地震が起きた瞬間 体はカメラを掴んで被災地に向いていた
熊本地震が起きてしまった。
発災当時、私は自宅から100キロほど離れた人吉球磨地方にいた。打ち合わせの最中、地鳴りのような音が響き、わっさわっさと揺れ始めた。
パルス的な揺れというより、30秒ほど激しい横揺れが続いたため、一瞬「南海トラフか?」と身構えたが、直下型の地震とのことだった。
地震を追ってきた過去と、当事者としての遭遇
NHK時代、私は一時期、地震を専門に取材・制作を行っていた。
NHKの中でも地震の第一人者という自負がある。2016年の熊本地震の検証や、熊本での”次なる大地震に備えよ!”をテーマに番組を手掛けてきた。
熊本で再び大きな地震が起きるリスクについては「いつ起きてもおかしくない」「いくらでも説明がつく」状況だ。
しかし、いざこのタイミングで、しかも独立した立場として暮らしている場所で巨大地震に遭遇すると、息をのむような思いがする。
カメラを持って被災地へ
NHKを離れて独立するにあたり、地震や自然災害の仕事から離れようと決めていた。
だが、人吉で車中泊をして、朝4時に目覚めると、気づけば身体が勝手に動き、カメラを持って被災地へと向かっていた。
NHKのディレクターとしてできることと、今、組織を離れて自由な立場になった自分にできることは違う。どのような形で公開するか考えもせずに撮影を始めたが、今回はできるだけ「そのままの姿」を記録し、出すことにした。
【Youtube 2026熊本地震・震災翌日ドキュメント】
おわりに
熊本に暮らす元科学番組ディレクターとして、この場所で何ができるのか。模索しながら動いていこうと思う。
ぜひチャンネル登録をお願いします。
