見出し画像

名づけられない気配に惹かれて ― アアルトの花器と、湿りの思想

この花器は「湖のかたち」と呼ばれている。
そう語られることで、多くの人にとって意味が整うのだろう。
けれど私が惹かれたのは、そんな解釈の“手前”にあるものだった。

木型と熱と職人の息づかい。
その一瞬が生み出す輪郭。
曖昧で、湿っていて、触れようとすると指のすり抜けるような、名づけられない気配。

説明できないからこそ、残したいと思った。


この乳白の曲線は、空間に重さを与える。
花を活けなくても成立する、静物としての強さがある。
理由ではなく、気配で選ばれたものは、
いつか誰かの生活の中で、静かに時を越えていく。

それは、湿りの中でにじむように、確かに残るものだと思う。


関連リンク

🌿 アアルトの花器について綴った記録帖(ブログ):
→ 湖のかたち、では語れない ― アアルトの花器に寄せて

🕊 該当プロダクトはこちら:
静けさを湛えた花器をみる
輪郭が空間をつくる花器をみる

📎 関連リンク

▼ Helveticaの在庫や商いの風景はこちらでもご覧いただけます

公式サイト:https://vintagekagu.com
Instagram:https://www.instagram.com/vintagekagu/
X(旧Twitter):https://x.com/vintagekagu
YouTube:https://www.youtube.com/@vintagekagu
Discordサロン(参加自由):https://discord.com/invite/gxdmPZ8j

いいなと思ったら応援しよう!

vintagekagu このチップは、 「残していい」と感じた判断の痕跡です。 金額より、その重さを受け取っています。