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kana872
強気と弱気のはざまで
「自分にできないことはない!」と気持ちが大きくなる瞬間がある。
次々とアイディアが浮かび、気分が乗って、書くことに集中する。いわゆる“ゾーン”に入っている時にそうした錯覚に陥りがちだ。まるで、世界のほうが私に追いついていないだけだ、とさえ思えてくる。
他の人にどう思われても構わない、そもそも彼らとは住んでいる世界が違うのだから、と強気モードの私。
でも、本当にスゴイ人たちをみると、自分が何者でもない現実に引き戻される。
あの高揚感はどこへ行ったのだろう―
一瞬でも、勘違いしていた自分が恥ずかしい。
次は、弱気の虫の登場だ。
1日15分でも英語のイディオムの習得をしよう、と決めたのに今日もスキップしてしまった。
なぜ自分は勉強となると継続できないのだろうか。
何をやっても中途半端な私は「ダメな人間だ」と落ち込む。
そして、何かがうまくいかなくなると、怖くて次に進めない。
強気の私、弱気の私、どちらもきっと、本当の私だ。
強気は、まだ見ぬ未来を信じる力で、弱気は、自分を現実に引き戻すための自己防衛的な力なのかもしれない。
弱気だけだと前に進めないし、強気だけだと傷つくことになるだろう。
大きな夢と現実のはざまで、強気と弱気は今日もせめぎ合う。
そのどちらも抱えたまま、私はどこに向かっているのだろうか。
