見出し画像

「謎の香りはパン屋から」の読書感想文|時空ラボ

謎の香りはパン屋から」(土屋うさぎ)というタイトルが、とても気になっていました。

平和なパン屋さんを舞台にどんな血生臭い事件が起こるんだろう? ……など、どちらかというと不穏な想像を膨らませていたのですが、実際はもっとエンターテイメントな作品でしたね。


◎個人的な評価

★★★☆☆
町のパン屋さんを舞台にした、日常の小さな謎解きが特長の小説です。5つの短編とエピローグなどで構成されています。

◎「謎の香りはパン屋から」の紹介

大学生の市原小春は、パン屋さんでアルバイトをしています。

将来の目標が漫画家だけあって、何かしら細かな違いによく気が付くのですが、それが日常の謎を解くスキルとして生かされるのです。

第一章では、友人がなぜライブをドタキャンしたのか、その理由をいくつかの些細な気づきから探り当てました。

各章にはクロワッサン、フランスパン、シナモンロール、チョココロネ、カレーパンといったテーマが設定されており、そうしたパンにちなんだストーリーが展開されています。

◎「謎の香りはパン屋から」の感想

本書は第23回「このミステリーがすごい!」の大賞受賞作ですが、本格的なミステリーを想定してしまうと、期待外れに感じるかもしれません。

謎の香りはパン屋から」は、日常の違和感を基に小さな謎を解いて人助けする……そんな読み物です。

パン屋さんの職場事情も分かるので、ちょっとしたお仕事小説ともいえそうですね。

個人的には、全体的に文章表現がやや直接的な印象を持ちました。
とはいえ読みやすく、多くの人が安心して手に取れる作品ではないでしょうか!


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
以下のマガジンでは、いろいろな書籍の感想文をまとめているので、よろしければ覗いてみてください。


いいなと思ったら応援しよう!