「あの人は、幸せなのだろうか」
「あの人は、幸せなのだろうか」
ふと、知人や会ったことのない著名人に対してさえ、こんなことを考える自分がいる。
そもそも人の幸せの定義なんて十人十色だし、その人が幸せかどうか、私が判断することではない。
それでも、好奇心にまかせ、その人の表面の裏にある心情やストーリーまで読みたくなってしまう。
この歳になると、属性―社会的地位、資産、経歴、年齢、家族構成、生い立ちーだけが幸せの基準ではないというのもわかっている。
実際、傍からみて絵に描いたような完璧な生活を送っていても、心の中は虚無感や孤独で一杯な人もいるだろう。
一見して輝かしくみえる人生なのに、心の中は真逆だったのか―最近、ブラッド・ピットが以前のインタビューで、孤独について語っていた言葉を目にした。
彼は、こんな言葉を残している。
“I always felt very alone in my life…when you can walk with the paradox, when you carry real pain and real joy simultaneously, this is maturity, this is growth."
「私はずっと、人生の中で孤独を感じてきた。。<中略>人は、矛盾とともに歩けるようになったとき、本当の痛みと、本当の喜びを、同時に抱えながら生きられるようになったとき、成熟する。それが成長なんだ」
自分をどうみせるかが商売のスターと一般人を単純に比較はできないけど、表面ではみえない「陰の部分」は誰しもが持つものだ。
「彼女は、幸せなのだろうか」―きっと私も誰かからそう思われているだろう。
正直、即答はできない。
けど、矛盾を抱えたまま生きている今の自分を、以前よりも否定しなくなった気がしている。
