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chitoseshizuoka
“ほどよい知り合い”の距離感
突然親しげに話しかけられて、「あれ、この人誰だったっけ?」と頭の中がハテナだらけになった経験、皆さんはないだろうか。
私はよくある、笑。
最近職場が変わったことで、人の名前と顔を必死に覚えているところだ。
大きなオフィスだし、部署が違えば、そう頻繁に会うことはないのだけれど、なぜかエレベーターやトイレで出くわし、「慣れましたか?」「お忙しいですか?」と話しかけてくる人がいる。
若くて、かわいらしい女性だ、見覚えがあるような気もするけど…
誰だろう、(同じ)記者ではないな、と思考を巡らすも、思いだせない。
一度研修があったから、そこで一緒だったのかな、と頭をひねったけれど、名前はもちろん、出会った場所も思い浮かばない。
あんなに毎回親しげに話しかけてくるということは、私は、知らず知らずに人助けでもしていたのだろうか、なんて都合のよい解釈をしてみる。
問題なのは、最初から、知り合いであるかのように話しかけられたため、適度に相槌を打ってしまっていることだ。今さら、「どこでお会いしましたっけ?」とは聞けない。
今日もコーヒーを取りにいったら、ばったり遭遇してしまった。
「〇〇さんインフルになったみたいですよ」とか、私が〇〇さんを知っている前提で話を始める彼女。
その時、ハッとある考えが浮かぶ。
……もしかして、彼女が私を別の人と勘違いしているのでは?
私の名前を呼んだこともないし…
どこにでもいそうな顔を持つ私は、おそらく、彼女の中では、”ほどよい知り合い”なのかもしれない。
そう思ったら、顔を覚えられないことに対する罪悪感も消え、会話を楽しもうとする気持ちが芽生えてきた。
皆さんだったらどうしますか。
