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主治医交代

癌センターに紹介されたけど、秒で断られた可哀想なわたしたちは、ゆきりんから、隣の科の中田っちを紹介された。
他の地域の癌センターでも働いていたという、内科医。消化器癌専門医である。

初めて見たモノを親だと認識する、雛と同じ性質を持つわたしは、ショックだった。
お母さん、捨てないで!!!状態。
でもよく考えたら、ゆきりんは外科医。
切るモノがない夫に対して、ゆきりんはすることがないのだ。
(ストーマは、今もゆきりんが診てくれてるけどね!)
夫が大腸ガンで切れる状態なら、彼女は張り切って捌いてくれていたであろう。

中田っちと初めて会ったのは、外来。
ゆきりんが良すぎたからか、その時は、ちょっと冷たい印象だった。
今後の軽い説明をされた。
外来では時間がそんなに取れないから、仕方ない。

次に会ったのは、1回目の抗がん剤治療のための入院の日。
中田っち、中田っちの弟子(なのか本当のところは知らん)、わたしたちの4人。

夫の治療法、「FOLFOX」は、5%の確率で亡くなる人がいる。癌ではなく、副作用で。
その内訳や、夫の場合はどうなのかの予想など。
1時間かけて、ゆっくり。
(書けるのであれば、ここもちゃんと書きたいので、書けたらリンク貼るね!
忘れてたら、それはソーリー!)

1時間かけてちゃんと説明されるのって、もしかしたら当たり前の事かもしれないけど、ありがたかった。
癌家族初心者な上に単純なわたしは、すぐに「いい人かも」となった。
でも一番は、夫がレイノー持ちと伝えた時。

「副作用で手の痺れが出る、休止期間でも出たら、抗がん剤中止」と言われたわたしたちは、目を見合わせた。
ただでさえ、あんだが?

夫、中田っちに手を差し出す。
中田っち、夫の手を見て、触って、絶句。
「うそやろ?」という顔で見られた夫、「レイノーが…」

「うはっ…!!レーイーノーーーーかぁーーーーー!!!」

冷静に、でも丁寧に、今まで説明してくれてた医師の、素の反応、めっちゃ良かった。
そーゆーの、すき♡

夫は寒いところいると、レイノーが出る。
冬はつらいし、冷房でもでることがある。
その日、院内の冷房が効いていて、わたしでも肌寒いくらいだった。
運良く(?)主治医に、若干でもレイノーの兆しを見てもらえたのだ。

「これは、‘勘’と言いますか、データがあるわけではないので、わたしの感覚なんですけど、60%!60%の濃度でどうでしょう!」
そんなのド素人のわたしたちが、分かるわけがない。
中田っちの勘を信じて、夫の抗がん剤治療が始まった。

この後は、↓ココに繋がるよー☆

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