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【優勝争い展望】「2025 J1リーグ 優勝ラインは勝ち点75?」

【優勝争い展望】

「2025 J1リーグ 優勝ラインは勝ち点75?」


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Ⅰ.「優勝ラインの設定」

「優勝ライン≧総試合数×2」の法則+α

表Ⅰ.歴代1位・2位クラブの勝ち点と総試合数(J1リーグ・2017シーズン以降)

 表Ⅰは、2ステージ制が廃止された2017シーズン以降の「歴代1位・2位クラブの勝ち点と総試合数」(J1リーグ)をまとめたものとなります。

 ここから「優勝クラブの勝ち点≧総試合数×2」(2024シーズン除く)「2位クラブの勝ち点<総試合数×2」(2017・2021シーズン除く)となっていることが読み取れます。
 なお、2021シーズンに関しては、優勝したフロンターレと2位マリノスの強さが際立っており、得失点差もフロンターレが「+53」(総得点81)、マリノスが「+47」(総得点82)と驚異的な数字を残しているため、ある意味、異常値と捉えて問題ないかと思います。

 以上の点から「優勝ライン≧総試合数×2」と考えることも出来ますが、「38試合制」のデータが少ない点、その「38試合制」のシーズンで例外が出ている点を踏まえ、「JAF Football Analysis Room」では「優勝ラインの設定」に関して以下の様な結論に至りました。

2025 J1リーグ 優勝ライン予想

表Ⅱ.2025 J1リーグ順位表(9月23日現在/31節終了)
※ 優勝の可能性だけで考えると半数以上のクラブが対象となってしまうため、「勝ち点」「得失点差」等のデータ(9月23日現在)を参考に、上位8クラブのみを抜粋

 表Ⅱの通り、31節終了時点で首位に立っている「アントラーズ」の勝ち点が「61」まで伸びており、「優勝ライン≧総試合数×2」の法則の値(62≧31×2)に肉薄しています。

 そのアントラーズが法則上の優勝ライン(76≧38×2)に達するためには、最低でも「残り7試合で勝ち点15」が必要であり、具体的には「5勝2敗」「4勝3分」以上の成績が求められることになります。
 また、2位ヴィッセルが法則上の優勝ライン(76≧38×2)に達するためには、最低でも「残り7試合で勝ち点19」が必要であり、具体的には「6勝1分」以上という「負けが許されない」厳しい条件となっています。
 更には微調整を加え、優勝ラインを「75」に引き下げた場合、2位ヴィッセルは「6勝1敗」以上、3位サンガ・4位レイソルは「6勝1分」以上の成績が必要となり、こちらも厳しい条件となっています。

 以上の点から、今シーズンの優勝想定ラインは、3位サンガ・4位レイソル(31節終了時点)が1敗した時点で脱落となってしまう「75ポイント」に設定したいと思います。

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Ⅱ.「上位8クラブ 日程の確認」

J1リーグ

表Ⅲ.上位8クラブ 今後の日程①
※ 黄色は「6ポイントゲーム」
表Ⅳ.上位8クラブ 今後の日程②
※ 黄色は「6ポイントゲーム」

 まず「6ポイントゲーム」に焦点を当てると、上位8クラブの中では下位グループの、フロンターレ・レッズが最多タイの4試合を残しており、この点は逆転優勝・ACLE出場権獲得に向け、希望の光と言えるかもしれません。 
 なお、残り6クラブは2~3試合となっており、数字に大きな開きはありません。

 また、最終節は、アントラーズ・サンフレッチェ以外は「6ポイントゲーム」アントラーズ・サンフレッチェは「残留争い中の可能性がある、マリノス・ベルマーレ」との対戦となっています。
 そのため、最終節を迎えるにあたっての優勝・残留争いの状況次第では、対象クラブの関係者にとっては息の詰まる、他クラブのファン・サポーターからすると、非常に興味深い組み合わせとなっているかもしれません。


J1リーグと天皇杯・ルヴァン杯・ACLE

表Ⅴ.ACLE参加クラブ 「J1リーグ」と「天皇杯・ルヴァン杯・ACLE」の日程
※ ルヴァン杯決勝:11/1(国立)
※ 天皇杯決勝:11/22(国立)

 「ACLE」参加クラブのヴィッセル・ゼルビア・サンフレッチェに関しては、表Ⅴの通り、相当にタイトな日程となっています。

 そして強豪クラブの宿命と言えるかもしれませんが、勝ち残っている「ルヴァン杯(サンフレッチェ)」「天皇杯(ヴィッセル・ゼルビア・サンフレッチェ)」の結果次第では、更に試合数が増えることとなります。
 特にサンフレッチェに関しては、リーグ戦のみのクラブと比較し、38節までに最大「9試合」多く試合をする可能性があるということで、そうなった場合、ターンオーバーを敷いたとしても、容易ではない日程と言えるかと思います。

 最もヴィッセル・サンフレッチェに関しては、厳しい日程を戦い抜いた経験のあるクラブでありますが、ゼルビアに関しては初めての経験ということで、リーグ戦への影響が気になるところ。

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Ⅲ.「優勝争い展望」(優勝最低条件)

※ 本章における「優勝最低条件」の基準は「優勝想定ライン勝ち点75」
※ 31節終了現在の展望

浦和レッズ

 優勝最低条件:「-」
 
残り7戦全勝しても「69ポイント」ということで、本記事における優勝想定ライン「75ポイント」には届かないレッズ。
 但し、想定ラインはあくまでも想定であり、決して落胆する必要はありませんが、31節終了時点での「勝ち点」「得失点差」や「直近5試合の成績」(1勝1分3敗)を見る限り、優勝に向けて厳しい立ち位置にあることは変わりありません。
 そのため「6ポイントゲーム」を残している「5位ゼルビア」「6位サンフレッチェ」「7位フロンターレ」を倒しての「5位」が現実的な目標と言えるか。
 なお、フロンターレとの直接対決はホーム開催の38節(最終節)となっており、この一戦に意味を持たせるためにも、そこまでに多くの勝ち点を積み重ねておきたいところ。


川崎フロンターレ

 優勝最低条件:「-」
 
残り7戦全勝しても「72ポイント」ということで、本記事における優勝想定ライン「75ポイント」には届かないフロンターレ。
 但し、2024シーズン優勝クラブ、ヴィッセルの勝ち点が「72ポイント」であったことを考えると、下を向くのはまだ早いと言え、まずは「7戦全勝での72ポイント」を目標としたいところ。
 直近5試合で「4勝1敗」と調子を上げて来ており、選手個人に焦点を当てても、伊藤・山本選手は圧巻と評して過言ではないプレーを披露しており、他の多くの選手もコンディションが良さそうであるため、全勝できるか否かは断言し兼ねますが、期待はできるチーム状態にあるという印象。
 まずは「32節vsレイソル」「33節vsサンガ」との6ポイントゲームが第一関門であり、ここを制し「J1リーグ」「ルヴァン杯」優勝に向けて勢いを加速させたいところ。


サンフレッチェ広島

 優勝最低条件:「-」
 
残り7戦全勝しても「73ポイント」ということで、本記事における優勝想定ライン「75ポイント」には届かないサンフレッチェ。
 想定ラインベースではなく、上位クラブとの比較で見てみても、数字上の可能性はあるものの、首位のアントラーズは「7戦4勝」で「73ポイント」ということで、優勝に向けて厳しい立場であることも確か。
 更にⅡ章で説明した通り、サンフレッチェは「J1リーグ」に加え「ルヴァン杯」「天皇杯」「ACLE」を戦っており、一般的に考えると、J1リーグのみのクラブと比較して、コンディション面で不利な状況にあると言えるか。 
 但し、この厳しい日程は裏返せば「複数のタイトルを狙える位置にいる」ということであり、2022シーズン(ルヴァン杯)以来のタイトル獲得だけは、確実に成し遂げたいところ。
 なお、ACLE(第1節)にて「トルガイ アルスラン選手」が長期離脱からの復帰を果たしており、無理は禁物であるものの、タイトル獲得に向け、心強いことは間違いなし。


FC町田ゼルビア

 優勝最低条件:「-」
 
残り7戦全勝しても「73ポイント」ということで、本記事における優勝想定ライン「75ポイント」には届かないゼルビア。
 31節終了現在「勝ち点」「得失点差」で6位サンフレッチェと並んでいる中、「得点総数」の差での5位ということで、サンフレッチェと同じく、優勝に向けて厳しい立場にあることは確か。
 更には夏場の8連勝から一転、直近4試合は「3分1敗」と急下降。その連勝の立役者のひとりである菊池選手が、怪我に因る長期離脱となってしまった中、初出場のACLEも始まっており、少し難しい時期を過ごしている印象。 
 ただ、黒田監督の下、ここまで何度も逆境を乗り越えて来たクラブであるため、ここから巻き返す可能性も十分。
 そして可能性という意味では、リーグ優勝より現実的な話となる「天皇杯」だけは是が非でも勝ち抜き、クラブ史上初のタイトル(J2リーグ除く)を掴み取りたいところ。


柏レイソル

 優勝最低条件:「7試合で勝ち点19」以上
 →「6勝1分」以上
 
残り7戦で「6勝1分」以上の成績を収めることが出来れば、本記事の優勝想定ライン「75ポイント」に達することとなるレイソル。
 直近5試合は、6ポイントゲームが3試合あった中での「2勝3分」。決して悪くはない成績であるものの、ここに来て、久保・小西・瀬川・渡井選手と離脱者が続出(渡井選手のみ、怪我のリリースあり)。
 その影響もあってか、直近3試合に限れば「3分」(1得点)
となっており、優勝に向けてギアを上げるためにも、まずは中断期間前の「32節vsフロンターレ」「33節vsマリノス」を連勝で駆け抜けたいところ。
 そして、中断期間中の「ルヴァン杯準決勝」を制すことが出来れば、クラブ史上初の「シーズン二冠」も見えて来ることとなるか。


京都サンガF.C.

 優勝最低条件:「7試合で勝ち点19」以上
 →「6勝1分」以上
 
残り7戦で「6勝1分」以上の成績を収めることが出来れば、本記事の優勝想定ライン「75ポイント」に達することとなるサンガ。
 「得失点差」では、リーグトップの「21」を記録しており、この点は優勝に向けて、アドバンテージであること間違いなし。
 強度の高いスタイルを貫きながら、暑さのピークを迎える8月にも4連勝を飾っており、このまま駆け抜けるかと思いきや、9月入ると一転「2分1敗」とペースダウン。
 
最もその「2分」は、サンフレッチェ・ゼルビアが相手であったことを考えると、悪くはない結果とも言えるか。
 日程的には、リーグ戦のみに集中できる中、「1位アントラーズ」「2位ヴィッセル」との6ポイントゲームも残しており、逆転優勝へ向け、後はサンガ次第とも言える、悪くない状況。
 選手個人に焦点を当てると、個人的に高い評価をさせて頂いている「ジョアン ペドロ選手」が復帰を果たした今、あとは「マルコ トゥーリオ選手」の存在が、優勝に向けてのラストピースとなるか。


ヴィッセル神戸

 優勝最低条件:「7試合で勝ち点18」以上
 →「6勝1敗」以上
 
残り7戦で「6勝1敗」以上の成績を収めることが出来れば、本記事の優勝想定ライン「75ポイント」に達することとなるヴィッセル。
 直近5試合は「3勝2分」(7得点1失点)と結果が出ており、その中で大迫・武藤・宮代選手に久々のゴールが生まれるなど、上昇気流に乗っている印象。
 
日程的には「J1リーグ」に加え「ACLE」「天皇杯」も戦っているため、タイトであることは間違いないものの、これは「二冠」(J1リーグ・天皇杯)を達成した昨シーズンと同様であり、余計な心配は無用か。
 
また「1位アントラーズ」「3位サンガ」との6ポイントゲームを残しており、優勝に向け、まずは「34節vsアントラーズ」での「勝ち点3獲得」はマスト事項。
 
なお「最終節vsサンガ」はアウェーゲームとなるため、ヴィッセルとしては、そこまでに優勝を決めておきたいところか。


鹿島アントラーズ

 優勝最低条件:「7試合で勝ち点14」以上
 →「4勝2分1敗」以上
 
残り7戦で「4勝2分1敗」以上の成績を収めることが出来れば、本記事の優勝想定ライン「75ポイント」に達することとなるアントラーズ。
 更には「得失点差」でも、リーグトップのサンガ(21)に次ぐ「20」と悪くない数字を残しており、率直に言って、優勝に向け、圧倒的に有利な立場にいることは間違いありません。
 また、31節終了現在「8戦負けなし」(6勝2分/3連勝中)と好調をキープしており、内容は決して宜しくなかった「30節vsレッズ」でも「勝ち点3」を掴み取るなど、勝負強さも健在。
 日程的にも、リーグ戦のみに集中・注力できる中、「2位ヴィッセル」「3位サンガ」との6ポイントゲームを残しており、ここを制することが出来れば、優勝を一気に手繰り寄せることとなるか。
 強いて不安材料を挙げれば、ラスト3節は「残留争い中」のクラブとの対戦が続く可能性があり、そうなった場合「やり難さ」はあるかと思われます。

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 【優勝争い展望】「2025 J1リーグ 優勝ラインは勝ち点75?」は以上となります。
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