【初心者必見】現役データサイエンティストが業務で本当に使ってるGeminiシークレットコード40選
こんにちは、都内IT企業でデータサイエンティストをしている28歳です。分析だけじゃなくて、資料作成もSQLも上司への説明資料もぜんぶGeminiに投げてる派です(笑)
最近「Geminiのシークレットコードって知ってる?」って後輩に聞かれて、「あ、そういえば自分でも合言葉みたいなプロンプトいくつも溜め込んでたな」と思って棚卸ししてみました。今回は海外のプロンプト集や国内の活用ブログも参考にしつつ、実際に自分が仕事で「これ便利」と感じたものを厳選して40個にまとめてみます。
先に大事なことを言っておくと、これから紹介するコードはGoogleの公式コマンドではありません。自分で「このワードを打ったらこう動いてほしい」って決めているだけの、いわば自作の合言葉です。だから多少表記を変えても動きますし、逆に一発で完璧に意図が伝わるわけでもないです。あくまで「毎回長文プロンプトを書く手間を減らすためのショートカット」として使ってください。
それでも、覚えておくと本当にラクになります。私自身、分析レポートも社内資料もこの合言葉たちに助けられまくってるので、良ければ最後まで見ていってください。
1. 文章の書き方・トーン調整系
「Geminiの文章、なんかAIっぽくて浮くんだよな…」ってときに使うグループです。私は社内チャットとお客様向けメールで使い分けるので、この辺は一番使用頻度高いです。
①:/research(調査の観点を整理する)
いきなり検索を始めると迷子になるタイプなので、まず調査の地図を作ってもらいます。分析テーマの背景調査や、新しい施策の下調べに使ってます。
/research
以下のテーマについて調査すべき観点を整理してください。
検索キーワード・確認ポイント・注意点に分けてください。
実在しない参考文献名やURLは作らず、調べる方向性だけ教えてください。
テーマ:
②:/compare(2つを比較する)
「A案とB案、結局どっちがいいの」を聞かれたときの下準備に。会議前に自分の頭を整理するのにも使ってます。
/compare
以下の2つを初心者にもわかりやすく比較してください。
共通点・違い・メリット・デメリットに分けてください。
最後にどちらがどんな場面に向いているか教えてください。
比較対象:
・
・
③:/human(AIくささを消す)
Geminiの文章って放っておくと「〜することができます」「〜と言えるでしょう」みたいな独特の言い回しになりがちなんですよね。それを人間っぽく自然な文章に直してもらいます。
/human
以下の文章から、AIっぽい機械的な言い回しや紋切り型の表現を取り除き、
自然な人間の文章として書き直してください。
文章:
④:/rewrite(またはpro:ビジネス文に整える)
社外向けメールや稟議書の前にかける、いわば「スーツに着替えさせる」コードです。
/rewrite
以下の文章を、ビジネスシーンで通用する丁寧で洗練された文章に書き直してください。
過度に硬すぎず、読みやすさも保ってください。
文章:
⑤:/fix(誤字脱字チェック)
コメント一切いらないので、直すだけ直して、というときに。
/fix
以下の文章の誤字脱字・文法・表記ゆれだけを修正してください。
修正理由の説明や感想は不要です。修正後の文章だけ出力してください。
文章:
⑥:/casual(カジュアルにする)
社内のSlackとか、後輩へのメッセージとか、砕きたいときに。
/casual
以下の文章を、親しみやすくフランクなトーンに書き直してください。
社内チャットで使う想定です。
文章:
⑦:WIIFY(読み手のメリットで語らせる)
“What's In It For You”の略。社内向けの企画提案とか、部署異動の説明とか、「で、私にとって何が嬉しいの?」を先回りしてもらうときに便利です。
WIIFY
以下の内容を、読み手にとってのメリットを軸に書き直してください。
「なぜこれがあなたにとって重要なのか」が伝わる構成にしてください。
内容:
⑧:/expand(文章を膨らませる)
一言メモを資料っぽい分量にしたいとき。
/expand
以下の一文を、具体例や背景情報を加えて詳しく展開してください。
文章:
⑨:/shorten(またはbriefly:とにかく削る)
逆に、資料が長すぎて怒られたときはこっち。
/shorten
以下の文章を、意味を変えずにできるだけ短く要約してください。
文章:
2. フォーマット・見た目整理系
分析結果をそのまま出されても読みにくいので、私はほぼ毎回このグループのどれかを添えてます。
⑩:/table(表にまとめる)
比較検討の資料や、上司への説明前の整理はほぼこれ一択。
/table
以下の内容を表に整理してください。
項目ごとに分かりやすく分けてください。
必要であれば最後に補足説明を加えてください。
内容:
⑪:TLDR(超要約)
長いレポートやニュースを1分で把握したいときに。
TLDR
以下の内容を2〜3文で要約してください。
内容:
⑫:LISTIFY(箇条書き化)
文章のままだと頭に入らないので、箇条書きに直させます。
LISTIFY
以下の内容を、読みやすい箇条書きに変換してください。
内容:
⑬:CHECKLIST(チェックリスト化)
リリース前の確認作業や、月次のルーティン業務の抜け漏れ防止に。
CHECKLIST
以下の内容を、実行できるチェックリスト形式に変換してください。
内容:
⑭:STEPS(手順化)
新人向けのマニュアル作成でめちゃくちゃ活躍してます。
STEPS
以下の内容を、正しい順序に沿った番号付き手順に整理してください。
内容:
⑮:/schema(構造化データにする)
分析用のダミーデータやJSON出力がほしいとき、エンジニアへの申し送り用に。
/schema
以下の内容をJSON形式(構造化データ)で出力してください。
内容:
3. 学習・理解を深める系
新しい分析手法やライブラリを勉強するとき、社内勉強会の資料作成のときによく使う系統です。
⑯:ELI5(5歳児にもわかるように)
“Explain Like I'm 5”。初めて触る概念を最短で理解したいときに。
ELI5
以下のテーマを、専門知識がなくても理解できるくらい簡単な言葉で説明してください。
テーマ:
⑰:ELI15(高校生にもわかるように)
ELI5だと簡単すぎるとき用の、ちょうどいい塩梅バージョン。
ELI15
以下のテーマを、高校生でも理解できるレベルで、具体例を交えて説明してください。
テーマ:
⑱:ELIPhD(またはdeep:専門家レベルで深掘り)
逆に手加減なしで、専門用語も使いながらガチで教えてほしいとき。論文を読む前の予習に使ってます。
ELIPhD
以下のテーマについて、専門家向けに技術的な詳細まで踏み込んで解説してください。
テーマ:
⑲:/analogies(例え話で説明)
「回帰分析と相関の違い」みたいな概念系は、身近な例えに落とし込んでもらうと一気に理解が進みます。
/analogies
以下の概念を、日常生活の身近な例えを使ってわかりやすく説明してください。
概念:
⑳:FEYNMAN(理解の穴を見つける)
自分が本当に理解できているかの確認に。人に説明できて初めて理解した、と言えるので。
FEYNMAN
以下のテーマについて、まず簡単に説明し、
説明の中で私の理解が浅くなりがちなポイントを指摘した上で、
そこをもう一段階深く噛み砕いて説明してください。
テーマ:
㉑:SOCRATIC(問いで気づかせる)
答えを渡されるより、自分で気づいたほうが身につくタイプの勉強法用。
SOCRATIC
以下のテーマについて、答えを直接教えるのではなく、
私が自分で答えにたどり着けるように、段階的な質問を投げかけてください。
テーマ:
㉒:/quiz(理解度チェック)
社内勉強会の後、自分の理解度を確認するために使います。
/quiz
以下の内容をもとに、理解度を確認する問題を5問作成してください。
選択式と記述式を混ぜて、解答と簡単な解説もつけてください。
内容:
4. 分析・思考の質を上げる系
データサイエンティスト的には、正直このグループが一番刺さります。ロジックの穴を自分だけで見つけるのは限界があるので、Geminiに「あえて反対してもらう」のは本当におすすめです。
㉓:DEVILSADVOCATE(あえて反論させる)
自分の分析方針や提案資料に、遠慮なく穴を指摘してもらいます。会議で突っ込まれる前にここで潰しておく感じです。
DEVILSADVOCATE
以下の私の考え・計画に対して、あえて反対の立場から
厳しく反論・指摘をしてください。感情に配慮せず論理面だけ突いてください。
内容:
㉔:SWOT(強み弱み機会脅威分析)
新しい施策やツール導入の検討時の型として。
SWOT
以下のテーマについて、強み・弱み・機会・脅威の4象限で分析してください。
テーマ:
㉕:PROSCONS(メリット・デメリット比較)
SWOTほど大げさじゃない、もっと軽い意思決定のときに。
PROSCONS
以下について、メリットとデメリットをバランスよく整理してください。
テーマ:
㉖:/step-by-step(思考過程を可視化)
統計処理やSQLのロジックを組むとき、いきなり答えを出されるとどこで間違ったかわからないので、必ず途中式や過程を見せてもらいます。
/step-by-step
以下の問題を、途中の思考過程・計算過程を省略せずに
順を追って説明しながら解いてください。
問題:
㉗:/eval-self(自己採点&書き直し)
一発回答をそのまま信用せず、Gemini自身にレビューさせて精度を上げます。
/eval-self
先ほどの回答を自分自身で厳しく採点してください。
弱点・抜け漏れを指摘した上で、改善版を出力してください。
㉘:/guardrail(NG事項を先に伝える)
「絵文字は使わないで」「専門用語は避けて」など、地味だけど効果絶大な制約指定です。
/guardrail
以下の指示に必ず従ってください:
・(例:絵文字を使わない)
・(例:300字以内にする)
このガードレールを守った上で、以下のタスクを実行してください。
タスク:
5. アイデア出し系
企画職じゃなくても、分析の切り口を増やしたいときや、資料のタイトル案を出したいときに重宝します。
㉙:IDEAS10(アイデア10本ノック)
会議で「何か案ない?」って振られたときの脳内の引き出しを一気に増やす用。
IDEAS10
以下のテーマについて、ユニークな視点や解決策を10個出してください。
テーマ:
㉚:HOOKS10(惹きつけるタイトル10本)
社内報告資料や勉強会資料のタイトル決めに。
HOOKS10
以下の内容について、思わず読みたくなるタイトル案を10個出してください。
内容:
㉛:ALT3(3パターン出させる)
1案だけだと不安なので、必ず3パターン比較してから選ぶようにしています。
ALT3
以下について、まったく異なる方向性の案を3パターン出してください。
内容:
㉜:SCAMPER(発想フレームワーク)
Substitute(代用)・Combine(結合)・Adapt(応用)・Modify(修正)・Put to another use(転用)・Eliminate(削減)・Reverse(逆転)の7視点で強制的に発想を広げるフレームワークです。行き詰まったときの最終手段。
SCAMPER
以下のテーマについて、SCAMPER(代用・結合・応用・修正・転用・削減・逆転)の
7つの視点からアイデアを出してください。
テーマ:
6. コーディング系
分析基盤のPythonスクリプトやSQL、たまにダッシュボード用のJSも書くので、この辺は日常的に使ってます。
㉝:DEV MODE(コードだけ出す)
「はい、こちらがコードです!」みたいな前置きが要らないとき。
DEV MODE
これ以降、説明文や前置きは一切不要です。コードのみを出力してください。
㉞:DEBUG(バグを見つけて直す)
エラーが出たコードを貼るだけで、原因特定から修正まで一気にやってもらいます。
DEBUG
以下のコードを確認し、エラーの原因を特定した上で、
修正後のコードと修正理由を説明してください。
コード:
㉟:EXPLAINCODE(コードを1行ずつ解説)
他の人が書いたコードを引き継いだときの理解に。
EXPLAINCODE
以下のコードについて、1行ずつ何をしているか解説してください。
コード:
㊱:REFACTOR(コードをきれいにする)
動くけど汚いコードを、動きは変えずに整えてもらいます。
REFACTOR
以下のコードの挙動を変えずに、読みやすく効率的な形にリファクタリングしてください。
コード:
㊲:/comment(コメントを付与)
チームに引き継ぐ前のドキュメント整備用。
/comment
以下のコードに、他の人が読んでもわかるように適切なコメントを追加してください。
コード:
7. 万能・組み合わせ系
最後は、上のコードたちを「掛け合わせて」使うためのメタ的なコードです。実はこれが一番実務で効いてます。
㊳:/act as [役職](ロールを設定する)
「シニアデータアナリストとして」「新人向け教育担当として」など、視点を固定すると回答の質がぐっと上がります。
/act as シニアデータアナリスト
上記の役割になりきった上で、以下について回答してください。
内容:
㊴:/autoprompt(最適なプロンプトを逆に作ってもらう)
「何をどう聞けばいいかわからない」ときに、そもそもの聞き方をGeminiに設計してもらいます。
/autoprompt
以下の目的を達成するために、Geminiに投げるべき最適なプロンプトを
作成してください。
目的:
㊵:モディファイアスタック(コードの掛け合わせ技)
これは番外編ですが、コードは1つずつじゃなくて組み合わせて使うのが一番強いです。例えばこんな感じ。
/act as シニアデータアナリスト + TLDR + /table + DEVILSADVOCATE
以下の分析結果について、上記すべての条件を満たした形で
レビューしてください。
分析結果:
こう書くと、「シニアデータアナリストとして」「まず要約して」「表にまとめて」「あえて厳しく反論する」を一発で全部やってくれます。1行で条件を積み上げていく感覚で、慣れると手放せなくなります。
おまけ:辞書機能にこうやって隠しコマンド登録してます
ここまで読んで「毎回このテンプレ打つの面倒じゃない?」って思った方、鋭いです。私は全部PCとスマホの単語登録(ユーザー辞書)機能に、短い読みで呼び出せるように登録しちゃってます。これをやると、Geminiの入力欄で読みを数文字打って変換するだけで、長いテンプレがそのまま出てくるので、実質「隠しコマンド」化できます。
登録のやり方(Windows/Mac/スマホ共通の流れ)
お使いのIME(Microsoft IME、Google日本語入力、macOSの日本語入力など)の「ユーザー辞書ツール」または「単語登録」画面を開く
Windows:タスクバーのIMEアイコンを右クリック→「単語の追加」
Mac:メニューバーの入力メニュー→「ユーザ辞書を編集…」
Google日本語入力:タスクトレイのアイコン→「プロパティ」→「単語登録」
スマホ(iPhone/Android):設定アプリの「ユーザー辞書」
「単語」欄に、登録したいプロンプトの全文をコピペ
「よみ」欄に、短くて誤変換しにくいひらがなを設定(記号や英単語は登録できないIMEが多いので注意)
品詞は「名詞」でだいたいOK
保存すれば完了。あとはGeminiの入力欄で「よみ」を打って変換キーを押すだけ
私が実際に登録している例
よみ登録している内容(対応コード)
にんげんか①/human(AIくささを消すテンプレ全文)
けいごか②/rewrite(ビジネス文に整えるテンプレ全文)
ひょうか③/table(表にまとめるテンプレ全文)
ようやくか④TLDR(超要約テンプレ全文)
てじゅんか⑤STEPS(手順化テンプレ全文)
はんろんか⑥DEVILSADVOCATE(あえて反論させるテンプレ全文)
でばぐか⑦DEBUG(バグ修正依頼テンプレ全文)
やくわりか⑧/act as(ロール設定テンプレ全文)
読みの語尾に「〜か」をつけて統一しているのは、変換候補が他の単語とかぶらないようにするための、私なりの工夫です。
「にんげん」だけだと普通の日本語と混ざって変換候補が埋もれてしまうので、あえて日常会話で使わない語尾を足しています。
地味に大事な注意点
IMEによっては登録できる文字数に上限があります(長すぎるテンプレは弾かれることがあるので、その場合は要点だけ登録して「テーマ:」以降は都度手入力にしています)
会社支給PCだとIME設定に制限がかかっている場合があるので、その場合は個人のスマホ側だけで運用するのもアリです
登録した単語はそのPC・アカウントにしか反映されないので、複数端末で使う場合は同じ内容を都度登録する必要があります(Google日本語入力は同期機能があるので便利です)
これをやっておくと、会議中にサッと分析結果を整形したいときとか、爆速でコード出力したいときに本当に助かります。
ぜひ試してみてください。
使うときの注意点
しつこいようですが、ここまでの40個はすべて私やいろんな人が独自に決めているプロンプトの型であって、Googleの公式コマンドではありません。コードだけ打っても意図は伝わらないので、必ず具体的な指示や本文とセットで使ってください。
あと、これは仕事柄よく言ってるんですが、Geminiの回答を鵜呑みにしないこと。特に数字・法律・お金・個人情報が絡む内容は、必ず自分の目で裏取りしてから資料や報告に使ってます。AIは下ごしらえまでやってくれる優秀なアシスタントだけど、最終チェックとハンコを押すのはいつも人間側、というのが私のスタンスです。
まとめ
というわけで、データサイエンティストの私が実際に業務で使い倒しているGeminiのシークレットコードを40個まとめてみました。全部覚える必要はないので、まずは気になったものを2〜3個だけメモして、明日の仕事でさっそく試してみてください。地味だけど、積み重なると本当に時短効果がすごいので。
それではまた、次のネタで会いましょう〜!
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