業務用脱毛機の選び方|美容機器メーカーが失敗しない7つのポイントを解説
こんにちは。株式会社JENIMO代表の西田大樹です。
私たちは、業務用脱毛機や光美容機器、総合美容機器の企画・販売・レンタル・導入支援を行っている業務用美容機器メーカーです。
日頃から、サロン開業を検討されている方や、脱毛機の買い替えを検討されているサロンオーナー様より、機種選びや費用、施術方法、導入後の運用について多くのご相談をいただいています。
業務用脱毛機を選ぶ際は、本体価格だけでなく、脱毛方式、出力性能、冷却性能、対応できるメニュー、ランニングコスト、保証、導入後のサポートまで確認することが重要です。
どれだけ高性能な機器でも、サロンの客層や提供したいメニュー、運営体制に合っていなければ、導入後に十分活用できない可能性があります。
実際にご相談を受ける中でも、
「出力が高い機械を選んだ方がよいですか?」
「IPL方式とSHR方式の違いが分かりません」
「本体価格以外に、どのような費用がかかりますか?」
「脱毛だけでなく光フェイシャルにも対応できますか?」
といったご質問を多くいただきます。
本記事では、業務用脱毛機の導入や買い替えを検討している方に向けて、失敗しないために確認したい7つのポイントを美容機器メーカーの視点から解説します。
この記事で分かること
業務用脱毛機を選ぶ際の比較ポイント
IPL方式とSHR方式の違い
出力性能を確認する際のポイント
冷却性能が重要な理由
導入後に発生するランニングコスト
保証や修理体制の確認方法
サロンの業態に合った機種の選び方
業務用脱毛機とは?
業務用脱毛機とは、エステサロン、美容室、セルフ脱毛サロンなどで使用される、光を照射してムダ毛にアプローチする美容機器です。
機器によって、搭載されている脱毛方式、出力性能、冷却性能、照射スピード、付属機能などが異なります。
脱毛に特化した機器だけでなく、光フェイシャルなど複数の美容メニューに対応した複合機もあります。
業務用脱毛機を選ぶ際は、単純に価格を比較するのではなく、どのようなお客様に、どのようなメニューを提供したいのかを明確にしたうえで選ぶことが重要です。
業務用脱毛機選びで失敗しない7つのポイント
1.サロンに合った脱毛方式を選ぶ
業務用脱毛機を比較する際は、最初に搭載されている脱毛方式を確認しましょう。
代表的な脱毛方式として、IPL方式とSHR方式があります。
比較項目IPL方式SHR方式照射方法単発照射が中心連続照射が中心主な特徴毛の色素に反応する光を照射比較的低いエネルギーを連続して照射得意な毛質太く濃い毛に向いている傾向幅広い毛質に対応しやすい傾向施術方法部位ごとに丁寧に照射ハンドピースを滑らせながら照射施術スピード照射方法によって異なる広い部位を施術しやすい
IPL方式とSHR方式のどちらか一方が、すべてのサロンに適しているわけではありません。
例えば、男性のヒゲやVIOなど、比較的太く濃い毛への施術を重視する場合と、女性の全身脱毛や産毛まで幅広く対応したい場合では、必要な機能が異なります。
幅広い毛質や部位に対応したい場合は、IPL方式とSHR方式の両方を搭載した機器も選択肢になります。
大切なのは、方式の名称だけで判断するのではなく、次の点を確認することです。
どのような毛質に対応しやすいか
どの部位への施術を想定しているか
単発照射と連続照射を使い分けられるか
施術時間を短縮しやすいか
スタッフが操作しやすいか
サロンの客層やメニューに合った脱毛方式を選びましょう。
2.出力性能と安定性を確認する
業務用脱毛機を選ぶうえで、出力性能は重要な比較項目の一つです。
十分な出力性能を備えた機器は、太く濃い毛から幅広い毛質まで対応しやすく、施術メニューの幅を広げることにつながります。
特に、男性のヒゲ、VIO、毛量の多い部位への施術を検討している場合は、出力性能をしっかり確認することが大切です。
機器を比較する際は、次の項目を確認しましょう。
機器本体の出力性能
連続照射時の出力の安定性
太く濃い毛への対応力
産毛や細い毛への対応
部位や毛質に合わせた設定のしやすさ
単発照射と連続照射の使い分け
照射スピード
冷却性能とのバランス
業務用脱毛機は、瞬間的に高い出力を出せるだけでなく、施術中に安定した状態を維持できることも重要です。
連続して照射した際に出力が不安定になると、施術時間や操作性にも影響する可能性があります。
そのため、カタログ上の数値だけでなく、実際の施術時に安定して使用できるかを確認しましょう。
オンラインデモや体験会が用意されている場合は、実際の照射スピードや操作性、部位ごとの使用感も確認することをおすすめします。
3.冷却性能と施術時の快適性を確認する
業務用脱毛機では、出力性能とあわせて冷却性能も重要です。
冷却性能が高い機器は、照射時の熱さや刺激を抑えやすく、お客様が快適に施術を受けられる環境づくりにつながります。
特に、男性のヒゲやVIOなど、高い出力を使用することが多い部位では、冷却性能が施術時の満足度を左右します。
機器を比較する際は、表示されている冷却温度だけでなく、次の項目も確認しましょう。
連続照射中も冷却が安定しているか
照射面全体が均一に冷えるか
長時間使用した場合も冷却力を維持できるか
照射開始後すぐに冷却されるか
ハンドピースが持ちやすく操作しやすいか
精製水や冷却水の管理方法
メンテナンス方法が分かりやすいか
冷却温度が低く表示されていても、使用時間や室温、連続照射の状態によって実際の冷却状態は変わります。
体験会やデモでは、照射直後だけでなく、ある程度連続して使用した際の冷却性能も確認しましょう。
出力性能と冷却性能の両方が安定している機器を選ぶことで、幅広い毛質や部位へ対応しやすくなります。
4.脱毛以外に対応できるメニューを確認する
業務用脱毛機には、脱毛だけでなく、光フェイシャルなどの美容メニューに対応した複合機もあります。
複合機を導入することで、脱毛を希望するお客様だけでなく、肌のお手入れを目的としたお客様にもメニューを提案しやすくなります。
また、脱毛コースが終了したお客様に光フェイシャルを案内することで、継続的な来店にもつなげやすくなります。
特に次のようなサロンでは、対応メニューの幅が機器選びの重要な基準になります。
個人サロン
自宅サロン
美容室への追加導入
フェイシャルサロン
整骨院や鍼灸院の美容メニュー
1台で複数のメニューを提供したいサロン
光フェイシャル対応機器を比較する場合は、「フェイシャル機能搭載」という表記だけでなく、付属するフィルターや対応できる施術メニューも確認しましょう。
機器によっては、フィルターを付け替えることで、照射する光の波長帯を変更できます。
対応できるメニューを確認する際は、次の点をチェックしましょう。
フィルターは標準付属か
追加購入が必要か
何種類のフィルターが使用できるか
フィルターの付け替えが簡単か
脱毛とフェイシャルを1台で使い分けられるか
メニュー別の施術方法が用意されているか
症例写真や販促素材が提供されるか
複数の機能を搭載した機器を選ぶことで、限られたスペースでもサロンメニューを広げやすくなります。
5.本体価格以外のランニングコストを確認する
業務用脱毛機の導入費用を比較するときは、本体価格だけで判断しないようにしましょう。
導入後には、次のような費用が発生する可能性があります。
費用項目確認する内容ランプ交換費用何ショットで交換が必要かハンドピース費用修理対応か、交換対応かジェル代施術時に必要か精製水・冷却水交換頻度と使用量修理費用保証期間終了後の料金送料修理品や代替機発送時の負担定期点検費用必須か任意かショット課金1ショットごとの課金があるかフィルター費用標準付属か追加購入か
特に確認しておきたいのが、ランプの保証ショット数と交換費用です。
同じ本体価格でも、ランプ交換費用や交換頻度によって、長期間使用した際の総コストは変わります。
また、「50万ショット」と記載されている場合でも、保証される照射回数なのか、交換の目安なのかはメーカーによって異なります。
導入前には、次の内容を具体的に確認しましょう。
ランプは何ショット保証か
ランプ交換費用はいくらか
ハンドピース全体を交換するのか
ランプ部分のみ交換できるのか
交換期間中に代替ハンドピースがあるか
送料はどちらが負担するのか
交換後の保証はあるか
本体価格だけではなく、3年から5年程度使用した場合の総費用を計算しておくと、機器を比較しやすくなります。
6.保証・修理・代替機の体制を確認する
業務用脱毛機は、サロンの売上を支える重要な設備です。
機器が使用できなくなると、予約変更や売上減少、お客様への連絡が必要になります。
そのため、保証と修理体制は導入前に必ず確認しておきたいポイントです。
確認したい項目は次のとおりです。
本体の保証期間
ハンドピースの保証範囲
消耗品として扱われる部品
修理の受付方法
国内で修理できるか
修理にかかる期間
修理期間中の代替機の有無
代替機や修理品の送料負担
保証終了後の修理費用
修理後の保証期間
ここで注意したいのは、「本体保証〇年」という表記だけでは、すべての部品が無償修理の対象になるとは限らないことです。
ランプやハンドピースなどは、消耗品として扱われる場合があります。
契約前に、保証対象になる部品と、有償交換になる部品を確認しましょう。
また、メーカーの所在地だけでなく、実際にどこで検査や修理が行われるのかも重要です。
国内に修理拠点がある場合は、海外へ送る必要がある機器と比べて、対応が進めやすい傾向があります。
さらに、修理中に代替機を用意してもらえるかどうかも確認しておきましょう。
代替機が用意されていれば、施術予約への影響を抑えやすくなります。
7.導入後のサポート内容を確認する
初めて美容機器を導入する場合、機械の性能と同じくらい重要なのが導入後のサポートです。
業務用脱毛機は、機器の電源を入れるだけで、すぐに適切な施術ができるものではありません。
施術者は、少なくとも次の内容を理解する必要があります。
機器の基本操作
肌質や毛質に合わせた設定
部位別の照射方法
単発照射と連続照射の使い分け
施術前後の注意点
ハンドピースの取り扱い
フィルターの使用方法
精製水や冷却水の管理
日常的なメンテナンス
トラブルが起きた際の対応
メーカーによっては、納品時に一度講習を行って終了する場合もあれば、導入後も専用窓口で相談できる場合もあります。
導入前には、次の点を確認しましょう。
納品時の操作講習があるか
オンラインでも講習を受けられるか
操作動画やマニュアルがあるか
導入後も相談できる窓口があるか
LINEや電話で質問できるか
スタッフが増えた際に再講習を受けられるか
メニュー設計や料金設定を相談できるか
集客や販促のサポートがあるか
症例写真やカウンセリング資料があるか
特に未経験から開業する方は、「講習があるか」だけでなく、導入後に分からないことが発生したとき、誰に、どのような方法で相談できるかまで確認することが大切です。
サロンの業態別|業務用脱毛機の選び方
個人サロン・自宅サロン
個人サロンや自宅サロンでは、機能の多さだけでなく、毎月の固定費と1人でも操作しやすいかどうかが重要です。
限られたスペースで運営する場合は、設置しやすい卓上型も選択肢になります。
脱毛と光フェイシャルの両方に対応できる機器であれば、1台でもメニューの幅を広げやすくなります。
個人サロンでは、次の項目を重視しましょう。
本体サイズ
操作の分かりやすさ
毎月の固定費
ランプ交換費用
脱毛以外の対応メニュー
導入後の相談窓口
故障時の代替機対応
美容室への追加導入
美容室では、既存のお客様に提案しやすいメニューがあるかがポイントです。
全身脱毛だけでなく、顔脱毛、うなじ、ヒゲ、光フェイシャルなど、美容室の既存メニューと組み合わせやすい機器が適しています。
また、複数のスタッフが使用する場合は、操作方法が分かりやすく、スタッフごとの技術差が出にくいことも重要です。
美容室への導入では、次の点を確認しましょう。
省スペースで設置できるか
顔脱毛やうなじ脱毛に対応できるか
光フェイシャルを提案できるか
操作画面が分かりやすいか
講習やマニュアルが充実しているか
既存顧客に案内する販促素材があるか
セルフ脱毛サロン
セルフ脱毛サロンでは、お客様自身が操作することを前提としたセルフモードの有無を確認する必要があります。
通常の施術者向け機器が、そのままセルフサロンでの運用に向いているとは限りません。
確認したいポイントは次のとおりです。
セルフモードを搭載しているか
操作画面が分かりやすいか
出力設定を制限できるか
誤操作を防ぐ設計になっているか
無人または省人運営に対応しやすいか
お客様向けの操作説明が用意されているか
トラブル発生時の連絡体制があるか
セルフ脱毛サロンを開業する場合は、機器の性能だけでなく、店舗全体の運営方法まで考えて選びましょう。
脱毛機の買い替え
脱毛機を買い替える場合は、現在使用している機器に対する不満を明確にすることから始めます。
よくある買い替え理由として、次のようなものがあります。
出力を高めたい
冷却性能を改善したい
施術時間を短縮したい
太く濃い毛への対応力を高めたい
産毛まで幅広く対応したい
光フェイシャルメニューを増やしたい
ランプ交換費用を見直したい
修理対応を早くしたい
導入後のサポートを充実させたい
現在の課題を整理することで、次に選ぶ機器に必要な性能や機能が分かりやすくなります。
買い替え前には、現在の機器と検討中の機器を同じ項目で比較しましょう。
業務用脱毛機を比較するためのチェックリスト
導入前には、次の項目をメーカーへ確認しましょう。
□ IPL・SHRなど、搭載されている脱毛方式
□ 対応できる毛質と施術部位
□ 機器本体の出力性能
□ 連続照射時の出力の安定性
□ 冷却性能と連続使用時の安定性
□ 光フェイシャルなど、脱毛以外の対応メニュー
□ 付属フィルターの種類
□ フィルターの追加購入費用
□ ランプの保証ショット数
□ ランプ交換費用
□ ハンドピースの交換費用
□ ジェルや精製水などの消耗品費用
□ 本体と消耗品の保証範囲
□ 国内の修理・検査体制
□ 修理中の代替機対応
□ 操作講習の内容
□ 導入後の相談窓口
□ 購入・レンタル・リースの契約条件
□ 最低契約期間や解約条件
□ 導入後3年から5年間の総費用
よくある質問
業務用脱毛機は出力が高い方がよいですか?
出力性能は、業務用脱毛機を比較するうえで重要な項目の一つです。
特に、太く濃い毛や男性のヒゲ、VIOなどへの施術を考えている場合は、十分な出力を備えた機器が選択肢になります。
最大出力だけでなく、連続照射時の安定性、冷却性能、毛質や部位に合わせた設定のしやすさも確認しましょう。
IPL方式とSHR方式はどちらがおすすめですか?
サロンの客層や施術する部位によって異なります。
太く濃い毛への施術を重視する場合と、全身や産毛まで幅広く対応したい場合では、適した照射方法が異なります。
幅広いお客様に対応したい場合は、IPL方式とSHR方式の両方を搭載した機器も選択肢になります。
出力が高い機器は刺激も強くなりますか?
施術時の体感は、出力だけでなく、冷却性能、照射方法、パルス幅などによって変わります。
高い出力性能と冷却性能を両立している機器であれば、施術時の快適性に配慮しながら幅広い毛質に対応しやすくなります。
実際の体感は機器によって異なるため、導入前にデモや体験を受けることをおすすめします。
卓上型とタワー型では、どちらを選ぶべきですか?
設置スペース、機能、ハンドピースの本数、提供したいメニューなどを基準に選びます。
個人サロンや美容室への追加導入では、卓上型が設置しやすい傾向があります。
複数スタッフでの稼働や、多機能性を重視する場合は、タワー型も選択肢になります。
購入とレンタルではどちらがおすすめですか?
長期間使用することが決まっている場合は、購入が適していることがあります。
一方、レンタルは初期費用を抑えやすく、開業直後や新メニューを試したい場合に検討しやすい方法です。
月額料金だけでなく、契約期間、解約条件、消耗品費用、修理費用まで含めて比較しましょう。
中古の業務用脱毛機でも問題ありませんか?
中古機器は導入費用を抑えられる一方で、使用履歴、ランプの残りショット数、保証、修理部品の供給状況が分かりにくい場合があります。
メーカーサポートを引き継げるか、名義変更費用が発生するかについても確認が必要です。
脱毛機のランプは何ショットで交換しますか?
機器やハンドピースによって異なります。
保証ショット数と交換目安が同じとは限らないため、何ショットまで保証されるのか、ランプ部分のみ交換できるのか、ハンドピース全体の交換が必要なのかを確認しましょう。
光フェイシャル対応機器を選ぶメリットは何ですか?
脱毛だけでなく、美容メニューを増やせることがメリットです。
脱毛コース終了後のお客様や、肌のお手入れを希望する既存顧客にも提案しやすくなり、継続来店や客単価の向上につながる可能性があります。
まとめ
業務用脱毛機を選ぶ際は、本体価格だけでなく、次の7つを総合的に比較することが重要です。
サロンに合った脱毛方式
出力性能と安定性
冷却性能と施術時の快適性
対応できる施術メニュー
導入後のランニングコスト
保証・修理・代替機の体制
導入後のサポート内容
特に、幅広い毛質や部位への施術を考えている場合は、出力性能と冷却性能の両方を確認することが大切です。
また、脱毛だけでなく光フェイシャルにも対応した機器であれば、1台で複数のメニューを提供しやすくなります。
美容機器は、導入して終わりではありません。
どのようなお客様に、どのようなメニューを提供したいのかを明確にしたうえで、サロンの運営方針に合った機器を選びましょう。
カタログだけでは判断しにくい場合は、オンラインデモや体験会を利用し、実際の操作性、出力、冷却性能、施術スピードを確認することをおすすめします。
株式会社JENIMOについて
株式会社JENIMOは、業務用脱毛機・光美容機器、総合美容機器の企画、販売、レンタル、導入支援を行う業務用美容機器メーカーです。
脱毛と光フェイシャルに対応した卓上型複合美容機器「ESSENT Premium」をはじめ、サロンの規模や提供したいメニューに合わせた美容機器をご提案しています。
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