【私の仕事】兵庫県職員の新規採用者の4割超が辞退【ハラスメント/公務員】
兵庫県は、今年度新規採用した総合事務職(大卒程度)の職員150人のうち、69人が辞退し、辞退率が46.0%に上った。
というニュースを読みました。
ーー
兵庫県の一連の問題、ちょっと長引いていますね。
今回の兵庫県知事による各種ハラスメント問題は(各種メディアの問題の取り上げ方は)、私のように人事労務を業務にしている人ならば、初めから違和感を感じていたと思います。
その違和感は、何かと言いますと、
あまりにも「斎藤知事」にフォーカスし過ぎている
ということです。
ー
もちろん、今回の件は「斎藤知事本人の言動や資質の比率が大きい」ですが、本来でしたら、
兵庫県(組織)としてのハラスメントに対する甘さ
を問題として取り上げる必要もあります。
今は斎藤知事ですが、当然、これから(将来的に)他の方が知事になりますから、もしこのままの組織や権力の所在のままであるならば、他の方が知事になったとしても、斎藤知事のハラスメント問題と同様のことが起こり得るということが考えられます。
そして、今回は知事周辺の方々のハラスメントですが、それがもっと現場に近いところで発生する可能性もあるということです。
今回の、新入社員の辞退が急増している件は、間違いなくその影響が反映した結果です。
ハラスメント問題というのは、視点を変えることによって(対象者が変わることによって)、全く違った姿を現します。
ですので、当事者・深い関係者で問題が解決した(解決したと考えた)としても、周辺に大きな影響を与えることが多いので、気をつけなくてはいけません。
ー
一般企業への就職活動でも、企業のハラスメントについての取組みが、新入社員が重視する項目の一つになっています。
「ある企業で発生した・明るみになった各種ハラスメントが、自分自身にも起こるかもしれない」と考えるのは、当たり前のことです。
ただでさえ、「学生の公務員離れ」という問題が常態化しているのですから、公務員が選ばれる職業になるための対策は必要になります。
公務員という、一般企業とは違った特殊な業種(狭い世界)でも、気にしなくてはいけない問題になっています。
少なくとも、兵庫県全体の取組みとして、
1.各種ハラスメントに対する宣言(ハラスメントは許しません!)
2.各種ハラスメントに対する対策
⇒「ハラスメントを起こさないようにするためのもの」と
「ハラスメントが起こってしまった場合のサポートや具体的な対処(組織的な仕組み作り)」
の二つを実施し、そしてその取り組みを広く浸透させるために、大々的に発表することが必要なのではないかと思います。
※斎藤知事が5月12日にパワハラ研修を受ける、というニュースが4月25日に報道されました。
また、今回の件を他山の石とせず、各種自治体が独自で対策を取ることを心から望みます。
各自治体の住民は、選挙で選ばれた首長や議員の方々には、そのようないざこざに労力を割かずに、地域を良くするための活動をして欲しいと思っていますからね。
☆他の人事労務関連記事☆
今回の画像は【戦国note 編集長】さんからお借りしました。ありがとうございます。
いいなと思ったら応援しよう!
読んだ方に、何かしらのプラスを届けることをいつも考えています。少しでも「読んで良かった」と思われる記事を書きます!