JAEAの先輩職員をご紹介!(技術職)
弘中 浩太
原子力人材育成・核不拡散・核セキュリティ総合支援センター 技術開発推進室
2020年11月中途採用。現所属に配属され、核不拡散・核セキュリティ強化に寄与する技術開発に従事。2023年7月から2025年7月までJAEAを休職し、国際原子力機関(IAEA)原子力安全・核セキュリティ局 核セキュリティ部にて、国際ネットワークの取り纏め、IAEA加盟国に対する人材育成支援を担当。2025年8月JAEAへ復職して現職。
入社の決め手は、世界最前線との距離感
JAEAのミッションは“原子力科学技術を通じて、人類社会の福祉と繁栄に貢献する”こと。私は、その志と未知の領域を切り拓く業務内容に魅力を感じ、入社を決意しました。
所属する原子力人材育成・核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)では、核不拡散・核セキュリティ分野の最前線に直接関わることができます。日々、第一線で活躍する方々と肩を並べて働く中で、「世界の原子力平和利用のために日本は何をすべきか」「そのために今の自分に何ができるか」を考えることが、私の仕事の原動力になっています。

原子力の平和利用を支える技術開発
私は現在、核不拡散・核セキュリティの強化につながる技術開発を担当しています。原子力の平和利用のためには、核・放射性物質の不法移転や悪用を防がなければなりません。そのためには、物質の有無や移動を検知し、その量を測定する技術が不可欠です。発電だけでなく、医療・農業・工業など世界中で原子力の活用が広がり、新しい利用法も開拓される中、迅速かつ正確な検知・測定技術の向上は喫緊の課題です。私はその一環として、外部中性子源を使い、核物質を非破壊で分析する新手法の開発に取り組んでいます。JAEAには世界最先端の研究施設と豊富なノウハウがあります。その環境に見合う成果を出すため、日々全力を尽くしています。

専門は入社後に作ればいい
学生の方と話していてよく感じるのは、「学生時代の専門に縛られすぎている」ということです。数年間学んだことは確かに大切ですが、それで将来の選択肢に自ら制限をかける必要はありません。就職は新しいことに挑戦するチャンスです。「JAEAに興味はあるけれど、自分の専門が合っているか分からない」という方は、迷わず挑戦してほしいと思います。

予測困難な時代を柔軟に生き抜くために
学生時代は、仕事以外の仲間を作る絶好の機会でもあります。将来活躍したいと考えている分野は違っても、尊敬できる仲間がいれば、社会に出た後も良い刺激を与え合えるでしょう。
また、以下は学生時代の自分に言いたいことですが、大学の一般教養科目は将来の人生を豊かにする可能性の宝庫です。卒業単位のためだけに履修するのはもったいない。先人の叡智に多く触れる絶好の機会を逃す手はありません。履修はせずとも聴講で十分でしょう。視野を広げていきましょう。
最後に
原子力科学技術を通じて、人類社会の福祉と繁栄に貢献する――皆さんとその志を共有して働ける日を、心から楽しみにしています。
