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mono_g_usa
臆病な私が、空を見上げる理由
見出しに反するが、私は臆病者ではない。
ただ、因果応報を強く信じている。つまり、行為の善悪に応じて、その報いが自分に跳ね返ってくるというカルマの概念だ。
「悪さをしたり、人を傷つけたら、絶対にバチがあたるわよ」
子供の頃から母にそう言われて育った。なので、ちょっとした悪さをするたびに空を見上げて怯えていた(空からバチが降ってくるわけでもないのに)。
もちろん”バチ”がドラムスティックではなく、罰(punishment)だとわかってからも、悪事は働いたことはない。
それでも、意図せずして人の心を傷つけたことはある。
詳細は控えるが、もう20年以上も前の話だ。
まだ若くて、自分の行動の重みを知らなかった。
自分が傷ついたり、辛い気持ちになると、その時のことを振り返り、まだ根に持たれているのではないか、とか複雑な思いが錯綜する。
過ぎたことは仕方ない、と悪びれずに開き直れたらどんなに楽だろう。
すべてのネガティブなことが過去と紐づいてしまい、呪縛から逃れられない。
やはり私は、臆病者なのかもしれない。
せめて、残りの人生、もしくは来世のために、人に優しくなれたら、社会が良くなる一端を担えたら、と考える私(結局は自分のためになってしまうけど)。
そんなことを考えながら、違った意味で、空を見上げる自分がいる。
