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日本人の物語01403【アイヌ神話】ポイヤウンペ最後の戦い

主人公の道徳観念がなさ過ぎて驚きます。(古事記にもそういう点はありますが)

 さっそくメナシサムの里に入ったポイヤウンペは、老婆を一人殺した上で、その老婆に化けて敵の首領たちが集まる宴会へと潜入しました。何の罪もない老婆を殺すのもひどいですが、この変装の方法というのが「鼻水を顔に塗りたくる」というもので、そんなことで老婆の顔になれるのか甚だ疑問です。
 首領たちはポイヤウンペの変装には全く気付かず、噂話をしていました。
 やがて首領たちは、
「この場にはポイヤウンペに会ったことがある者もいるだろう。ひとつ、あいつの真似をやってみせろ」
と言い始め、皆が代わる代わるポイヤウンペの物真似をやり始めました。
 どれも下手な物真似ばかりで、見ていられなくなったポイヤウンペは
「では私もやってみましょう」
と言って、さっと老婆の装束を脱ぎ捨てて本来の姿となるや、名刀「クドネシリカ」の憑神たちの憑神たちが暴れ出し、青ざめた首領たちの喉を次々と掻き切っていきました。
 首領たちは最期に
「我らの背後にはアヅイサラの兄弟・姉妹がいる。彼らが来たらお前たちも生きてはいられないだろう」
と言い残して死にました。
 やがて東の方から暴風とともにアヅイサラの兄弟・姉妹がやって来ました。ポイヤウンペとアヅイサラの弟、オマンペシカ酋長とアヅイサラの兄がそれぞれ一騎討ちします。両者とも実力伯仲し、4人ともへとへとになって倒れてしまいました。
 そこに突然現れたのがラスボスのペシュヅル姫です。ペシュヅル姫はアヅイサラの兄弟をけしかけて戦わせた黒幕で、アヅイサラの姉妹は
「あなたのせいで我らの兄たちが死んでしまう」
と言ってペシュヅル姫に挑んでいきましたが、敗死します。やがてアヅイサラの兄弟も戦いの傷がもとで死に、ペシュヅル姫は手を叩いて喜びました。展開が早くてついて来れない人もいるでしょうが、『ユーカラ』がそんな具合なので仕方ありません。
 夫を死なせてなるものかと、ウマンペシカ姫がペシュヅル姫に網をかけて封印します。ペシュヅル姫が網から抜け出したところに、ポイヤウンペがその頭を打ち砕いて殺し、遂に最後の戦いが終わりました。大団円の中でこの神話は幕を閉じるのです。
 最後の戦いでは敵がみるみる入れ替わり、登場人物が多くて複雑です。突然登場する謎の「ペシュヅル姫」がラスボスというのも不思議ですが、ユーカラはこのエピソードを最後に据えて長大な物語をしめくくっています。

もう自分で書いていて何が何だか分からなくなりました。登場人物の動きが雑過ぎます。

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