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【応用編】形容詞なの?副詞なの?「above-mentioned」「so-called」の正体を探る

前回は、「形容詞と副詞の語順」に注目し、「the following sentence」と「the sentence below」の違いを学びました。
今回はその応用編として、コラムやエッセイ、ニュースなど時事英語でよく見かける、“形容詞風”表現――above-mentionedso-called などの特別な語に焦点をあててみました。


1. above-mentioned(上記の)
✅ 意味:
"above-mentioned" は「上で述べた、前述の」という意味で、形容詞として使われます。
✅ 使い方:
名詞の前に置いて、その名詞が「上で述べられていること」を示します。
✔ 正しい例:

  • Please refer to the above-mentioned article for more details.
     (詳しくは上記の記事を参照してください。)

  • The above-mentioned points will be discussed in the next meeting.
     (上記の点は次の会議で議論されます。)

❌ 間違いやすい使い方:

  • The article above-mentioned is useful. ← 不自然(英語としてはOKでもぎこちない)
     → The article mentioned above is useful. のほうが自然。

👉 語順に注意!
“above-mentioned” は1語の形容詞として扱い、名詞の前に置くのが自然です。
“mentioned above” は「過去分詞+副詞」なので、名詞の後ろに置かれます。


2. so-called(いわゆる〜)
✅ 意味:
"so-called" は「いわゆる」「世間でそう呼ばれているが、本当にそうかは疑わしい」といったニュアンスを含む形容詞です。
✅ 使い方:
名詞の前に置きます。ときに皮肉や疑いを込めて使われることがあります。
✔ 正しい例:

  • This is a so-called superfood.
     (これはいわゆるスーパーフードです。)

  • Many people trusted the so-called expert, but he turned out to be a fraud.
     (多くの人がその「いわゆる専門家」を信じていたが、実は詐欺師だった。)

  • The so-called freedom of speech is being misused.
     (いわゆる「言論の自由」が誤用されている。)

👉 ニュアンスに注意!
neutral に使うこともできますが、本当かどうかは怪しいという「皮肉・批判・距離感」を出すためにも使われる表現です。


3. その他の“特別な形容詞風表現”たち
⚙ よく使われる例:

よく使われる形容詞風表現

👉 上記はすべて 名詞の前で形容詞のように働く語・語句です。
中には副詞+過去分詞の組み合わせ(e.g. newly discovered)ですが、全体で形容詞句として扱われます。


✔ 文法ポイントまとめ


📝 プチ練習:この語順は正しい?
次の表現は自然な英語として正しい?それとも不自然?

  1. ❓ The mentioned above article was interesting.

  2. ❓ The above-mentioned article was interesting.

  3. ❓ He is a so-called hero.

  4. ❓ The well-known actor won the award.

  5. ❓ The newly discovered island was beautiful.

✅ 正解と解説は、また今度!


✍️ おわりに
「形容詞っぽいけど実は決まり文句になっている表現」や、「副詞+過去分詞」などは、英語学習者にとって語順の落とし穴になりがち。
でも、一度コツをつかめば、英語らしい表現力が一気にアップします。