あの人もしかして…スパイ?
仕事上、とてつもなく優秀な人に出会うことがある。
その一人は、アメリカ出身の白人女性。出会ったのはもう10年以上前だが、当時彼女は名門大学院を出たばかりの20代半ばだった。
「仕事ができる」という言葉では足りないほど頭が切れ、日本語を含め数か国語を完ぺきに操っていた。アクセントがなく、ネイティブの日本語なので、子ども時代を日本で過ごしたのかと思いきや、大学の時に交換留学で1年いた程度だという。
経歴も申し分ない。特定されかねないので詳細は控えるが、現在はヨーロッパの金融機関で働いている。
「語学の天才」とか「地頭が良い」という以上に、何か謎めいた雰囲気を醸し出していた。
ここで、私のイマジネーションが膨らんでしまう。
実は彼女は、幼少期から訓練されていたスパイだったのではないか、と。
(完全なる妄想です)
私はこういう天才的な人に遭遇すると、すぐスパイに仕立て上げる癖がある、笑。
映画やドラマの影響だろうか。
いや、そういう類の憶測は現実社会でもある。例えば、 「世界のメディア王」 ルパート・マードック氏の元妻、ウェンディ・デン(Wendi Deng)もそうだ。

彼女の人生は、かなりドラマチックだ。
出身は中国で、両親はエンジニア。二十歳位でアメリカに留学し、ホームステイ先のホストファーザーと不倫関係に陥る。彼は奥さんを捨ててウェンディと一緒になるが、ウェンディはグリーンカードを取得したのち離婚。イェール大学でMBAを取った後、マードック帝国の傘下、スターTVのインターンとしてキャリアをスタートさせ、役員幹部まで上り詰めた。親子以上に年の離れたマードックと結婚したが、2児をもうけたのち離婚(Wikipedia参照)
離婚後は、英国元首相のトニー・ブレア氏やロシアのプーチン大統領との関係まで噂された(本人はプーチン大統領とは会ったことがないと否定)
ウォール・ストリート・ジャーナルなどがずっと前に、ウェンディさんの「中国人スパイ説」について報じているが、真偽は不明だ。
もちろん、私の知り合いとウェンディさんは全く別物だ。
知り合いのほうは単に「優秀である」という事実だけで、あとは私の妄想に過ぎない。
ただ、実際のスパイも私たちの周りに溶け込んで暮らしているのだろうかと、自分にはない才能を持った人たちをみると、謎に満ちたスパイの世界に足を踏み入れた感覚に陥る。
