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幸せに生きるために大切なモノはなにか?

 幸せになるために、どんなことを大切にしているだろうか?

 ヴィッキー・ロビン+ジョー・ドミンゲス著「お金か人生か」に以下の文章が出てくる。

心理療法士のダグラス・ラビアは(中略)個人の達成感や生きる意味を犠牲にしながら、お金や地位、成功に過度に執着することで、数百人の被験者のうち6割もの人々が抑うつ症や不安神経症、一般的なストレスを含めた仕事を原因とする不調で苦しんでいることを突き止めました。

ヴィッキー・ロビン、ジョー・ドミンゲス著「お金か人生か」

 
 私たちは現在、物質的には豊かな世界に生きています。
 スマホでいつでも誰とでも連絡が取れる。「会おう」となったら、待ち合わせの場所へはスマホで調べ、道中はスマホでマンガを読んで、音楽を聞いて、ゲームをして、SNSを眺める。友達に会えたら、買い物をして、美味しいご飯を食べて、コーヒーを飲んで、デザートを食べて、ゲームセンターで遊んで、映画を見て、また美味しいご飯を食べる。家に帰れば、温かいお風呂にテレビ。パソコンでユーチューブを開いて、大好きなアーティストの音楽を聞きながら、キンキンに冷えたビールを嗜む。

 なんて幸せなんだろう。

 だが私たちは、モノが溢れているこの世の中にいながらどこか寂しさや物足りなさを抱いて生きている。「もっとあんなモノがあればいいのに。」「もっとお金があればいいのに。」
 実はこうした過度な物質主義崇拝が私たちの心身を蝕んでいると言います。

 では私たちは何を大切にして生きていけばいいのか。
 それは心を豊かにしてくれるもの。愛情や、やりがい、達成感、生きる意味、人との繋がり、社会貢献などです。

 私たちは気づき始めています。物質的には豊かなのに、心は満たされていないことを。つまりそれは、人の心は単なるモノでは満たせないことを示唆しているのだと思います。何よりも、モノが心を満たす期間は短い。モノではなく、もっと長く心を満たせる何かが必要なのだと思います。それこそが、上述の非物質的なことなのです。

 若いころはモノはなかったが、楽しかったし、幸せだった。部活も勉強も頑張って、充実していた。大人になったらもっと幸せになれると思っていた。仕事をして稼いだお金で好きなモノが買えたら幸せになれると思っていた。
 だけど、実際はどうだろう?モノで満たされているはずなのに、幸せから遠ざかる気がする。もっとモノが欲しい、もっとお金が欲しい。そんな物欲おばけになっている。

 私たちが本当に欲するべきなのは、一生をかけて苦楽を共にできる仲間であったり、損得ではなく付き合える友だったり、嫌なことも楽しいことも共有できる家族だったり、何かの拍子に出会える新しい出会いだったりなのではないだろうか。

 本来、私たち人間は寂しがり屋なのだ。モノでは埋められない。大切な人との繋がりでしかそれは埋められない。私たちは物質的な豊かさを求める以上に、大切な人との繋がりを求めることが、幸せに生きるために大切なことなのだと思う。


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