時代で、この二年間は『AfterDevilForce』が発売されたらもう辞めるしかないと確定的に考えていた時期で、ひたすら後ろ向きであった。
 あと、三軒茶屋のエンターブレインのオフィスが物凄く西国分寺から接続が悪く、通勤も苦痛だった。とにかく苦痛でしかなかった時期に、珍しく前向きに作れた数少ない記事である。

わりとこの時期「パッケージをどうするか?」はPCゲームメーカーの悩みであった。
「CDケースにしてもゲームは安くならない」というのは、その後のエロゲーも箱化する流れの重要な証言である。
「VooDoo対応だと売れる」という貴重な証言も
「エロゲーの裏のエロ文化はフェアリーテール(アイデスグループ)が作った」という一次証言。これについては実際にやった人(アイデスの新開昇さんから)聞いてる

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