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雨の降る日は部屋の中でできることを


はじめに


 梅雨入りはまだ聞かないが、気の早い台風が西日本に上陸して前後で雨が続く。外に出かけるより家のなかで過ごす機会が増してきた。すでに衣服の調節だけで屋外で過ごしやすかった季節があっさり通り過ぎてしまった。行ってしまってからもうすこし満喫できるように動けば良かったと思い返す。いや、これからの雨の季節でもそれなりに楽しめるはず。

きょうはそんな話。

雨続き


 空がどんよりしていたのはこの6月だけでなく、今年は4月もそうだったし、休日は天候に恵まれているかといえばそうでもない。それでもけっこう傘を手に外に出るようにしていた。動いたほうがいい。部屋のなかでじっとしているとそれこそ体にきのこが生えてきやしまいか。

そんな冗談はさておき、システムバスの壁にカビが生じないように年中換気扇を稼働させる。とくに梅雨を迎えつつある時期は注意している。台所で煮炊きする上に、水回りの集中する洗面所やトイレ、風呂場はそんな点検箇所。なるべく晴れ間のあるときには窓と入口を全開にして換気。

部屋ぐらし


 ザアザア降りの最中に出歩くことはふつうはしない。外出をあきらめて部屋でおだやかに過ごしたい。外出先で急ぎでなくていい用事は後に回すか取りやめる。たいていはそれで何とかなる。

仕事以外で、外出の用事はたいてい急ぎでないものが多い。さまざまな不具合などの生じる雨のなかでわざわざやる必要はない。とくに面倒なのが公共交通機関。濡れた傘を持ち、荷物を抱えて邪魔にならぬように不自然な体勢を維持しつつ乗り続けねばならない。そんな苦労してまで行わねばならない用事はそんなにないので、雨の音を室内で聞いたらあっさり取りやめる。雨天中止はそんな口実にもっともふさわしいし、部屋でできることのほうを選ぶ。

前向きに


 雨の日に籠るのはいやではない。これはこれで楽しめる。ふだんなかなかやれないことに集中して取り組めるいい機会。時間がわりとゆったりしていれば、絵を描いたり音楽を聞いたりできる。だれからも咎められるわけでない。雨が降るからと言えばいい。

そういえば毎年のこの時期は何をやっていただろう。ここ数年は研究をまとめて論文の原稿を書いたり、学習サポートの生徒たちの顔を思い浮かべつつ、適した教材をつくったり。けっこうそれぞれの生徒向きのものも作ってきた気がする。こうして手もとに残るものはそれぞれ外出できない時間を繋いでできたものが多い。

時間を充てる


 こうして籠りがちなこの6月にやることはけっこう後々になり振り返ると資産になっている。手慰みの時のようでいて、こうして見方を変えるとじつはそれなりに充実した時間といえそう。

きっとそうなのかもしれない。それぞれ年間を通じて見渡すと、無駄な季節や時期などはないのではないか。それぞれの時候に合わせていちばんやりやすいことを中心に据えてたんたんと行えばいい。

おわりに


 梅雨入り間近。それなりにことしもやれることをやろうと思う。なにも急いて焦る必要はない。雨の降る日は部屋の中でできることをやればいい。それが目的があろうとなかろうと、時間はだれにも平等に与えられている。どうすごすかは各自に任されている。


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