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いくたびか実際に日本や世界に伍するヒトビトのようすを垣間見ると

ありがとうございます

はじめに


 わかりやすい例でいうとスポーツだろうか。わかい頃からいくたびかそんな突出した実力の持ち主の競技のようすを実際に間近で見ることができた。そこからいろいろな感慨が湧いた。

きょうはそんな話。

おどろき


 高校の部活で卓球をやっていた。近くの総合体育館に元世界ランク1位を記録し世界選手権などで活躍した長谷川信彦選手がデモンストレーションでやってきた。

卓球部のなかまといっしょに見学に。元世界1位の実力の持ち主とはどんな人物なんだろうと興味が湧いた。1球、ひと振りごとに歓声の湧いたデモの競技のあと、見学者の質問に応じる彼のことばと姿勢は、まさに謹厳実直。彼の得意技のパワードライブそのものといってよさそう。見学のあとの帰り道でわたしたちは顔を見合わせながら歩いた。世界の頂点とはこれほどまでに崇高なものなのかと。

同時に彼の印象は、中学時代のある体育教師をイメージと重なった。武士が現在に生きていると思えそうな物腰とすきのない目をされていた。この恩師はこの中学のバスケット部を全国3位に導いた人物。体育館でのピーンとはりつめたような指導のようすをとなりでいつも感じていた。

どのスポーツでも


 一流といわれる選手をさまざまな競技で見た。いずれの方々もどれほどの練習やトレーニングを重ねてきたのだろう。彼らの足はあたかも重力を感じていないぐらい軽く躍動して見える。それからパワー。スタンドからみた掛布選手のホームラン。ライトスタンドへ一瞬で直線的に飛んでいった。

度肝を抜かれるとはまさにこんな感じ。いずれもお金を払って見る価値が十分にある。そんな経験を地方でできる機会はそんなにない。なるべく見るようにはしたし、いまもってここでとりあげた競技者の方々は尊敬の対象であり、いずれも超人と呼ぶにふさわしい。

傑出したヒト


 アルバイト先である人物に出会った。君原健二氏。メキシコ五輪で銀メダルを獲得された方。

わたしと背格好は変わらず、わかい選手たちにまじるとむしろ小柄な部類かもしれない。ひとことふた言だけ会話させていただいた。年上の方に向かって使うべきでないが、じつに実直というか謙虚なお人柄とお見受けした。

失礼を承知で申し上げるとすれば、近所の町内会で立ち話しそうなぐらいの感じで気安くお話いただいた(実際に当時お近くにお住まいのご様子だった)。

これも失礼を重ね重ね申し訳ないが、とてつもない業績をあげられた「鉄人」とは思えない。筋骨隆々のスポーツマンとはことなり、マラソンのランナーとはじつに不思議なすがたかたちをしているものだという印象。どこにそんなスタミナが存在しているのだろうという感じ。

おわりに


 そんなヒトビトからやる気をいただいてきた。なにも自分はスポーツでなくてもいい。残念ながらからだの面では鍛えても人並みがやっと。病気をかかえているので無理はできない。逆に病気がわかるまえにスポーツをつうじて自分の体力の限界を知ることができ無理をしなくなった点は大きい。

ヒトがやろうとすればここまでできるという世界を見せてもらえた。いずれもすなおにすごいと思うし、さまざまいくたびも励まされて元気をいただけた。


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