日本人の物語00063【神代】神世七代
5柱の別天神が登場してすぐに消えた後、次に神世七代(かみよのななよ)と呼ばれる神たちが登場します。
・クニノトコタチ(国之常立)
・トヨクモノ(豊雲野)
・ウヒジニ(宇比地邇)とスヒチニ(須比智邇)
・ツノグイ(角杙)とイクグイ(活杙)
・オオトノジ(意富斗能地)とオオトノベ(大斗乃弁)
・オモダル(於母陀流)とアヤカシコネ(阿夜詞志古泥)
・イザナギ(伊耶那岐)とイザナミ(伊耶那美)
上の2つは独り神で、下の2つは男女の区別のある神のようです。どうやら男女の神は夫婦で一代と数えるようですね。
ここに来てようやくイザナギとイザナミが登場します。イザナギが男でイザナミが女です。
戦後経済史で「神武景気」「岩戸景気」「いざなぎ景気」というのがありますね。神武天皇以来の好景気、天の岩戸事件以来の好景気、イザナギ以来の好景気という意味です。
中学時代、先生が
「イザナギが古事記の最初に登場するので、イザナギ景気より大きな景気が来たら、もう付ける名前がない」
と言っていたのを覚えています。
しかしイザナギは古事記に登場する神の中では、16番目の神なのです。いざなぎ景気以上の好景気になったときには、「アメノミナカヌシ景気」と名づければ良いかもしれません。
さて、イザナギとイザナミは他の神々から
「下界の海を固めて国を作るように」
と命じられます。
どうやら神々のいる高天原とは別に下界が存在するようです。しかしその下界にはまだ海しかないようです。
2人(2柱というべきか)が「天の浮橋(あめのうきはし)」と呼ばれる橋の上から「天の沼矛(あめのぬぼこ)」を使って海をかき混ぜたところ、塩が固まって一つの島ができました。これがオノゴロ島です。
2人はオノゴロ島に降り立ち、そこで「天の御柱(あめのみはしら)」を建てます。どのくらいの高さなのか想像がつきませんが、高天原にいる神々と心を通じ合わせるために建てたとのことなので、(高天原が上空にあるのだとしたら)相当の高さでしょう。
ここで2人は「美斗能麻具波比(みとのまぐわい)」と呼ばれる行為によって次々と国を産んでいくことになります。
