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「まだ無名だから本なんて出せない」と思っている人へ。実は電子書籍こそ“途中の人”が出すべき理由

「実績がない自分が本なんて出していいのだろうか」

電子書籍の出版相談を受けていると、本当に多くの人からこの言葉を聞きます。

「フォロワーも少ないですし……」
「有名人でもありません」
「もっと結果を出してからの方がいいですよね」

そんな不安を抱く気持ちはよく分かります。
なぜなら、多くの人が「本を出す人=すごい人」というイメージを持っているからです。

でも、私は約2年半にわたり電子書籍の編集プロデュースを行い、多くの著者とご一緒してきました。
その中に、インフルエンサーやタレント、政治家はほとんどいません。
むしろ、

「これから知名度を高めたい」
「自分の専門性を伝えたい」
「まだ道半ばだけれど経験を発信したい」

そんな人たちばかりでした。
そして私は、その人たちが電子書籍をきっかけに少しずつ認知を広げていく姿を何度も見てきました。

「何者かになったら出版する」は昔の常識になりつつある

かつては、

「本を出して有名になる」

という流れがありました。
しかし今の出版業界では事情が大きく変わっています。
紙の本は印刷し、流通させ、書店に並べなければなりません。

当然コストもかかります。
さらに大きな問題があります。
それが返品です。

本が売れなければ書店から出版社へ返品されます。
近年、この返品スピードは驚くほど速くなっています。
出版社は印刷費や流通コストを負担しているため、「売れる見込み」がなければ企画にゴーサインを出しにくくなっています。

つまり、

「本を出したい」

だけでは難しく、

「この人なら売れる」

という裏付けが求められる時代になっているのです。
その結果、知名度や実績のある人に出版機会が集中しやすくなっています。

電子書籍には返品がない

一方で電子書籍には返品がありません。
これは非常に大きな違いです。
紙の本が「売れる人を選ぶ仕組み」になりつつあるのに対し、電子書籍は「知名度を育てる仕組み」として機能します。

私は電子書籍を、

「完成形の人が出すもの」

ではなく、

「成長途中の人が活用するもの」

だと考えています。

なぜなら、人は必ずしも成功者だけの話を聞きたいわけではないからです。

読者は“同じ場所にいる人”の話を求めている

たとえばダイエット。
20キロ痩せた人の話も参考になります。
でも、
「今まさに5キロ減量に成功した人」
の話の方が現実味を感じることがあります。

起業も同じです。
年商100億円の経営者の話よりも、

「会社員から独立して1年目」

の人の経験談に勇気づけられることがあります。
なぜでしょうか。

自分との距離が近いからです。
読者は必ずしも頂点の景色だけを知りたいわけではありません。

むしろ、

「今の自分と同じ場所にいる人がどう壁を乗り越えたのか」

を知りたいのです。

だから、まだ目標の途中でも価値があります。
むしろ途中だからこそ届けられる言葉があります。

電子書籍は“出して終わり”ではなく“育てるもの”

電子書籍の最大の特徴はここにあります。
紙の本は発売日が勝負です。
しかし電子書籍は違います。

SNSで発信する。
講演で紹介する。
プロフィールに掲載する。
名刺に載せる。
YouTubeで紹介する。

そうやって少しずつ育てていくことができます。

実際、私がご一緒した著者の中には、
出版直後よりも数か月後、
半年後、
1年後の方が本を活用できている人も少なくありません。

電子書籍は単なる本ではありません。

あなたの考えや経験を24時間働き続けてくれる営業ツールであり、信用を積み上げる資産です。

「何かを成し遂げてから」ではなく「成し遂げるために出版する」

私は出版の順番を逆に考えています。
多くの人は、

「結果を出したら出版する」

と考えます。

でも実際は、

「結果を出すために出版する」

方が合理的ではないでしょうか。
本を書くことで考えが整理される。

専門家として認識される。
発信に軸ができる。
紹介されやすくなる。
信用が高まる。

こうした変化が積み重なり、結果として大きな成果につながっていくのです。

だから私は、
「まだ無名だから出版できない」
とは思いません。
むしろ逆です。
「まだ無名だからこそ出版する価値がある」
そう考えています。

もし今、

「自分にはまだ早い」

と思っているなら、一度考えてみてください。

あなたが今悩みながら進んでいるその経験は、同じ場所で立ち止まっている誰かにとって、すでに価値のある情報かもしれません。

そして、その一歩を記録し、届ける手段として、電子書籍ほど優れたものはないと私は思っています。

あなたは「何者かになったら出版しますか?」

それとも、
「何者かになるために出版しますか?」

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