「一つになる」とは?

私と一つになりなさい

そもそも、一つになる、ということは、人間関係の中で、どういう状況のことを言うのか、
そこから話してみたいと思います。

一般的に勘違いされやすいのは、考え方や思考が一致していないと、一つにならない、と思い込んでしまうこと。

例えば、サッカーのチームで一体化している場合は、全メンバーが同じ動きをして、同じ考えで動いているのではないか、と思いがちです。
しかし、もし全員が、全く同じ動きをしていたり、一斉にボールに集まってくれば、全然ゲームにならないのと同様で、それぞれのポジションが、自分の特徴を活かしながら、それがバラバラにならずに有機体となって行動できる組織というものを考えてみたいと思います。

こういう組織とは、一体、何が一致することで一つになれているのでしょうか?


ここでキーワードになるのが、「有機体」という言葉です。

これは、一つの身体のような組織、ということです。
もっとわかりやすく言えば、痛みがみんなで同じように感じとれる関係、喜びをみんなでいっしょに共有し合える関係、ということです。
足の先っぽの、小指が痛むだけで、体全体が反応するように、痛みを全体で共有できる組織が、「有機体」ということになります。


なので、一つになる、ということは、お互いに痛みを同じように感じ取れ、喜びをいっしょに共有できる関係を築けること、ということになります。


ということは、「私と一つになりなさい」という意味は、私の痛みを同じように感じ、喜びをいっしょに共有できる関係になりなさい、ということになるのではないでしょうか。

夫婦で一つになるとか、チームで一つになる、というのは、考え方や行動、意見が一致しているかどうかではなく、お互いに痛みを分かち合え、喜びを共有できる仲になれているかどうか、ということなのではないでしょうか。

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