【植物画・ボタニカルアート】モンテオレンジ~華やかなチューリップ
~趣味で植物の絵を描いています~
私が目指しているのはボタニカルアートです。
ボタニカルイラストレーションは植物学的な正確さを重んじ、図鑑や研究のための“記録”として描かれるのに対し、ボタニカルアートは光や色、季節の気配、空気の揺らぎといった“詩的な要素”を大切にしています。
モンテオレンジは華やかな八重咲チューリップ
チューリップといえば赤・白・黄色が思い浮かぶけれど、実際には紫やピンク、まだら模様、咲き方も一重から八重まで多彩で、世界中で長く育種が続けられてきた花です。
ここに描いた「モンテオレンジ(Monte Orange)」は、オランダで作出された八重咲きの系統。八重咲きチューリップは17世紀のチューリップ・バブルの頃から人気があり、「より豪華に」という願いが育種を支えてきました。
モンテオレンジは花弁が幾重にも重なるダブル咲きで、咲くほどにふくらみ、小さなバラのような姿になります。外側は濃いオレンジ、中心は明るい黄色へと移ろい、丸みのある花形と厚みのある花弁が特徴です。茎はしっかりして花を支えやすく、細めの葉が軽やかにカーブします。
“Monte” はイタリア語・スペイン語で「山」「丘」を意味し、夕陽に染まる丘の色を重ねて名付けられたとも言われています。
チューリップは幼い頃からのなじみの花で、クレヨンや色鉛筆でいくつも描いて遊んだものです。今回は少し大人っぽく華やかに描いてみました。

