自称メンヘラマンの自分語り
初めまして。
ふと思い立ったので自分語りをします。
私は現在28歳の男です。
話は十数年ほど遡ります。
中学生の頃の私は恋愛というものをあまり知りませんでした。
女子に可愛いだとかいかがわしいことがしたいだとかの感情を抱くことはあっても、好きともまた違った感覚だったような気がします。
そんな私に転機が訪れたのは、高校1年生の時です。
中学時代運動部だった私は、高校でも運動部を選択しました。
しかしそこで問題が起きます。
私は入部早々脚の靭帯を怪我してしまい、運動があまりできなくなってしまったのです。運動部の退部を余儀なくされた私ですが、学校の方針として1年生の間だけでも部活には入っていなければなりませんでした。
幽霊部員でもいいとのことでしたので、同じクラスの男子からおすすめされた文化部に入り、活動には参加しないでいようと思いました。
しかし6月頃でしょうか。入部届を提出しに行ったその日、私は出逢ってしまったのです。
私をメンヘラ沼にのめり込ませ、仕舞いには人生の時を止めてしまうような人物に。
とは言っても勝手に惚れて勝手に堕ちていっただけのことなので、その人のことを恨んだりするような気持ちは微塵もありません。
彼女は容姿がハチャメチャに良く、頭も良く、オタク趣味を持った1学年上の陽キャでした。
最初の頃は、中学生の頃の延長線上で「可愛い」「いかがわしいことがしたい」だけだったような気がします。
どこでその感情が「好き」に切り替わったのかはもう覚えていませんが、夏休み前にはもう好きでした。
毎朝、起きると彼女への恋心が昨日より大きくなっているような気がして、いつか胸が爆発しちゃったらどうしよう?と真面目に考えていました。彼女のことを知れば知るほど全てが好きになる要素でした。
彼女と話すために部活に出て、彼女と話せない土日は彼女に想いを馳せる。みたいな生活をしていました。
そんな生活をしていれば当然拗れます。
だって初めて人を好きになったし。だってめちゃくちゃ優しくしてくれたし。どんどん好きの感情が膨らんでいました。
彼女の影響でそれまで興味がなかったアニメを見るようになったり、オンラインゲームも始めました。
夏休みが始まる頃、ゲームで分からないことがあったら聞きたいからと連絡先の交換をしました。もちろんそんなのは口実です。
学校がなくても連絡が取れるようになったのでとても舞い上がっていたのを覚えています。
ボカロ曲をオススメし合ったり、オススメのゲーム実況者がいるからと通話しながら一緒に見たりしました。
そして夏休み。
文化部だけど週に2回ほど自由参加で学校に集まって活動するとのことだったので、彼女が参加する日を聞いてその日は全て参加しました。恋心がバレない為に、彼女が参加しない日も参加したりしてました。
フツーに周りにはバレバレだったようですが、自分ではうまくカモフラージュできてたつもりでした。
幸い電車の方向が一緒だったので、行き帰りはずっと一緒でした。
一緒に登校しないかと誘ったらOKが貰えたので、時間を合わせて2人で登校していました。
帰りの電車は他の部活メンバーもいましたが、みんなが降りる駅→彼女が降りる駅→私が降りる駅の順番だったので、少しだけ2人で話せます。みんなが降りた後、2人で全く別の話題を話すのがなんだかとても幸せでした。
そういえばあのボカロPが今日新曲を投稿していたとか、オススメの実況者が動画を更新していたからまた一緒に見ようとか、2人だけの話題が本当に幸せでした。
夏休み中、部活のみんなで花火大会を見に行こうという話になり、彼女も参加するということでウッキウキで参加しました。
花火大会当日、花火を見ながら不意に彼女の手に触れてしまった時があり、それに対し彼女がおちゃらけて「キャッ///」と反応してきたのが恥ずかしくなってしまい何も言えず、顔真っ赤だよとみんなに笑われるようなことがありました。ラブコメかな?
当時、私の通う高校ではmixiが流行っていました。
私もアカウントを持っており、彼女のアカウントとも繋がっていました。
そこで私は知ってしまうのです。
彼女には彼氏がいました。
読モか何かをやっている年上の爆イケ男でした。
勝ち目が無え…。写真を見て一目でそう思いました。
顔が良くて、一人暮らしをしていて、金もある男
欠点なのはドメンヘラで性欲が強いことくらいです。
なんでこんなことを知っているのかと言えば、あろうことか私は彼女の恋愛相談を受けてしまっていたのです。
そんなことしたらもう終わりです。私の貞操観念は破壊され、恋心はメッタ刺し状態でした。
この頃少し自傷行為まがいの事をしていました。
手首を切ったりするのは明確な意図が見えてしまうので、わざと階段から落ちたり、自転車に乗りアスファルトで思いっきり転んでみたりそういった怪我でごまかしていました。
それでも毎朝起きるたびに気持ちは大きくなっているし、なんなら1秒ごとに大きくなっていっているのを感じていました。
なんとかあの男から引き剥がさなければと躍起になっていましたが、私も彼女もあの男の顔の良さに勝てない日々が続きました。
そしていよいよ、長い長い夏休みが終わりに差し掛かります。
夏休みの部活の帰りは普段の学校より早い時間で、電車に乗っている人はほとんど居ませんでした。
学校が始まればまた帰宅ラッシュの中帰ることになり、2人だけで会ってゆっくり話せるのは夏休み中の行きと、帰りの少しの時間だけでした。
まだ彼女は爆イケ男とは別れていませんでしたが、私は自分本位でした。
夏休み最後の部活帰りに、私は誰もいない電車の中
彼女に告白しました。
「好き。」
第一部 完
