「Newton 別冊 音楽と科学」をオススメしたい理由とは|時空ラボ
音楽はなぜ人の心を揺さぶるのでしょうか。
私は小学生のころから(ときどき休止を挟みつつも)ピアノの練習を続けてきたのですが、音楽についてあまり体系的な勉強をしたことがありませんでした。
「Newton 別冊 音楽と科学」は初心者に向け、音楽というものの解像度を上げてくれるムックです。
◎個人的な評価
★★★★☆
数学、物理学、脳科学といった多角的なアプローチで、音楽の本質に迫る初心者向け解説書です。単なる理論書ではなく昨今ならではの話題もあり、ちょうどいい"広く浅く"があります。
◎「Newton 別冊 音楽と科学」の紹介
数学が音楽と密接な関係にあることは情報として知っていましたが、本書ではさらに楽器の仕組み、音楽に感動する理由、コンピューターミュージックの話題など、科学というアプローチから音楽について幅広く解説しています。
脳に音楽中枢と呼べる機能が存在しない話や、著名な科学者が音楽をたしなんでいたエピソードなど、音楽と科学の接点を多角的に楽しめる構成になっています。
例えば全ての音が三角関数の和で表せること、音の分析・合成にフーリエ解析が使われているといったことは、近年のデジタル化の仕組みにつながりますね。
◎「Newton 別冊 音楽と科学」の感想
バッハの「平均律クラヴィーア曲集」で目にしていた「平均律」という言葉の意味も、ようやく腑に落ちました。
平均率は、純正律と比べて和音が微妙に不協和であり、しかし私たちはそのことに既に慣れてしまっていて違和感を感じない話、その代わりどんな転調にも耐えうる調律法である話は、とても興味深かったです。
音楽が感動をもたらす仕組みについても科学的なアプローチから解説してくれます。
音楽は緊張と弛緩をもたらすことで人の心を動かしているといい、このメカニズムは私もピアノの演奏時に意識するとよさそうに思えました。
◎「Newton 別冊 音楽と科学」をオススメしたい理由
「Newton 別冊 音楽と科学」は、音楽を聴いたり演奏したりする中で「その仕組みに触れたい」と思ったときに、ちょうどいい一冊といえるでしょう。
私は音楽について、単に複雑な音の組み合わせで構成されたものと考えていましたが、さすがにこれは短絡的過ぎました。
あえて科学的な視点で見たとき、音楽という言葉の解像度が上がるのは面白いですね。
音楽の背後にある科学を知ることで、聴く楽しみも演奏する喜びも少し違った体験として感じられるように思いました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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